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琵琶湖と旧帝国ホテル

Biwa-ko lake in Shiga to the old imperial hotel in Aichi

大阪を出発して琵琶湖に向かいます。
日本一大きな湖は一度見ておいた方がいいかな、と思って。

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道の駅 琵琶湖大橋米プラザで「鮒ずし」を買って、琵琶湖大橋を渡りました。

ホテルで日本酒とともに食べた鮒ずしは、思ったよりも全然匂いは気にならず、発酵の酸っぱさの方が強かったです。
でも、米で発酵させているだけあって、日本酒との相性は抜群!
メディアの刷り込みで激臭いイメージがありますが、発酵食品が好きな人なら全然美味しく頂ける珍味だと思います。

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彦根城を経由して、愛知県犬山市の「博物館・明治村」へ到着!
ここでは20年間ずっと見たいと思い続けていた「旧帝国ホテル」を見学します。

帝国ホテル正面玄関は明治村でも一番奥に位置しているので、正面エントランスではなく北口から入るとすぐに見れますよ。

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大学では現代デザインを専攻していたのですが、そこで教科書や資料に出てきたフランク・ロイド・ライトの落水荘を見て、「美しいな~」と心打たれました。

で、日本でも帝国ホテルを設計していて、愛知県に移設されていると聞いてから、一度は見てみたいと熱望していました。

今回は犬山はルートから少し外れていたのですが、無理して立ち寄ってよかったです。

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ファサードが見えてくると「そうそう、これを見たかったの!」と感激し、内部もどこを切り取っても「ライトっぽい~」とニヤニヤしてしまいました。

教科書で見たピーコックチェアがあったり、ザラッとした質感の岩や石がぽさをすごく演出していて、ライトの空間を体感できる良い時間でした。

あとは、古い時代の建築らしく全体的にすごく薄暗いので、当時の照明がほとんどない状況だと、色の見え方とか素材の感じ方も違ったのかもなぁ、と思いました。

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閉館間近なのでササッと見どころだけチェック!

重要文化財やなんとか遺産的な建物がたくさん移設されているので、全部見ていたら一日かかってしまいそう。

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トヨタのお膝元だから、紡績関係の機械もたくさん展示されていました。

紡績から車、都市づくりへとトヨタの事業が変革しているように、変われないと廃れてなくなる。
多分、この国が勝手に成長できた時代に戻ることはないので、変化しないことは退化だと認識できるかが肝要だなと思いました。

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この日は名古屋の繁華街にあるビジネスホテルに宿泊しました。

Go To期間中は地方の温泉旅館や高級ホテルは軒並み予約が埋まっていて、宿泊料金も「あれ?いつもと変わらない?」というような補助を前提とした割増料金になっていることも。

色々と探した結果、都市部のビジネスホテルは出張需要も減っているし、Go Toの旅行で特色のない簡易なホテルを選ぶ人はあまり居ないので、たたき売りしている!という傾向が見えました。

そこで、最初のプランでは人里離れた一棟貸し切り宿にステイしようと思っていましたが、空きもないし費用もかさむので、今回は割り切って繁華街でたたき売り中のビジネスホテルを転々とする旅に変更しました。

夕食もデパ地下やスーパーで調達して部屋で食べたりしました。

それって楽しいの?と思うかもしれませんが、私達は観光地の景色や自然、食べ物、音、匂いといった五感を使って楽しむのがメインコンテンツなので、今回に関しては温泉がなくても、旅館の会席料理がなくても全然平気です。

もともと、1泊2食付きの高額な旅行プランに以前から疑問を持っていたので、今回のような旅行を通して、やっぱり自分たちはバックパックスタイルで長めの休暇でいろいろな場所を回るのが楽しく感じる、という価値観を再認識できました。

また、Go Toが来ても来なくても、旅行ができるような世の中になったら、リスクの低い行動をしながら旅にでかけたいと思っています。

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