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ファンクラブのDX化

●初めに

みなさん、こんにちは。
アクセルエンターメディアnote編集部のshogoです!以前にSNSのアカウント運用に関して書かせていただきました!
そして、今回は趣向を変えて対談形式でこのnoteをお送りしたいと思います✨
その気になる第1弾目の対談者は、以前ファンクラブのDX化について書いていただいたマッシーさんとファンクラブのディレクターをしているTOMOさんです!
それでは早速どうぞ!

●Zoho Analyticsを導入することに関して

マッシー 「まずはZoho Analytics(以下Zoho)を導入するに際して、導入した目的を教えてほしいです。」

TOMO 「元々クライアントに提出していた月次レポートは、パワーポイントやエクセルを使用しすべて手作業で作成していました。
サイトの会員データベースから抽出きたものとGoogle AnalyticsのPVなどのデータを抽出してきて、全て手動で毎月更新して1年間でどういう動きがあったかというのを大まかに見れるような資料として提出するという形でおこなっていまして・・。」

マッシー 「なるほど。そこの工数をを減らす目的でZohoを導入したという形ですか?」

TOMO 「そうなります。レポートに落とす前のデータ抽出もシステム担当に頼んでいた部分や、管理画面から1つずつ数字を拾っていくという、結構工数がかかるような作り方をしていました。
そのため、資料を作る時間に追われて、データを元にどういう風に数字が動いていて具体的にどういう施策をしていくべきなのかという分析部分の時間確保が難しく、Zohoでデータ抽出からグラフ化までを自動化して工数削減をしつつ、この分析にしっかり時間をかけるというのがZohoに移行した目的ですね。」


●Zoho導入で苦労したこと

マッシー 「そもそもZohoって社内のプロジェクトで知ったと思うんだけど、導入過程でこういう所苦労したなとか、もう結構前のことだと思うけど、答えられる範囲で教えてください。」

TOMO 「アクセルエンターメディアのサイトってオープン時期やサービス内容によってシステムをいくつか使い分けていて、それぞれのサイトでデータ構造が少しずつ違ってきているんですよね。
それが理由で全社的にマーケティング目標を明確に設定していなかったので、統一した指標を作るという部分は導入にあたってハードルだったのかなという気はします。」

マッシー 「そうだねなんかビジネスモデル的に元々そんなにそこ必要じゃなかったっていうのが、一番かなと思うんだけどね。
例えばちゃんとマーケティングして、成果を見ないといけない会社だと絶対そこを見るようにするし、ファンクラブの場合はそういう観点での分析を求められなかったという背景もあるよね。」

TOMO 「そうですね。ファンクラブ自体がアーティストの人気に依存しているというか、どうしてもそこがメインになってきてしまう部分はありますよね。
元々、数字を重要視されてる事務所さんも少なかったかなとは思います。
コロナ禍になり、デスクの方々ないしマネジメントの方々も、恐らく今までよりも少し机の前にいる時間ができたかなと推測されるタイミングで、改めて分析データが欲しいですという相談をいただいたクライアントが多くいらっしゃいました。
その時にちょうどZohoの話がでてきた覚えがあります。」

●Zohoを通じたファンクラブデータ分析の今後

TOMO 「サイト自体がどういう状況にあるのかっていうところも、恐らくですがそこまで重要視しているクライアントは少なかったように思います。
コロナ直後から、他アーティストに比べてうちはどうですか?のような問い合わせをいただくことが増えましたね。」

マッシー 「そうだね、もしかするとデータを知見としてクライアントとかにもっと情報提供できたほうがいいのかもね。」

TOMO 「もちろんお預かりしている情報をご共有できないので、難しいですが全体の傾向として提供できる部分があれば良いですよね。アフターコロナでの対応など不安な部分を払拭できるようなお手伝いできるといいかなと思います。」

マッシー 「平均的なパーセンテージだったり、傾向値や推移のグラフとかでね。ファンクラブで、支払い方法によって会員減少率に違いが出た事例はあったよね。」

TOMO 「解約しやすい決済方法というのはありますよね。」

マッシー 「支払いの見直しをしていくと明細にダイレクトに出るから、だとは思うけど。
だから手数料が安い決済方法を増やそうとかそういう方針が一概に良いとは言えないなというか、それぞれの決済のLTVを見たときに何かどっちがいいんだっけみたいなことはちょっと、目先のパーセンテージだけじゃないなとは感じたな。」

●Zoho導入後、どう変わったか

マッシー 「元々課題だったレポートすることが目的だったのが、どういう分析して、次のアクションに繋げるかという部分ができるようになったわけだよね。
その中で何か実際の事例とかでもいいし、なんとなくの所感でもいいけど導入前後でどうなったか教えてほしいな。」

TOMO 「Zohoの良いところは、データ更新していけばグラフないし数字が自動反映されていく部分かなと思います。BIツールはすべてなのかもしれないですが、一定の指標を設けて作成したダッシュボードが自動で更新されていくのでクライアントとお話する際にも、定点観測がしやすくなったかなと。
増減のパーセンテージとかも自動で計算するように入れておくと、ひとつずつ計算しなくてもグラフィカルに表示してくれて助かってますね。」

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マッシー 「うん。」

TOMO 「(実際のZOHOダッシュボードを見せながら)例えば、新規会員数は今月と先月比で○○%増加していますね(赤い矢印でUP↑の表記、隣にパーセンテージが表示される)とか、PV数なども棒グラフのX軸に月平均値が点線で表示されていて、この線よりもだいぶ多くなっていますね、というようなお話がZOHOのダッシュボードをお見せしながらだとしやすいなと思っています。
例えば1月と12月を比較して、12月の方が企画がたくさん行われていたはずなのに、1月が10%PVが伸びてる要因なんだろう?というようなお話がスムーズにできます。
会員数の増減だと、プレゼントもの企画でどうしてもそのタイミングで登録して解約されてしまう方が多い、とかそういう理由になってしまうとは思いますが・・。」

第5弾note用差し込み画像(トリミング)

※グラフのサンプルイメージなので、実数値はフィルターをかけております。

マッシー 「それは面白いね。分かりやすい。
それこそ仮説立てて実際に深堀って、例えばさっきの決済方法の話を掛け合わせその時期に退会している決済手段を見てみるとかね。」

TOMO 「そうですね。その時に12月度で増えていた課金がどの軸なのかという部分も、あわせて分析することで退会抑止への対策もできるかもしれないですね。」


●最後に

皆さん、対談形式のnoteはいかがでしたでしょうか。
ここで伝えたいこととしてはデータを扱うにも導入前後でどう変わったか、先方はどう捉えるのか考えていくのがポイントになると個人的に考えております。
この対談が少しでも皆さんのプラスになれば幸いです!
それでは次のnoteもお楽しみに✋