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リスボンでローカル気分の観光DAYS

Major sightseeing sites in Lisbon, Portugal.

ここまで中部~南部の観光地を車で巡ってきましたが、最後はリスボンに2泊して市街観光をすることにしました。
リスボンは食事を楽しむことをメインで考えていたので、観光地についてはあまりリサーチしておらず、地球の歩き方を見て定番のスポットだけサクサクっと回りました。

リスボンの宿泊費の高さにのけぞる

リスボンの民泊

まず、リスボンはホテルが高い!そして、観光客に対して宿泊施設の数が足りていない印象です。
私は海外旅行の宿泊予約はBooking.comをメインで使っていますが、予算に合うホテルはゼロ!市街地に近いエリアだと1泊2万円で13㎡のトイレバス共同のドミトリーとかしか出てこないので、地下鉄に乗って移動する前提で駅チカの民泊を予約しました。
それでも、1泊1部屋2.5万円なので、いつもの予算の倍以上。たっか!!!

リスボンの地下鉄路線図

リスボンには地下鉄が走っていて路線は4つ。そのうち青いAZUR線と緑色のVERDE線が繁華街にアクセスできる路線。
空港線は他の線をつないでいるものの、郊外で各路線に乗り換えできるので、町観光では殆ど使いませんでした。

リンク:Maps|Metro

リスボンの地下鉄の運行時間は6:30~1:00なので、帰国の飛行機が早朝便だと間に合わないので、タクシーかGrab(Uberのようなシェアライド)を使うことになります。
ということで、意外とメトロの使い勝手は限定的。

リスボンメトロの改札

町中にある「M」が見切れた看板から階段を降りると、改札が現れます。
そして、改札の手前にある機械がチケットマシーンです。

リスボンメトロの券売機

英語表示ができてクレジットカード決済ができるので、臆せず画面をタッチ!
まず、観光客がよく使うチケットとしては次の2種類。
Carris/Metro Ticket:1,80€:60分乗り放題、片道とか往復の概念はなし
1 Day ticket (24h):6,80:最初の乗車から24時間乗り放題

リスボンメトロの地下鉄カード

無事にクレカで決済されるとこのカードとレシートの白い紙が出てきます。
この中に電子チップ?が組み込まれているようで、改札のランプに3秒ほどタッチすると改札が開きます。
私は何度も「INVALID(無効)」と表示されてしまって、駅員さんに訪ねたら「カードを離すのが早すぎるんだ、スローに、カードをちゃんとセンサーに数秒置いてみて」と言われました。
それから、カードをタッチして「1.2.3…」と数えてから離したら、ゲートは毎回きちんと開きました。

リスボンの代表的な観光地巡り

サンタ・ジュスタのエレベーター

最初に訪れたのは、サンタ・ジュスタのエレベーター。
リスボン中心地にある古めかしいゴシック様式の巨大な鉄塔は、なんとエレベーター!低地バイシャ地区と高地シアード地区を結ぶ45mのエレベーターで、1902年に市民の足として造られたそう。
観光スポットとして人気なだけに、到着時も結構な長さの行列で、進めども進めども先が見えない。

サンタ・ジュスタのエレベーター内部

それもそのはず、一人ひとりエレベーターのカゴに乗る際に現金かクレジットカードで支払いを行います。
乗る前にカウンターでチケットを販売するとか、事前決済でQRコードとかあるでしょうよ。と思ってしまったけれど、他人のことは言えない。日本も往々にしてそう。

シアード地区からの眺め

エレベーターを降りるとリスボン市内が一望でき、サン・ジョルジェ城の丘もくっきりと見えます。
オレンジの瓦屋根と白い壁のコントラストが素朴ながらも美しい景色です。

リスボンの路面電車28番

どのガイドブックを見てもリスボンを訪れるなら28番の路面電車で、古き良き市民の生活を感じましょう的な事が書いてあるので乗車しようと停留所で待っていると…

28番からの車窓

遅延で30分以上遅れた上に、満員を超えて寿司詰め状態で無理やり乗るしかなく、息子は運転席脇のスペースに立たせてもらって、どうにか乗れる状態。
スリが多いと聞いていますが、この状態ならスられても文句は言えないなと思いました。すごくこだわりがなければ、観光客向けの座れる貸し切り電車に乗ったほうが良いと思います。

