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佐賀市がオスプレイ受け入れへ転向した模様


 事態は急激に動き出しているようだ。陸上自衛隊の輸送機である、V22(オスプレイ)17機を佐賀空港に配備する計画について、地元佐賀市の坂井英隆市長は27日、計画を容認する考えを井野副防衛相へ伝えた。

 佐賀県の山口祥義知事は既に容認を表明しており、これによって、行政+賛成派と、地元漁協を中心とした、反対派と言う対決構図が確定した形になる。地元では未だ懸念も根強い。

 防衛省は計画地の用地取得を目指している。だが買収に応じない反対派も一定数おり、『オスプレイ反対住民の会』会長は「ノリ漁を続ける人はほとんどが反対だと思う。これ以上、海を汚されないために、土地は絶対売らない」と話している。これを見れば、権力と反対派漁民の闘いが起きている事が分かる。まさに軍事空港粉砕の闘いが佐賀でも巻き起ころうとしていると言えるだろう。

 千葉県内においても、2020年の7月より暫定配備されたV22オスプレイとそれに伴う抗議行動が継続して行われて来た。地元木更津や県内の各団体が木更津で声を上げ、現在でもいくつかが残っている。木更津における騒音問題は根強い批判がある。

 佐賀空港のそれは三里塚闘争の再来であるし、また再来としなければならないだろう。最初から開港していると言う大きな違いはあるが、行政・国家権力とそれに抱きかかえられた人間達対反対派と言う構図は、まさに三里塚闘争だ。労農連帯ならぬ、労漁連帯の道すらある。

 もっとも、立ち向かう為には木更津のような広範な左派共闘も必要だろう。それは九州の左翼の使命となるが、地元でも福岡からでも佐賀に出向いてしまえば良い。天神から佐賀空港まで2時間くらいは掛かるだろうが、少なくとも木更津から佐賀へ行くのに比べれば、ずっと近い。(中井)


1面


2面

【県反戦 サミット粉砕を決意】

 我々は、来る5月の広島サミットを断固粉砕で闘い抜く事を、ここにはっきりと宣言する。


 千葉県反戦青年委員会再建以降、我々は一貫してその名称通りの反戦活動を行って来た。これは2022年2月24日に開始されたロシアとウクライナの戦争に伴うものだったが、再建の過程で我々は、種々の闘争に身を投じて来た。それもひとえに、我々が最も阻止しなければならない事は戦争を止める事であり、戦争への糸口となるものは様々な形をもって存在しているからだ。

 今年のサミットは、日本の軍国化を推し進める会議となる事は疑いようが無い。先進主要国会議としながらもロシアを排除し、ウクライナを呼んだ。G7サミットとは、その内実は旧西側サミットなのだ。旧枢軸国と旧連合国の比率バランスがある程度取れているに過ぎない所詮は支配階級による、帝国主義諸国の定期大会だ。

 サミットは戦争サミットとなろうとしている。断固粉砕しなければならない。(無署名)

【反戦新聞 第13号】

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