見出し画像

爽やかなカリブ海の味、キーライムパイ

キーライムパイ。あまり日本に馴染みのないそのお菓子は、今や我が家にとってなくてはならない存在になっている。

キーライムパイとは、アメリカのフロリダ州の最南端にあるフロリダキーズで取れるキーライムというライムを使ったパイのこと。

このキーライムパイが、彼が幼い頃におばあちゃんがよく作ってくれたものなんだ!と教えてくれたことがありました。

そんな愛情がいっぱい詰まった思い出のお菓子。一度でいいから、私も作って食べてみたい!そんな気持ちから、作ってみることにしました。

早速、作り方はこちら。

【材料】
国産ライム2個〜3個 ※1
コンデンスミルク1缶(400g) ※2
卵 2個
バニラエッセンス 少々(あれば)
グラニュー糖 大さじ2
市販のパイクラスト ※3

※1…ライムはいつも国産の小ぶりのものを使っています。本場のキーライムは実物で見たことがないのですが…汗、十分美味しく作れます。

※2…私の近所のスーパーには、コンデンスミルクはチューブの少量タイプのものしか売っていません。そのため、もしかすると缶のものは見つけにくいかもしれません。ですが業務用スーパーに売っているので、私はそちらで手に入れています!

※3…市販のパイクラストは、いつもカルディでこちらを購入しています。
粉から作ったり、グラハムクッキーを砕いて成形する必要もないので便利です。量も丁度良いです。

【下準備】
オーブンを180度に予熱する。
【作り方】
1,
ライムはよく洗って水気を切る。果汁を絞り、ライム1個分皮をすりライムゼストを用意する。
2,卵は卵黄と卵白に分ける。
3,ボウルに卵黄とコンデンスミルク1缶を加え、なめらかになるまで軽くヘラで混ぜる。ライム果汁とライムゼスト、バニラエッセンスを加え、少し固まるまで混ぜる。
4,パイクラストに3を流し込み、180度のオーブンで10分〜15分焼く。
(揺すって中身が動いていなければOK)
5,4を待っている間、残った卵白でメレンゲを作る。卵白を大きめのボウルに加え、ハンドミキサーで白っぽくなるまで泡立てる。ある程度泡立ってきたらグラニュー糖を加え、もこもこするまで泡立てる。
6,4が焼き上がったらオーブンから取り出し、メレンゲをふんわり乗せる。
7,オーブンを200度に上げ、6をオーブンへ入れる。メレンゲが一部こんがり焼き上がるまで5分〜10分程焼き上げる。
8,オーブンから取り出し、粗熱が取れたら冷蔵庫で一晩冷やす。

この作り方を見て驚かれる方もいらっしゃるかと…

そう、パイを作るのにコンデンスミルクを1缶まるごと使っちゃうのです。

初めてこの作り方を知った時は、
「え…コンデンスミルクってあのかき氷にかける練乳のことだよね。あれを1缶ってものすごい甘いのでは…ちょっとどうかしてる…」
と疑いしかありませんでした。

それが実際に食べてみると、あれま不思議。

ライムの酸味と独特の風味にコンデンスミルクのコクがマッチして、まるでさっぱりとしたチーズケーキを食べているかのよう。

さらに、コンデンスミルクにライム果汁を入れると、その酸でコンデンスミルクが少し固まるのがこれまた不思議なところ。それをオーブンで焼くことで、ねっちりとした濃厚な食感になります。

そして、コンデンスミルクまるごと1缶、卵白・卵黄どちらも使い切るこの作り方。材料が使い切れず残ってしまった…ということもないので、とても気軽に作ることができます。

一晩冷蔵庫でしっかり冷やし、できあがったものがこちら。

画像1

今回はカルディに行く時間がなく、持っているお菓子本を参考にタルト生地から作ってみました。

一口頬張れば、ふわふわのメレンゲとコクのあるコンデンスミルクカスタードの中に、ライムの酸味と爽やか〜な風味が口いっぱいに広がります。

これがやみつきになってしまって、食べ終わったその後、また一口欲しくなってしまう。

そして、家族の喜ぶ顔が見たいな…と思うことでまた作りたくなる。そうして何度か作っていくことで、いつの間にか家族の、私の定番お菓子の一つになりました。

ホームメイド・スイーツはこうして我が家の定番になっていくのだな…とあったかい気持ちが心の中からわいてきて、じんわりと嬉しくなりました。

材料は全て日本で手に入るもので作っていますが、味は本場そのもの!

カリブ海のホームメイド・パイ。

何かちょっと変わったお菓子を作りたいな〜、そんなときは是非、こちらのお菓子をどうぞ(^^)!一口頬張れば、カリブの風が吹き抜けるかもしれません。


画像2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?