ケーブルカー・ビッカ線

28番のルートには リスボンらしい風景に出会える、ケーブルカーの「ビッカ線」の終点があります。
坂道に小さなケーブルカーが走り、その先にはテージョ川が見えています。
撮影争奪戦になりますが、THE観光地リスボンという絵が撮影できますよ。

ジャカランダの花

5月のリスボンはジャカランダという木の紫色の美しい花が咲いています。
広場に豪華な花が咲き乱れる様子は、ヨーロッパの街角らしいなと目を奪われます。

ベレンの塔

テージョ川沿いに見える古めかしい塔は「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」として世界遺産に登録されています。
飛行機で読んでいた司馬遼太郎の「街道をゆく」で描写されていた建物で、テージョ川河口を見張る要塞兼灯台として建てられたそう。
確かに、海へと広がる湾状のテージョ川にのっそりと立つ塔は、大航海時代に南方や東方からリスボンに戻ってきて、この塔を見たら「故郷に帰ってこれた~」と安心しただろうなと感じられました。

発見のモニュメント

ベレンの塔から10分ほど市街地へ戻ると、大きな白い壁が見えてきます。
壁に彫刻された人々はポルトガルを支えた偉人たちで、左から三番目の横顔だけ少し見ているのが、インド航路を見つけたヴァスコ・ダ・ガマで、一番右端にいる合唱をしているのがフランシスコ・ザビエルだそうです。
教科書で見たことある~と思いながら、写真を撮りました。

ジェローニモス修道院

発見のモニュメントから幹線道路を地下通路をくぐって渡った先にあるのが、世界遺産のジェローニモス修道院です。
一旦は入場しようと思ってチケットカウンタまで行ったのですが、入場の列が半端なくて諦めました。
エッグタルトを買って退散することにしました。

リスボンで訪れたTHE観光地と言えば、このくらいです。
本当はリスボン大聖堂やサン・ジョルジェ城も見ようと思っていたのですが、28番のトラムがてんでダメで諦めました。
でも、郊外で世界遺産の教会も城も既にたくさん見てきたのOKとしました。

おすすめのリスボンお土産スポットは…

エル・コルテ・イングレス

最後にお土産ショッピングにおすすめのお店を紹介します。
今回はいくつかのお店を回ったのですが、意外と駅から遠かったり、そのためにだけに行くのは効率が悪いお店が多く、唯一、おすすめできそうなのが、エル・コルテ・イングレスでした。
スペインの三越的な老舗のデパートで、ポルトガルでスペインもなぁ…と思いつつ、利便性に負けて爆買いしてしまいました。

鮮魚売り場

地元のセレブが使う百貨店のスーパーマーケット的なお店が地下にあり、お肉もシーフードもどれも新鮮で目移りしてしまうのですが、今回は生鮮を持ち帰れないのでスルー。

香辛料売り場

自宅用のお土産に目をつけたのが香辛料のコーナー。今回は色々なレストランで食事をしていく中で、パプリカパウダーの威力を目の当たりにしたので、自宅でも試してみようと思い、袋で購入!

他にもオフィスのバラマキにぴったりな、不安要素少なめのちゃんとした箱入りチョコレートや、友達にサクッと渡せる1€のおしゃれなツナ缶などを、どんどこ買いました。
いい感じの箱菓子は空港でしか見かけないので、こだわらないならデパートかスーパーで買うのがおすすめです。スーパー…あんまりないから、やっぱりエルコルかなぁ。

渡す時に「ポルトガルだけど、スペインの三越的な超ちゃんとした百貨店のお菓子だから」と言うと、相手の不安要素を取り除けます。

リスボン観光まとめ

ロシオ駅近辺

リスボンは本来であれば観光スポットも多いはずなのですが、宿泊料金の高さと惹かれる要素の有無で、殆ど観光をせずに終わってしまいました。
でも、それもまたリスボンなのだと思います。

日本円が弱すぎて買い物もあまり楽しめなかったので、リスボンを最小限にしたのはこれはこれで良かったのかも。
今度、また来た時のお楽しみにとっておきます。

最後はこの旅、最大の目的であるリスボンのグルメツアーをご紹介して、ポルトガル旅行記を締めくくりたいと思います。

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