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【読書メモ】熱源(川越宗一/文春文庫)(2023-No.5)

「熱源」(川越宗一/文春文庫)

第162回直木賞受賞作品。
明治維新後から太平洋戦争にかけての、樺太(サハリン)のアイヌの物語。ロシアと日本という「国家」に土地を奪われるアイヌ。そこに、樺太に暮らす和人、ロシア人、ポーランド生まれの民族学者。史実に基づく物語だが、タイトルの通り、ここで描かれているのは「熱源」だった。国家とか土地とか、摂理はいろいろあるけど、結局のところ「人である」と。


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