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奥深き、手作りマフィンの世界

フィナンシェにマドレーヌ、ドーナツにスコーン…

わたしは、そんな甘くてぽってりとした可愛いお菓子が大好きだ。たっぷりの紅茶やコーヒーをおともにお菓子を味わう時間は、日々物事に追われる日常からエスケープできる、至福の時間でもある。

しかし、ここ最近はなかなかケーキ屋さんに足を運べていない。
我が家からケーキ屋さんは距離があり、直接お店に行くよりかは近所のスーパーで材料を買い揃え、自分でお菓子を作った方が断然早い。そのため、ちょこちょこ時間を見つけてはお菓子を作って、日常のバタバタからエスケープしている。

なのだけど…
お菓子を作りにはなかなかの手間がかかる。

まず何を作るか決め、材料を買い揃える。
そしてお菓子作りに入る前に、色々と準備がある。バターと卵を冷蔵庫から取り出し常温に戻し、粉類を計ってふるいにかけ、オーブンと型を準備して、下ごしらえの必要なものがあればカットしたり砂糖で煮たり…と、準備だけでも割とプロセスがある。

それが終わったら、やっと生地を混ぜる段階に入る。

一つ一つ計って準備した材料がボウルの中で一つになっていく様は、本当に楽しく愛おしい。
そんな生地を型に流し、予熱したオーブンに型をよいしょと入れて、焼き上がりを今か今かと待ちわびる。

ああ、もうちょっとで甘くて可愛いお菓子に会える!甘いにおいもしてきたな。

…とオーブン内を観察しつつ、ふとシンクに目をやると、そこには使用したボウルや計量に使った食器やカトラリーがずらり 。

お菓子が焼き上がるのを待つ間にさっと洗えば済む話なのと、洗い物は苦にならないので全然オーケーなのですが。。

少なくとも2週間に1回はお菓子を作っている&甘いものに目のない自分としては、そうしたお菓子作りにかかるプロセスと時間、材料費等をできるだけ少なくし、かつ可愛くて美味しいお菓子を気軽に作りたい。

そんな厳しい審査基準をクリアしたお菓子が、マフィンであることに最近気が付きました。
今回はそんな手作りマフィンにハマっている理由をつらつらとお話したいと思います。

マフィンの素晴らしさその1:材料が手軽に手に入り、分量も手軽。

まず、さあお菓子を作ろう!と思った時。わたしは手軽さも求めつつも、本格的な美味しさもつい求めてしまうのであります。すると、わたしの頭の中では以下のような思考がぐるぐる巡ります。

○クッキー
レシピによってはアーモンドパウダーや粉糖を購入する必要がある。この2つは消費するのにも時間がかかってしまうしお値段もする。。

○チーズケーキ
1ホール作るとなるとクリームチーズは意外と高い。そして我が家は少人数なので、1ホール作っても食べ切れない。。おすそ分けできるご近所さんもいない 涙。

○パウンドケーキ
美味しいけれど、バターの量が多く、日常的にたくさん食べるのには勇気がいる。。バターは高価なところも気になる。

○マフィン
材料は小麦粉、砂糖、バターまたはオイル、水分としてヨーグルトを入れるレシピもあるので、他のお菓子に比べてヘルシーなのでは。
バターの量が少ないので、コスパも良い。
ヨーグルトは余ればそのまま食せば良し。フードロスも避けることができる!

→この4択の中だと、マフィンが一番手軽だな〜という結論に。

マフィンの素晴らしさその2:作り方は割と簡単。

マフィンを作り始めて知った、一番手軽に感じるポイントは
粉類をふるいにかけなくて良いという点です。

ボウルに粉類をざっと入れ、そのまま泡立て器でぐるっと混ぜ、そして水分を入れていくのですが、「ふるいにかける」という一プロセスを省けたことによって掃除する手間や洗い物の手間も一つ減りました。

また、わたしはザルを使って粉類をふるっているのですが、ふるっている間にボウルの周りや床に粉を落としてしまいがち。
ふるう作業もなければ、ザルを洗う手間もない。それだけで随分気楽に。

また、パウンドケーキ作りだと粉類と油分が分離してしまったり、
クッキー作りだと生地が固くなってしまったり、
シフォンケーキ作りだとメレンゲの泡立ちがイマイチだったり…とわたしはこうしたリスクに直面することがあるのですが、マフィンの生地は今のところ、ただ混ぜるだけでそうした失敗のリスクもありません。

また、焼く際にはマフィン型と型に敷くペーパーが必要ですが、一度購入し家に常備しておけば、思い立った時に作ることができるのでとても満足しています。

失敗が少ない、かつ簡単にいつでも作ることができるので、気軽な日常のおやつとして重宝しています!

マフィンの素晴らしさその3:レパートリーを楽しめる。

わたしはマフィン作りの本を一冊購入し、気になるレシピをひとつずつクリアしているのですが、味のレパートリーはとにかく広いです。

クリームチーズを入れればチーズケーキに、チョコを入れればチョコマフィン、フルーツやナッツの組み合わせ、アイシングをかけるかかけないかでも、味は変わっていきます。

そしてバターは溶かしていれるか、バターをオイルにするか、卵を入れるか入れないかで食感も変わってくる。

その変化がとにかく楽しい。美味しくできたら、「次は何を作ろうかな…」と本をペラペラとめくっては味を妄想しています 笑。

マフィンのレシピ本は、わたしは若山曜子さんのこちらの本をリピートしています。スタイリングも可愛くて、どれもおしゃれなマフィンばかりでうっとり。お菓子作り初心者の方も、気軽にチャレンジできると思います。


マフィンの素晴らしさその4:可愛くて美味しい、そしてお腹にたまる。

マフィンは焼き上がりがとっても可愛く、焼き上がり毎度、オーブンから取り出す度に「今回はどんな形に焼けたかな」とワクワクが止まりません。

ちょっとくらいボコッとしてたって、一つ一つ大きさや形が違ったって、マフィンだとなぜかそうした違いもあまり気になりません。

むしろ、形や大きさが少しずつ違うのも、手作りお菓子の醍醐味ですね。

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ブルーベリーのマフィン。冷凍ブルーベリーを使用したのでブルーベリーが下に沈んでしまいましたが、シンプルな出来栄えに…!


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レモンとホワイトチョコのマフィン。欲張ってしまいレモンのスライスは太め、ホワイトチョコも多めに入れてしまい、何だか爆発気味。でも美味しいからまあいいか… ^^;

同じ材料で作ったのに、一つ一つ形が違う。
それが何だか可愛くて、愛おしくなっちゃいます。

そして食べれば美味しく、マフィンは一つで割とお腹いっぱいになるので、おやつにも朝食にも重宝しています。

結論:味よし見た目よしコスパよし腹持ちよし。

マフィンを作り始めて数ヶ月。
奥深きその世界を知った今、マフィンはわたしにとってとても身近なおやつとなりました。

お菓子作りは本当に楽しい。
時間を見つけては、これからもちょくちょく作っていきたいと思います。

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