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【読書メモ】笑いの哲学(木村覚/講談社選書メチエ)(2023-No.39)

笑いの哲学(木村覚/講談社選書メチエ)

興味があるの参加が叶っていない勉強会の題材になっていた一冊。
「お笑い」に興味のない私がたまに遭遇することに、「CMにお笑い芸人が起用されていても知らないから意味が全くわからない」というのがあります。機会があってM-1(弟が録画してた)を観た際に、「これって、壮大な内輪ウケの世界だなぁ」と思いました。前提となる共通認識がないと笑えない。どうやら収録の場にいる人たちには、その共通認識があるのでおもしろいらしいのですが、私には笑えるポイントが一箇所もありませんでした。ひと昔前とは違ってメディアも価値観も多様な世界では、その共通認識を持つのがむずかしいよねぇ・・・そりゃあTVはオワコンって言われるわ・・・っていうような、お笑いに対して感じてたことの背景を説明していただいた一冊でした。おもしろく読めるし、納得できることばっかりでした。


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