関ジャニ∞のドリアイ配信を終えて〜大勢の誰かにとっての何者かになるということ②〜
こんばんは。
※この記事はこちらの記事の続きです。
▶︎時間がない人はここで復習
2020/8/8、関ジャニ∞のJohnny's DREAM IsLAND 2020→2025 〜大好きなこの街から〜の配信(簡単に言うと、ライブ配信です)を見終えて、興奮が冷めないうちにnoteを書きました。
最高で最強の関ジャニ∞のLIVEなので、当たり前にめちゃくちゃ楽しかったのですが、何が楽しかったのかをここで言語化させてください。
そして、あわよくばそれを誰かがビジネスに転用できたらもっとハッピー!おたくじゃない方にも出来るだけわかりやすく書きます。(※あくまで一個人の意見であることをご了承ください。そして、公演後のおたくは語彙力を失いがちなので頑張ります。)
今日は、主にセトリ(セットリスト:歌う曲目や順序)の話をします。
▶︎過去のセトリ(セットリスト)について
関ジャニ∞のセトリは高低差がありすぎて耳キーンってするわという感じで、おちゃらけた曲の後にしっとりバラードを歌ったり、ガシガシ踊ったりするので、感情が揺さぶられてめちゃくちゃ好きです。それがこのグループの魅力のひとつだと思っています。
ただ、ある時期から関ジャニ∞のセットリストに不満を抱いていたのも事実で(あくまで個人の意見です)毎ツアー同じ曲を披露していて、「またこの曲かい!!!もういいよ〜〜〜〜〜〜〜〜TVでも死ぬほど歌ってるじゃんかよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と心の中で叫び、ほどんどがバンド曲で組まれたセトリの時には、「頼む!!!!!お金なら払うからもっと踊ってくれ〜〜〜〜〜〜〜〜」と思っていました。未披露の素敵な曲をたくさん持っているのにも関わらず、最初と最後に披露の仕方を変えて同じ曲を歌っていた時は、「えっっっ何事なの?!?!?!」と困惑。
今思えば、それは当時の関ジャニ∞のwill(したいこと)の方向性が変化し、わたしが関ジャニ∞に求めるものが以前のままで変わらなかったからかもしれません。(急にきた)(このnoteはいつも急に本題に入る)
▶︎どうしてアイドルを応援しているのか
この話は「どうしてアイドルを応援しているか」というおたくにとっての永遠のテーマとリンクしていて、これに関してはSHOW ROOMの前田裕二さんの解釈が天才的だったので、それを盲信しています。
ものすごく端的に言うと、産まれた時からなんでもすでに"ある"世代(若い世代)が夢(will)を持てと言われても難しい場合が多く(すでになんでもあるので)、それはそれで悩みます。
そこで、自分で夢(will)を持つのではなくて、誰かの夢の中に自分も入っていくことで(夢を持つアイドルのファンでいることで)同じ夢(will)を持つことができる、という理論です。
この話は、尾原さんの「あえて数字からおりる働き方」に対談として収録されていますので、もっと詳しく知りたい方はリンク先の本をご覧ください。
わたしは不遇の時期を越えてデビューして、それでもしばらく人気を集めるのに苦労していた「売れたい(will)精神」剥き出しの関ジャニ∞が大好きでした。そんな関ジャニ∞のwillに一緒に入って、夢中になり、「絶対に売れようね(?)」と誰目線かよくわからない思いで応援していました。
だからこそ、ドームツアーがだんだん当たり前になってきて、大衆(マス)向け・新規ファン向けのシングル曲ばかり歌い、CDには収録されているのに一向に披露されないカップリング曲が溜まっていくことに不満があったのかもしれません。
(基本的にはアルバムを引っ提げたツアーなので、アルバム曲をメインで歌うのですが、たまにツアーアルバムの収録曲なのに披露されない曲もありました。なんでやねん)(そして数年越しに披露されることが稀にある)(諦めないで)
「もっと大きなグループになりたい」とその当時の彼らはよく言っていたので、アルバム曲を削り一般向けの曲を多く歌っていたのは理解できるのですが、すでに5大ドームツアーやスタジアムツアーをしていた関ジャニ∞がより大きなグループになるには、新規獲得と同時に古参(すでにファンになっている人)を手放さない必要があります。
そのためには、両者のニーズを理解した上で発信をしなければならないので、難易度もグッとあがるでしょう。
一生喋るんか?と思うくらい長く、内輪ネタばかりで本人たちにしかわからない話をして笑いあうようなMCが好きだったわたしにとって、各自出演の番宣で時間を取ってあっさり終わってしまうMCは寂しかったです。売れて、いろんな事情が絡むので、しょうがないんだろうなあと思って見ていました。
