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【生きるに値する社会をつくる #19】なぜ、あの人はせっかくのアドバイスに耳をかさないのか?

こんばんは、「生きるに値する社会をつくること」を目的に活動しているカウンセラー・コーチ・作家の水樹ハル@harumizuki423)です。



今回のテーマは!

「なぜ、あの人はせっかくのアドバイスに耳をかさないのか?」

です。

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今回も一緒にイメージしてみてください。


今あなたの目の前に、悩んでいて元気がない大切な人がいます。
しかし、その人は自分の悩み事を客観的に捉えることができていません。
あなたが良かれと思ってアドバイスをしても、全然耳に入っている感触がありません。

「この方法を取り入れて行動すれば状況は良くなるのになんでこの人は話を聞かないんだろう?」

そんなふうにあなたは不思議な気持ちになっています。


生きていたらこんな状況に出くわすことってあると思うんですね。


今回、なぜこのテーマにしようと思ったのかというと、先日、ホテルコンシェルジュの仕事に携わりたい大学生の子タケルくんとリアルで初対面してお茶をしているときに、この質問をタケルくんから直接受けて、一緒に考えて、

「これめっちゃ重要な話だな!」

と思ったからです。

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▼タケルくんのゴール達成までの連載をしています



タケルくんは今、「自分を知る授業」っていうキャリアに迷っている大学生が自分のゴールを設定して前に進んでもらえるための、対話型のイベントの運営をやっています。

なぜ、タケルくんがこの運営メンバーとして参加しているのかというと、タケルくん自身も、過去にこの「自分の知る授業」に参加して自分の価値観、好きなもの、やりたいこと、美意識とかを掘り起こすことができて、キャリアへの迷いがなくなったからなんですね。

あなたもそうだと思うんですけど過去に経験したものや体験をしてよかったものは人にオススメしたいじゃないですか?


このタケルくんの場合でいうと、例えば大学の友達が

「キャリア迷ってるんだよなぁ」
「どういう仕事につこうか迷ってるんだよなぁ」

と言っているとするじゃないですか?


過去のタケルくん自身と似てるわけです!


「だったら君も自分を知る授業受けたらこれからのキャリアの方向性が定まって悩みが取れるよ!」

ってお勧めすることって自然じゃないですか?


例えば、肌荒れがひどくて悩んでる友達に、

「良いスキンケア化粧品があるよ!」

っていうのと一緒じゃないですか?


「相手の悩みを解消できるかもしれない」と思って、良かれと思ってお勧めしているわけですよね。


でも、

「なかなか伝わらない」
「刺さらないんです」

っていう相談だったんですね。

あなたも、事業やビジネスをしている場合も同じだと思うんです。


なので、今回はこのテーマの、

「なぜ伝わらないのか?刺さりにくいのか?」

っていう理由と、その対策についてここからお話していきます。



いきなりですが、結論です

「なぜ伝わらないのか?」
「刺さりにくいのか?」

っていう所の結論!

この理由は、、、


相手が「重要だ!」と思ってないからです


「キャリア・就活・・・まぁ・・・どうにかなるだろう」

って思ってるんです。


なんで、ぼくがこうやって言えるのかっていうと、人間の脳の仕組み上、「重要だ!」と思っているものしか認識できないからです。



「就活とかキャリアどうしようかなぁ」

とは言ってはいるものの、

「いますぐキャリアのことを整理していきたい!」

っていう緊急性やニーズがないんです。


つまり、心底「どうにかしなきゃやばい」とか、「これから私かり考えていきたい!」と思ってないから、オススメしてもヒットしないわけです。



人は、思ってる事と、言ってることと、やってることが一致しているとは限らない

口では

「就活とかキャリアどうしようかなぁ」

と言ってはいるものの、心から思ってない友達は、タケルくんのその役立つ情報を提供していても認識してない・・・できないわけです。


でも、タケルくんは相手の人生に関わる大事な情報を提供してるわけです。それは間違いない!


じゃあどうするか???


タケルくんの友達は、これから就活で切羽詰まってくると緊急度が上がるので、その時に、

「やばい」
「どうかしなきゃ」

ってなってくるわけで、その時に、「あ、そういえばタケルくんが言ってくれてたイベントの話がきになってきた!」ってなるわけです。


つまり、伝わらない相手や刺さらない相手に対してできることは、、、

問いかけて待つ、見守るってことです。


いつその緊急性がアップするタイミングなのかなんてわかんないじゃないですか?


「最近どうなの?」

って問いかけて、話して、重要性に気づくことを、待つ。


こうして関わっておかないと、相手は、

「前に結構言ってくれてたし誘ってくれてのにそっけない態度をしてたからなんか今更聞きにくいなぁ・・・」

と思ってしまうかもしれません。


なので、普段から、

問いかけて待つ、見守る。今すぐ動けない友達を認める。

ということに尽きます。



ぼく自身も、メンタルやモチベーションのケアの方法や、自分を知ってゴール設定をしたら人生は楽しくなることをこのように配信してるじゃないですか?

でも、いつのタイミングで読者がこれを読んでくれたり「重要だ!」と思ってくれるのかはわからないし、コントロールが不可能。


だから、こうやって毎日配信してるわけです。


それで、1人でも多くの人がメンタルやモチベーションが高くゴールを持っていてワクワク楽しく生きられていたら僕の理念の「自殺者ゼロの生きるに値する社会」っていうのは実現に近づいていきます。



今回のまとめと+α

問いかけて待つ、見守る。

です! 相手と向き合うことを通じて、自分の器のサイズを大きくしていく機会にしていただけたらなぁと思います。


でも、

「待つ以外の方法ってないの?」

とソワソワしているかもしれません。


そんなあなたに、1つだけ「+α」でお伝えさせてください。相手に「重要だ!」と感じてもらうためのアプローチです。


例えば、あなたが、おすすめしているイベントや情報を、「相手が実行した未来の生活」を相手とイメージを共有するっていう方法です。


もう少し具体的にお話します!

あなたが英会話教室を経営しているとしましょう。お客さんになってくれそうな人がいたら、「学習方法」の話ではなくて、「英語をしゃべれるようになったあなたの人生、未来の話」をメインにするんです。


そうして、相手が、

「そんな未来を手にしたいなぁ!」

となれば、話を聞いてもらいやすくなるし、刺さりやすくなります。 


結局は、相手のペースに合わせながらコミュニケーションをとって対話をしていくということに尽きますね。ぜひ、参考にしていただけたら嬉しいです。



次回

次回の配信では、

「なぜ、自分が成長するとそれまで仲良かった周りの人とのズレが生まれるのか?」

というテーマでお話していきたいと思います。


結構、根深い話です。


わかりやすく話をしていきます。これがわかると・・・

「なんであの人と話してると楽しいんだろう」とか、「なんであの人と話してても楽しくないんだろう」っていうのがわかってもらうようになりますので、ぜひ明日も読んでいただけたら嬉しいです。



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・公務員を辞めてフリーランスとして生きる上での在り方のお話 ・ライティングや、仏教哲学、心理・脳科学に関するお話 ・人生のゴール「チャレンジを応援しあえる世界の実現」を応援できる ・まだ世には出せない話、ハルの心の中の考えを知れる

ストーリー制作専門のWebライター、カウンセラーとして、「チャレンジを応援しあえる世界」を実現することを目指す、水樹ハルのnoteマガジン…

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