百日百首(29〜35)

*この企画の説明
友人たちと、百日間、一日一首をつくるという試みをやることになりました。
挫折しないようにnoteでその様子を毎週報告したいと思います。
記事のだいたい半分を無料、それ以降を100円として毎週更新していきます。マガジンは300円で購入できるようにします。(約14週ぶんを読めるのでマガジンの方がお得です)
100首を全部無料で公開することも考えたんですが、それなら冊子にまとめて売るわという気持ちになったので、とりあえずマガジンという形で(モチベーションのためにも)やっていきます。ゆるりとお付き合いいただければと思います。
1週目:1〜7
2週目:8〜14
3週目:15〜21
4週目:22〜28

29日目:3月23日(火)
 晩御飯にポトフとフランスパンを食べた。春キャベツが甘くておいしい、だなんてことを子供の頃はまったく意識せずに生きていたように思う。一ヶ月ぐらい前に、天候と鍋物の需要減によって結球野菜が安値になっていたことを思い出す。春キャベツはその影響を受けているんだろうか。ところで僕は農学部卒なのだが農業とか作物の知識がびっくりするほどない。もっと学部時代に勉強しておけばよかったなと今更になって思うが、ではその学部時代に何をしていたのかというと短歌なので、真面目に勉強していれば今頃こうやって毎日日記と短歌を書く生活なんてしていなかったんじゃないかな、とも思う。

存在が気持ちよくなるばかでかい古墳の堀を鴨がおよぐよ

30日目:3月24日(水)
 会社の先輩が、モンハンの新作の発売日を目前にそわそわしている。「こっちは副業であっちが本業ですからね〜」と言っていた。本業は狩人なんですか、と笑いながら尋ねたら、「いや、冗談です、半分くらい」と返ってきて、半分は本気なんかい、と思った。

3月はホットミルクにウイスキー垂らして現実が嘘のよう

31日目:3月25日(木)
 電話を受けたら「トラカイのヤギです」と言われて、「虎界の山羊」なわけないよな、と思いつつ「もう一度お願いします」と伝えると、

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