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かる~い

じめじめした上に暑くなってくる季節ですね。そこらで紫陽花が勝ち誇った顔をして咲き乱れている。綺麗だから憎い。


かる~い鬱になってしまって大体一ヶ月くらい経とうとしている、というかもう経っていることに気がついて、noteでも書くかあという気持ちになった。

事の顛末を書くと、まず四月下旬に「それ」を発症した私は悩み、自室でひと暴れしていた。これはいかんと初めて精神科なるものに電話をかけ、二週間後に予約を取り付けた。近くの精神科の評判は揃いも揃って地を這っていたので、なんのこのと私も這って6.7駅向こうにある医院に向かった。

私がそこの問診票に書いた症状は大体、「気分が常に憂鬱である・不安だ・気持ちの切り替えができない・夜寝付けない・体が重い」だとかそういうことであった。


さて、私と対面した先生は想像していたよりも若く、きびきびとしていた。精神科の先生というのはみな、よぽよぽした感じで柔和な人だという勝手な思い込みがあったから驚いた。だからといって嫌な印象はなく、むしろ正確な判断を下してくれる医師そのものが具現化されたようであり、安心感を抱いた。彼は「まず夜眠れるようにしましょう」と言って、一種類の薬を出してくれた。


私はその時、どうしても何にも縛られたくないという気持ちが強く、「掛け持ちしているバイトを両方休みたい」と思っていた。先生にそのことを打ち明けると、別に診断書の提出はバイトには必要ないから、普通に伝えるといいよ、と言われた。私は信じられず、薬剤師さんにも恥を忍んで尋ねたりしたところ、同じ返答が返ってきた。そういうものらしい、と勇気づけられた私は後日電話をした。しかし両方ともその際に責任者がおらず、しかし早く伝えなければ出勤日が迫っているのだ、と慌てて両方にメールを送り、片方から電話がかかってきて母親に泣きつき、代理で連絡を取ってもらい己の情けなさに号泣する、ということをする羽目になった。書いてみると怒涛である。


そんなこんなで今は大学の講義と課題をこなす以外の予定がなく、ぷらついている状態にある。非常に気持ちがいい。バイトが原因かと思われるほどの解放感。だがバイトでいじめられていたワケでもないのだから、不思議だ。人付き合いをしたくないと拒否しただけなのだ。つまりこれは人付き合いに疲れた心が悲鳴を上げた、ということだったのだろうか。

だが、このまま大学卒業までぷらつくわけにもいかない。バイト代がないと旅行をする余裕がないのだ。ああ困った。プチ旅行もできないとなったらそれはそれで別の要因として鬱になってしまう。


というわけで、今度鎌倉にでも行こうと思う。自粛?している。一人旅だから何ら問題ない。はずだ。県内だし。それでは。


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