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気楽にパエリアを作ったら、美味しくてお腹も心も満たされた話

先週の金曜日の夜、自宅でパエリアを作ってみたのですが、それがとても美味しくて楽しくて、なんだかスペインで食べているような気持ちになってとても楽しかったんです。

自宅で海外の料理を作って食べて、気持ちだけでも異国に出かける。これだけのことですが、なかなか楽しい気分転換になりました。

ことのきっかけは、週の半ばに自宅から少し離れたスーパーに行った時、大きなアルゼンチン産のエビを見つけたこと。ふと、パエリア食べたいと思いつき、金曜日の夜に作ろう!という流れに。

そう決めたものの、ここ最近作っておらず、レシピも材料もうろ覚え…。平日で仕事もあるし、調べる時間も下ごしらえにかける時間もあまりない。でも食べたい、作りたい。

そんなこんなで、パエリア作りは幕を開けました。

1,材料と作り方

まず、材料はこちら。

・当日夕方に買ったベビーホタテ(2割引)とタコそれぞれ1パック
・エビ(上に乗せる用)
・ジャスミンライス 300g(軽く洗って水気を切る)
・玉ねぎ1/2個、ピーマン1個、パプリカ1/2個(いずれもみじん切り)
・にんにく2片(薄くスライス)
・ミニトマト(角切り)
・オリーブオイル 大さじ2
・コンソメスープの素(顆粒・無添加) 適量
・パエリア用ミックススパイス 適量
・ローリエ 1枚
・塩こしょう 少々

作り方

まずは玉ねぎ・ピーマン・パプリカをみじん切りに。にんにくは薄くスライス、トマトは角切り、タコは食べやすい大きさに切ります。

パエリアパンにオリーブを熱し、にんにくを加え、香りが出たら野菜を炒め、ホタテ、タコを加えます。火が通ったらジャスミンライスを加え、パエリア用スパイス、塩こしょうを加え炒め、水を米がひたひたに浸かるまで加えます。
そしてその上にエビを乗せ、20分程火にかけます。水分が程よく飛んで、米が柔らかくなったらできあがり。今回はお米をしっとりさせたかったので、途中でフタをし蒸し焼きにしました。

※我が家にはパエリアパンがあったのですが、浅めのフライパンやホットプレートでも作ることができると思います。

2、調理時のポイント

その1:ジャスミンライスを使ったこと

日本のお米は粘り気があるので、今回はパラッと感を引き立てるためにジャスミンライスを使いました。ジャスミンライスはいつも無印良品のものを使っています。ふと無印良品の店舗に立ち寄ったときに買っておき家に常備しておけば、必要なときにいつでも使えるのが便利なところ。水に浸して置く必要もなく量も300g(約2合分)と使い切りなので、重宝しています。

その2:ピーマン、パプリカ、トマトを入れたこと

ただの食べること・料理が好きな素人の個人的意見ですが、スペイン料理って、パプリカやピーマンが味の決め手だな…と思っています。

パエリア用ミックススパイスにはパプリカパウダーが入っているし、食べた時にほんのり甘くて柔らかい、あの独特のパプリカが味のアクセントになっている気がしました。

パプリカといえば、オーブンで柔らかくなるまでグリルされたパプリカが大好き。

スペインのバルで、マリネされた柔らかいパプリカの上にオイルサーディンがどかんと乗ったピンチョスを食べたのですが、あれ、ほんと美味しかったなあ…。わたしのスペイン料理のパプリカのイメージは、火の通ったとろりと柔らかいパプリカ。その要素をパエリアに盛り込んだら、よりスペインを感じるパエリアになりました。

そして、トマトも味の決め手になります。本来ならトマト缶を使っても良いところだと思うのですが、生憎トマト缶を常備しておらず、ちょうど家にあったミニトマトを切って入れたらそれだけで充分美味しくできました。

その3:美味しいダシの出る魚介を加える

パエリアの美味しさのポイントは、旨みたっぷりのスープを吸ったお米。

今回はホタテ、タコ、そして大きなエビを加えてみたのですが、魚介の旨味がぎゅっと閉じ込められた美味しいスープになりました。

エビは殻付きのまま入れると味わい深くなり、見た目もよりパエリアっぽくなりました。エビに火が通り、海の香りがお米のちょっと焦げた香ばしい香りと相まって…最高でした。

次回はアサリもどっさり入れてみようかな。アサリの旨味たっぷりのパエリア…これまた美味しいに違いない!

その4:油っぽすぎず、お米はしっとりあっさりを目標に

スペインで食べた本場のパエリアはもんのすごく美味しかったのですが、油分が多めの割とどっしりした一品でした。スペインではパエリアはランチに食べるものだそうですが、確かに夜に食べるのはちょっとヘビーかも…。

お米は柔らかくふわっと、魚介の旨味をたっぷり吸って、かつ油っぽすぎないパエリアだったら、自宅で晩ごはんに食べたいな。

ということで、今回はお米に火を通す際に蓋をし、水分が足りなくなったら水を足し、お米が柔らかくなるまでゆっくり加熱しました。油も少なめにしたので、理想のパエリアができました!

そして、レシピに縛られず家にあるもので気楽〜に作ったので、美味しくできた!と感じた瞬間はなおさら嬉しかったです。


3,食卓の雰囲気を少し変えるだけで、より本場っぽく。ぽくなればOK

さあ、パエリアができあがれば後は食べるのみ。ここで少し工夫するだけで、食事をより楽しむことができます。

今回はワインを飲みつつスペイン音楽をかけながら食べたのですが、大げさかもすが、まるでちょっとスペインにいるような気持ちになりました 笑。

パエリアを頬張りスペインの音楽を聴きながらワインを飲む。ただそれだけなのに、いつもと違う味と雰囲気が脳を刺激して、ワクワクご機嫌に。

これなら、イタリアンを食べる時はイタリア音楽を、IPAビールを飲みながら揚げ物なんかを食べるときにビートルズをかけたら、ちょっとまるで本場で食事をしてるっぽくなるかも…!?

妄想、いや、イマジネーションは食卓を救うかもしれません。

4、まとめ

今回のパエリア作りでは、調理の段階も楽しく、食べる時も楽しく、かつスペインにいるような気持ちも味わうことができ、食後はお腹も心も満たされ大満足でした。

やっぱりわたしは料理が好きだ。こんな今だからこそ、日々の食事を大切にしていきたい。そして、自分の好きなものを自分で作ることができる、それってとっても幸せなことだな…そう感じた、金曜日の晩ごはんでした。


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