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9. スペイン・グラナダ

セビリア空港近くでレンタカーを借りてアンダルシア地方の世界遺産を周遊しました。
アンダルシア地方はイスラム教統治下時代があるため、キリスト教とイスラム教の文化が入り混じった建造物や町並みが多く残されています。
中でも有名なのはセビリア、コルドバ、そしてグラナダのアルハンブラ宮殿です。

旅の後半のハイライトとして「アルハンブラ宮殿」の見学に訪れました。

アルハンブラ宮殿(Alhambra)
Tel: +34 958 02 79 71
住所: Calle Real de la Alhambra, s/n, 18009 Granada
Web: alhambra-patronato.es

アルハンブラ宮殿はイスラムの幾何学模様を緻密な彫刻で壁や柱天井など、至るところに施した素晴らしい芸術的価値のある建築物です。
見どころが一番集まっているこの「ナスル朝宮殿」は、予約指定時間を30分超過すると入場できなくなるそう。予約時間をよく確認してスケジュールを組んでくださいね。

「カルロス5世の宮殿」は敷地内にはイスラム様式の建築が多い中で唯一の西洋建築でルネッサンス様式で建てられているそう。

「パルタル庭園」は水盤に建物が逆さに投影されて綺麗。ヤシの木にベージュの建物が夏っぽさを感じます。こんな青い空なのに12月下旬です。

もう一つの世界遺産に登録されている「ヘネラリフェ(Generalife)」は王様の夏の離宮だそう。敷地としてはアルハンブラ宮殿に隣接されているので、離宮というよりも離れ?といった近さ。
王様にとっては距離は関係なく、「王様は離宮に居るから、今は夏休み!」と示すことが大事だったのでしょう。

アルハンブラ宮殿は予約必須といいますが、必須どころか旅行が決まったら一目散に予約をしてください!
我々も3ヶ月前に予約しましたが希望日は売り切れ。仕方なく、全体の周遊スケジュールを変更することになりました。訪問日もゲートで入場できずに帰る人をたくさん見かけました。
公式サイト英語ページがしっかりしているので自分で予約可能です。もし語学に自身がなくても、手数料を払えば予約してくれる旅行代理店がたくさんあるので、そういった手を使うのも一つです。

とにかく、アルハンブラ宮殿は絶対に早めに予約がマストです!

閉園ギリギリまでアルハンブラ宮殿に滞在してバスで町に戻りました。

夕食は町の目抜き通り沿いにあるタパスバーのアウトドア席(というか、歩行者道路に勝手に出したテーブルと椅子)で頂きました。
このお店で今回の旅行で一番お気に入りの逸品「アンチョビとレタス」に出会いました。どこでも食べられる料理なのですが、こんなにも大胆でシャキシャキのレタスの食感とアンチョビの塩辛さが好相性な一皿はありません。
簡単だけど日本でやるとアンチョビがコスト高なのがネックです。

グラナダは観光はアルハンブラ宮殿だけと決めていたので、宿泊は町の中心にあるグラナダ大聖堂近くのホテルを予約しました。

ユーロスターズ カテドラル(Eurostars Catedral)
Tel: +34 958 80 83 99
住所: Calle Cárcel Baja, 11, 13, 18010 Granada
Web: eurostarshotels.com

ホテルの駐車場がトリッキーでしたが、それ以外は部屋も寝室が2つもあってバストイレ別の広々とした贅沢なホテルでした。

民泊が続いていたので、久々にホテルステイを楽しんで…と思っていましたが、旅も残り10日のタイミングで息子のストレスが大爆発!!
ベビーカーと抱っこ紐に入れられて、見たくもない観光地ばかりを巡らされていたからでしょうか。キングサイズのベッドを号泣しながらのたうち回り、着替えも食事も何も海老反りでさせてくれません。抱っこ紐に入れようとしてもどじょうすくいのように逃げ回って拒否。

翌朝はコルドバへ移動する予定だったので、取り敢えずコルドバで一番の観光スポットだけ見てからセビリアで車を返して、以降の観光は一旦中止しようという話になりました。

それから急いで地図を確認し、セビリアからスペインの首都・マドリードまで特急列車で2時間ということを確認。そして、次に行く予定だったブリュッセルとケルン行きの飛行機や電車、ホテルをキャンセルしました。
マドリードでは民泊に3泊4日で予約を入れて、特に観光はせずに息子が好きそうなことをして過ごそうと決めました。

さて、これが吉と出るか凶と出るか…

それより、息子よ…連れ回してごめん。

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