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淡路島に移住して約4年経過して〜自分に出来る活性化とは〜

脱サラして淡路島で起業

東京から淡路島に移住して11月で4年を迎えようとしている。
率直な感想はこんなに長くいるとは思っていなかったということ。
知り合いがなく行ったことがないという条件で訪れた淡路島では、仕事はもちろん家さえなかった。

それでも「何かを生み出す大変さ」、「長い時間かけて少しずつ信頼が積み重なっていく大切さ」、「何かを始めてみると改善点がいくらでもあること」そのどれもがわからず1.2年で何か大それたことができるような勘違いを持っていた。(ホームレスのくせに)

起業をして人と一緒に、それも雇う立場にで仕事をするようになった今の方が、自分の未熟さを感じているのは大きな成長ということにしている。

事業一つ一つに改善点は多分にあるし、たった4人だが会社組織を継続することは本当に大変だ。賃料や人件費、雇用保険などのランニングコストもメンバーと一つになって最大値を目指すために旗を掲げ続けることも想像より遥かに難しい。
とにかく日々反省、日々成長と位置付けて過ごしているのが現状だ。

肌で感じる「若者×地方移住」の可能性

そんな私は移住者を呼び込むことに関心がある。その一番の理由は自分が移住したことによって想像し得なかった「今」を送れているからだ。東京でサラリーマンをしていた時よりも遥かに頭を働かし、そして悩ませる日々でゆったりどころか必死だ。
緊張感と自分がなんとかしないといけないという責任感とは裏腹に、淡路島の人は暖かく、景色は美しい。電車や人口密度によるストレスも少ない。
私にとっては自分を成長させるながら幸福を感じられるフィールドだ。

そして20代、関東の知り合い周り移住者がついに13人を越えた。彼らは市のPR動画を見たわけでも、誰かにしつこく勧誘されたわけでも淡路島に憧れが合ったわけでもない。

きっと「何か」を求めていたのだ。

その何かは、東京では得られない何かかもしれないし、知らぬ間に感じていた違和感や不満なのかもしれない。
そこに、知り合いが淡路島で自分が欲しているその何かを手にしている様子を目にして足を運ぶ。最後には自ら移り住む。そんな流れが来ているように感じる。

キャリアブレイク」という言葉が世界中で広まってきている中、日本でも「どう生きるのか」にフォーカスを当てた人生選択が認められ始めている。
20代半ばの世代はこのままレールに乗っていていいのか?と言う問いにぶつかるタイミングのように思う。そういった世代が集まっている現状は地方の可能性を感じずにはいられない。

地方創生とは

どの自治体も「我が町に移住者を!」とPR合戦が行われている。それももちろん大切なことだが、地方移住をしたい人のパイが変わらなければ、根本的な地方創生ではなくただの取り合いのようにも思う。

私が興味があるのは移住なんて想像もしていなかった私たちのような人が淡路島で人生を切り開くことだ。地方移住のパイの拡大であり、若者の挑戦の機会であり、淡路島の活性化だと思う。

情報発信を続けていけば新たな移住希望者を生み出すことができると信じている。その彼らに家を紹介できるように私たちの会社では不動産仲介事業をスタートさせる。

まだまだ挑戦したい事、超えなければいけない壁、成長の余地、様々な可能性が淡路島には残っている。私はもう少しここで暮らしていこうと思う。



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