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小学生が作った空き家MAP「この町に若い人を増やしたい。」

南あわじ市には阿万という地区がある。農業が盛んで畑が広がる美しい景色に囲まれた場所だ。私が住んでいる福良の隣という事もあり、親睦が深い地域の一つなのだ。

阿万は地域活動も盛んで、ペンションAMA TERRASSENPO法人エモラボ
などといった団体が集まり阿万地区の活性化に精を出している。
イベントがある時は手伝いにいくし、何かと宴会を頻繁にやっているので混ぜてもらう事も多い。飲むと長くなるので覚悟をして乗り込む必要有りだ。

そんな阿万地区の吹上町というところの空き家マップを作った小学生がいるという情報を聞きつけた。仲良くしてもらっている方の息子さんが夏休みの自由研究で作ったのだという。

南あわじ市の物件情報は非常に弱い中で、空き家マップが誕生したというのは革命的だと思い、すぐにYoutubeで取り上げたいと思った。「あわぢ暮らし(僕らのチャンネル)」にも物件がらみの問い合わせは多いが、明確な回答ができていなかった。

そこでお父さんに連絡をとり、まずは小学生のインタビューへと向かった。地区の会議スペースに行ってみると、地区会長、副会長など6名ほどいて、部屋を間違えたのかと思った。笑

お父さんが撮影するにあたって地域との繋がりが大切とアテンドしてくれていたのだ。「こういった趣旨で関わって行きたい」と話をすると好意的な反応を示してくれてひとまず安心した。新しいことを問答無用で嫌う人も多い為、第一関門突破だ。

しかし、地域側の参加者はYoutubeとは何かをわかっておらず、説明に戸惑った。マップを作った小学生の方が遥かにネットリテラシーが高く、時代の流れをリアルに感じた。

地域の方々とは引き続き協力を頂く形でお別れをし、いよいよマップ小学生との撮影だ。彼が作った作品を見せてもらうと、22件もの空き家の位置、空き家年数、状態、持ち主とアポイント可能かまで記載されていて感動すら覚えた。

不動産に物件が載っていなかったり、様々なしがらみがあり活用されない空き家をここまでまとめたものは初めて見た。

「自分の地域が好きだけど人が減ってきている。若い人が増えてほしいから頑張った。」

彼のまっすぐな言葉は胸に響いた。
「だったら堀田(Youtube仲間)に住んでもらおう!」と気合が入った。笑

彼のMAPを元に空き家を見て周り、一番視聴者の反応がよかったところに堀田が住むという長期企画が動き始めた。

こういったことができるのは、「受け入れる側のオープンさ(自治会長さん)」と「情報提供者(小学生)」が必要だ。
これらは揃いそうでなかなか揃わない。

Youtube不動産としての新しい形の空き家活用を確立して行きたいと思っている。

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