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[移住者が語る]移住者の増やし方

淡路島で始めた「焚き火BASE〜HOKAGE〜」はOPENしてから1年と3ヶ月が経った。水産の養殖工場跡地を再活用した施設でOPENまでに30トン近くゴミ出しをしてようやくスペースを確保できた。業者を入れる資金的余裕がなかったため全て手作業で掃除した日々が懐かしい

https://www.instagram.com/takibibase_hokage_/

HOKAGE自慢の海と夕日

HOKAGEのもつ意義

淡路島に限らず、地方は多くの課題を抱えている。それらの多くは「人不足」から起因するところが多い。南あわじ市の高齢化率は35%を超え、20年前と比較しても1万人近く人口が減少している。

何も持たないホームレス状態で淡路島に来て、淡路島に愛着を持った私はこの現状の解決に貢献したいと思うようになった。話すと長くなるので、興味がある人は下の記事を読んでほしい。

人口が減少すると現れるのが「空き家」だ。有効活用できるのに持ち主が手放そうとしない為に、ややこしい社会問題にまで発展している。空き家は放置されると朽ちるのが早く、景観を害するだけでなく、危険な存在にまでなりうる。

空き工場を活用して作った施設によって、共に働く仲間(東京からの移住者)が増えているHOKAGEは商売だけでなく社会的視点から見ても重要な施設だと自負と責任感を感じながら経営をしている。

楽しくなければやってられない

移住にしても、旅行先の施設選びにしても根本的にモチベーションが何より重要だ。「地方創生のために遊びに来てください。移住して来てください。」では人は集まらない。その為に日々どうお客さんに来てもらうかをトライアンドエラーを繰り返している。

船送迎、ドラム缶風呂、テントサウナ、BBQ、キャンプ、ピザ窯、運動、、、、
全て行えるスポッチャのような楽しい施設を目指している。理由は楽しそうだから。

地元(東京都八王子市)の幼馴染と行う仕事は仕事のように感じない。よく、「これで生きていられてるなんてありえないよね」という話をする。私たちの満足度の高さが、私たちという移住者を産んでいることがよくわかる。

遊んでばかりのスタッフ陣

HOKAGEが成功すると、真似したいという若者が出てくると信じている。そして私たちのように日々楽しく生きる人が増えれば移住者も増える。その循環を生み出していきたい。

おもろい人生を築くために地方へ

淡路島での生活はおもろい。人との繋がり、自然、理由は様々ある。しかし一番の理由は「やりたいことしかやっていない」からだ。「やりたいことの為に我慢しなさい」とか、「何年修行しなさい」などと言う固定観念は嘘だ。やってから悩めばいいしその方が早い。

それを実現しやすいのが地方だと感じている。だからこそ、NPO法人を設立し、行政と連携して移住政策に取り組んでいる。これは地域のためにも未来の移住者のためにもなると信じている。ただ、それを行う理由は「自分がやりたいから」だ。

「地方×若者×挑戦」と言う生き方を発信し、広めること自体が私自身の「地方×若者×挑戦」なのだ。有難いことに書籍の出版や講演の依頼も来るようになってきた。

おもろい人生だと思える人を増やすことで自分自身の人生をおもろいと思えるようにしていく。


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