本人たちはコンサートの終盤で、常にその時の「will(もっと大きなグループになりたい)」を発信し、「僕らに着いてきてほしい、力を貸してほしい」と言っていましたが、わたしが応援しなくてももう関ジャニ∞は大丈夫だよね、と「will」はすでに達成してしまっているような感覚に陥りました。
そこで「will(売れたい根性)」たっぷりの関西の後輩に担降りしました。(当時はここまで言語化できてなかったけど)(このグループ見つけた!と思った)(わたしが好きだった昔の関ジャニ∞がそこにいた)
※すばるくんが退所を発表してからは、状況がガラリと変わりました。
▶︎今回のセトリが神すぎた
やっと本題に入れた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
今回のセトリは、めちゃくちゃ神でした。大勝訴!!!!松竹座の話は前回したので割愛するのですが、そんな松竹座だからこそ組まれたセトリだと思います。
ここからは、おたくモードになるのでわからなかったら次のセクションまで飛ばして大丈夫です。(わかるように書けません)
「好きやねん、大阪。」スタートの関西メドレーから始まり、松竹座メドレーとも呼べるデビュー前から歌っている曲(マーメイドのイントロがかかった瞬間、波打ち際に打ち上げられて干上がった)、欠席の大倉くんのソロ曲「Buttrefly I loved」を4人で歌い(選曲もナイス)、昔からやっている茶番(愛を込めてそう呼ぶ)の∞レンジャーにはB.A.D.団が出てきて発狂し、アコースティックの「いつか、また。」はエモエモのエモで泣きました。
こんな風に散々懐古させてもらった後に、5人になって最初のシングル「友よ」を披露、時間軸を現在に戻してもらって、バンドでは関ジャニ∞定番の盛り上がりの曲を歌い、ファンと一緒に作った曲「Re:LIVE」で締め。アンコールの「クルマジ」は大好物。あれのためだけに2500円払います。(ここまで一息)
シンプルに忘れられてなかったんだなと思いました。なんなんだろうこの感覚、これを表現したいのにできないもどかしさ。
でも、すごく面白いのがセトリなんて賛否両論あるのが常なのに、今回のセトリに関して文句言ってる人がわたしのTLにはひとりもいなかったんです。
これって関ジャニ∞が本当にしたかったことなのでは…?
▶︎大勢の誰かにとっての何者かになるには何が必要なのか
結局、「売れる」=大勢の誰かにとっての何者かにならなくてはいけなくて、多分アイドルはストーリーを売りながら、willを共体験する必要があります。(顔が良いのはもちろん)(でも顔が良くなくても大丈夫だと思う)
昔の曲も最新の曲も、ダンス、コント、バンド、MC、何もかも需要と供給が成り立っていないと不満が生まれてしまう。
今回のライブでは、誰も置いて行きませんでした。
関ジャニ∞が過去辿ってきた道を今回もう一度歩きなおしたことで、これまで彼らの松竹座時代を見てこられなかったかったおたくの未知が既知になり、劣等感を抱く必要がなくなりました。
普通のグループでは脱退した人の名前を本人たちがいうことは滅多にないと思いますが、今回の配信で冒頭に2002年のANOTHERのポスターを指差しながら、内くん、すばるくん、りょうちゃんの名前を出してくれました。
誰ひとりいなかったことにせずに、これまでの歴史を全部晒け出してみせる関ジャニ∞を見て、もーっと応援したくなりました。
当時のペッラペラで裏地も付いていない衣装を着て、臭そうなぐらい年季の入った∞レンジャースーツを着てくれて、本当に歴史を感じました。(ブルー黄ばんでたよね)横山くんは当時金髪だったからか、金髪に染めていたし。
大倉担にも配慮して、全員で大倉くんの団扇を持ったりアンコールで大倉くんの顔の入ったTシャツを着たり、センターに緑のスタンドマイクを立てたり、大倉くんのソロ曲を4人で歌ったりしたことで救われた人もいると思います。
客席に置かれたペンライトが、緑だけじゃなくてピンクや黄色、赤にも光っている演出は本当に泣けました。(内、錦戸、渋谷のメンバーカラー)
こんな関ジャニ∞だからずっとついていきたいし、同じ景色を見させてもらいたいなと思います。
人数が減っていった時は、わたしの好きな関ジャニ∞はもうそこにいなくなっちゃったなと絶望して生きていくのがつらかったのですが、むしろ今の関ジャニ∞こそわたしが応援したかった関ジャニ∞のような気がしています。もう降りてるのに、一生好きだと思う。青春全部捧げてきたから。
簡単にまとめようと思ったのに、長文になってしまいました。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!!!!!!!!
あーちゃん
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