手の届かないモノ

『かわいい』って言われるのが苦手



悔しかった。

昨日、髪を切ったんです。男の子みたいに短く
ハンサムショートってやつです


で今日、帰りに背の高い同年齢ぐらいの男の子が電車で隣に立ってたんですよ

似たような格好、髪型
違うのは身長、性別。

あー、私はこの人に届かないんだな
って瞬間思いました


女として21年間生きてきて、兄に比べ過保護に育てられてきた

私は兄に憧れた

なんで顔に傷を作っちゃいけないの
なんでランドセルは赤なの
なんでピンクを身につけなきゃいけないの
なんで髪は長くないといけないの
なんで制服はスカートしか履いちゃいけないの
兄と一緒じゃダメなの?

これに反抗して今
まだ逃げられないし、今日改めて私は絶対届かないんだなって感じてしまった

男の子になりたいわけじゃない、男の子のように生きたい
でもそれが出来ないから、少しでも近付きたくて見た目も男の子のようにするようになった

そこから捻くれに捻くれた

私はその辺にいる男の子の様になりたい
けどそれはどうしたってできない
そんな現実を突きつけられて悔しかった


かわいいと言われるのが嫌なんじゃない、ただ「女だから可愛いと言うのが正解」という考えで「かわいい」と言われるのがとても嫌

私は私の好きな格好で好きな容姿でいたいのにそれに限度がある

男女と差別されたくないと言いながら「男子の様に」と性を出してしか言えない・表現できない自分も嫌、矛盾

とっても苦しい


それでも私の何かを好きと言ってくれる人がいるから生きます

これからも両性な私を好きでいてもらえる様に、両性でいたって良いと思える様に、その辺に転がってる普通と向き合いたい


今日ふと突き付けられたモヤモヤは以上です。
付き合ってくれてありがとう



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?