折り返し地点

俺は今年で31歳になる。

人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり。

今時の日本人は80歳くらいまで生きるとは言えども、ボーッとしてたらやはり夢や幻のように人生が終わってしまうのだろう。

そろそろ腰を据えて、自分の人生のゴールについて真剣に考えないといけないのかもしれない。しかしながら、今の世の中はどうも先が見えない。

去年までは、このまま一地方公務員として、所謂「ごく普通の人生」を全うするのだろうと考えていた。

けれども、一つの出会いが俺を変えた。

岸田政権のあまりの矛盾した政策に対し、さすがに我慢の限界が来て、ツイッターで政治的発言を解禁した頃だった。

なんかクセの強い奴に絡まれた。

けど、不思議と波長が合う奴だった。「気が向いたらノートを読んでくれ」彼はそう言った。

彼のノートの内容と現代貨幣理論。

俺は確信した。
それまでの人生で否定され続けてきた、俺が感じていた違和感は、決して被害妄想や陰謀論ではないと。
この日本という国が抱える閉塞感にも、突破口はあると。

それからはまるでジェットコースターのように、上手くいくかと思えばあと一歩足らずの繰り返し。

ジリ貧で状況は悪くなっていくばかり。

いっその事この出会いがなければ、何も見ず何も考えずに、惰性のまま「普通に」人生を終えたのかもしれない。

それでも後悔するどころか、俺は彼に対してこれ以上ないほど感謝している。

彼は俺に「全力を尽くして努力すれば報われるかもしれない」という希望をくれた。

ここに決意表明をしておく。
「俺はもう迷わないし止まらない」

…未だ人生のゴールは見えない。
進むべき道には暗雲が立ち込めている。

それでいい。
ただ、悔いの無い人生を送りたい。

一人でひっくり返すつもりでなければいけないが、一人だと間違いなく石井紘基や中川昭一の二の舞になる。

我ながら、随分とハードな折り返しになったものだと思う。

とりあえずは4月28日、緊急事態条項反対デモ。ここで何かを掴めるか…?

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