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知りたくない

自分でもよくわからないことがある。

まず何かを好きになることがある。ミュージシャンとか、映画とか、俳優とか、ダンサーとか、芸人とか、画家とか。

好きになるときは、いつも瞬間というか一撃というか、その人とか作品を見た瞬間に決まる。動画でもサムネイルでだいたいわかるし、動画の静止画で決まる。人だったら、話さなくても、顔・声・挙動やファッションを見ればだいたいわかる。その直感はだいたい外れない。見た瞬間に、間違いないことがわかる。

わかるっていうのは、結局、自分が好きってことなんだけど。好きっていうのは、自分の要素とどこか繋がっている人ってこと。もしくは、自分と反対の能力を持った人。(よく自分にないものを持ってる人に憧れるから)

で、ここからがわからないんだけど。その一撃で強い興味を感じた瞬間、もうそれ以上の情報を一切深堀したくなくなる。自分の直感を信じたい、間違ってないことを確信したいのかなと思うんだけど。とにかく、その「これ以上知りたくない」という気持ちがズドーンと立ちはだかる。

普通、その人がどんなところに所属しているか、生い立ちとか、そのほかの作品とか知りたくなるのが普通と思うんだけど。とにかく、来るべき時期が来るまで温めるってことをいつもしてしまう。その変わり、呆れるほど一発目で気に入った作品を、何度も何度も覚えるくらい見続けてしまう。細部まで気づけるように何回も見る。

YOUTUBEとかYahoo!とかコメントも一切見ない。見たくないという方が強い。自分と気になった人やものとの繋がりにしか興味が持てない感じ。

よく男性とかは、ひとつ興味を持ったら、その系統とか時代を追って、それがどういうところに位置するものなのかとか、外枠にも興味を持つ印象があるし、それも当たり前のことのように思うけど、あまりそういうことも後々にならないと知りたくない。

いつかは調べたりするんだけど。そこにたどり着くまで、まあ時間かかるし。好きな映画を撮った監督でも、他の作品を網羅して全部見て、「全部が好きです!」と言いたいところだけど、何年経っても網羅しないことが多い。

たぶん、好きが強すぎて、他の作品を見て好きになれないとショックなのかもしれない。愛が重たいんでしょうかね。

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