紅玉りんごのお菓子祭り
ついに、シャキシャキで酸っぱくて赤くてカワイイ、りんごの季節がやってきた。
私はりんごのお菓子が大好きだ。甘酸っぱくて、シャキシャキとろりとしたあのハーモニーがたまらない。秋になってスーパーにりんごが並び始めると、「ああ、今年もりんごの季節がやってきた!」とワクワクする。
そんな数あるりんごの品種の中でも、お菓子作りには紅玉がピッタリと言われている。酸味がしっかりしていて、火を通してもシャキシャキ感が残るからだ。そしてあの赤くぽってりした姿が何ともカワイイ。
しかし、紅玉は一年に一度、秋にしか出回らない。しかもどこのスーパーに売っているとも限らず、見つけるのは意外と難しい。ということで、今年は紅玉を味わい尽くすべく、ネット通販で紅玉を箱買いすることにした。
自分の野望としては5キロほどのりんごを買って煮たり焼いたりしたいところだったが、2人暮らしなのでさすがに止めた方が良いかなと思い、控えめに3キロ注文した。
箱を開けた途端、ふわっとりんごの甘い香りが漂ってくる。
ああ…つやつやで美しい。何を作って食べようか、妄想が止まらない。
よーし、りんごのお菓子をいっぱい作るぞ!
▼レシピ本『りんごのお菓子』を手に入れて
今回、りんごを箱買いしようと思ったきっかけは、若山曜子さん著『りんごのお菓子』を参考に、りんごのお菓子作りを楽しみ尽くしたいと思ったことだった。
この本では簡単なりんごジャムの作り方から本格的なアップルパイやタルトタタンまで、りんごを使ったお菓子のレシピが網羅されている。
写真も美しくて、見ているだけでうっとりしてしまうお菓子の数々。昨年秋に購入してからというもの、自分でも作りたい!という欲求が加速し続け、紅玉の季節を今か今かと待ちわびていた。
ということで、今回はこのレシピ本からいくつかお菓子を作ってみることに。
▼まあるいりんごケーキ
届いた翌日、早速りんごケーキを作りました。
トップにりんごのスライスをごろっと乗せて、生地にも角切りのりんごを入れて焼き上げる。
ケーキ生地にはサワークリームが入っていてあっさりした口当たり。そこにりんごの果汁がケーキに染み込み、ジューシーなりんごの味がふわっと広がる。トップのりんごはシナモンが効いていて、シャキシャキとした食感がとても美味しく楽しい。
1つのボウルで材料を混ぜて焼くだけなので簡単に作ることができるのも魅力。そしてとても美味しいので、もう10回は作っている、私の定番ケーキだ。
▼キャラメルりんごクリームとパンケーキ
今回は他のお菓子にもチャレンジするぞ!ということで、キャラメルりんごクリームを作ることに。
フライパンに砂糖を入れ、火にかけカラメルを作り、そこにりんごと生クリームを加えて作る、キャラメルりんごクリーム。
できあがりを味見してみると、ホロ苦のキャラメル味とりんごの甘酸っぱさが加わり深みのある味わい。いくらでも食べられちゃう、危険な誘惑…。
今回はパンケーキを焼いて、一緒に食べてみることに。
ホロ苦キャラメルりんごとふわふわのパンケーキ、バターの塩気…なんと至福な美味しさなんだろう。
それなのに、見栄え良く写真に収めるのがとても難しい。
パンケーキとキャラメルりんご、どちらも茶色いからなのかな。そうだ、何枚かパンケーキを重ねて高さを出す方がふっくら見えるのかも。写真、まだまだ勉強中です。
▼メープルシロップとりんごのケーキ
そしてお次は、カルダモンを効かせたメープルシロップとりんごのケーキ。
生地にメープルシロップを加え、一口サイズのカットしたりんごをのせ、焼く前にカルダモンを散らしてオーブンへ。
メープルシロップのほのかな甘味とカルダモンの風味、そこにりんごのシャキシャキ&甘酸っぱさが加わり、シンプルな見た目ながら奥行きのある味わいがとっても美味しい!
コーヒーと合わせて食べるとより美味しく、おやつの時間を楽しむことができた。カルダモンが入っているからかな。
それにしても、若山さんのレシピは何を作っても美味しいな…と感動。
この本1冊とりんごがあれば様々なお菓子作りが展開でき、りんごのお菓子を存分に味わうことができたのでした。
▼気分はもう、お祭りだ
紅玉は秋〜冬にしか出回らず、今しか楽しめない果物。それを、レシピ本を見ながらあれを作りたい、これを作りたいと思い浮かべてチャレンジする。
食べると美味しく、紅玉を存分に楽しむことができ、その恵みに感謝する。
紅玉りんごのお菓子づくり。これは、秋の収穫を祝うお祭りだ。季節を愛でるって、なんと素晴らしいことだろう。
今回はケーキにチャレンジしたので、次回はアップルパイを作ってみたいな。またnoteの記事にできるよう、お祭りを楽しんでいきたいと思います。
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