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[田舎暮らし]少数派になるというメリット

最近些細なことで幸せを感じることが増えたように感じる。
自分でもびっくりしたのは、淡路島の畑に沈む夕日を運転しながら目にして泣きそうになったことだ。(流石に自分で引いた。笑)

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移住して3年が経ったわけだが、ありがたいことに講演や取材をしていただく機会が多くなってきた。その度にこの3年間や淡路島に来る前の東京時代を振り返るわけだが、その度に今の状況にあることに有り難さを感じる。

ホームレス状態での移住だったため、出会った人に泊めてもらったり、自販機でジュースも買えなかったという経験は今でも鮮明に覚えている。笑い飛ばしていたが、不安になることもなかったわけではない。
そこから始まった田舎暮らしは、仲間と事業を行ない経験を話す機会をもらえるようになった。

先日も何気なく仲間と軽トラに乗って農道を走っている時に、急に幸せを感じるということがあった。まだまだ何も成し遂げていないうちからこのような感覚に襲われると、もうすぐ死ぬのではないかとさえ思わされる。

この前東京に戻り、高校の同窓会にも参加した。ほとんど関係をもっていなかった人から「淡路島の活動をインスタ見て応援してるよ!」と声をかけてもらった。
そういった言葉をもらうと本当に嬉しい。

田舎で生きることのメリットとして、「少数派になれる」のは非常に大きい。私自身が大したことはなくても、若いうちから社会性のある活動を淡路島で行う東京出身の人というだけで注目してもらえる。

移住促進は色々な地方が気合を入れて行っている。その中身は似たり寄ったりな部分が多い。移住希望者の絶対数は多いのに、カバーしきれていない状況にある。

私は地方創生のために何かしようという気はない。やりたいことをやりたいようにやった結果、地方創生になっていたというのが正しい順番だと思っている。
そこで、一風変わった移住相談と呼べるのかもわからないサービスを展開したい。

自分達自身がファーストペンギンとなって行う地方での新しい冒険を当たり前の選択肢にしていきたい。

お金のことだけを考えると、観光業の方が確実にマネタイズしやすい。しかし、ワクワクするのは暮らしの部分だと最近感じる機会があった。業界を言い訳にせず、企業としての成長をしていきながら、若者のキャリアの選択肢としての地方での挑戦を広げていきたい。

ただ軽トラに乗っているだけで幸せを感じられるということはそれだけ今を楽しめているということだ。これを自分達の中だけでとどめておくのは勿体無い。


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