ボラプ超訳3〜女性編〜

お母さん

ただ、人を殺した(ようなもの)

拳銃で、コメカミを。

私のトリガーがひかれると

ほら、あの子、死んじゃった


お母さん、

私の人生は始まったばかりだった(まだ子供よ)

でも私はキレちゃって、台無しにしたのよ


お母さん、

あぁ、お母さん、

泣かせるつもりはなかった

もし私が今度こそ明日急に忽然と消えちゃっても

泣かないで、そのままを続けて、

まるで何も気にすることなんか無いみたいに


2、

もう遅すぎる

ついにその時が来てしまった

背筋に冷たい震えが走る


この生きている肉体はしょっちゅう痛んでる、


さよなら、みなさん、

私もう行かなくちゃ

みんなを残して

一人、真実に向き合わなきゃ


お母さん、

あぁ、お母さん

(冒頭の通り、どっちみち風は吹く※)

(やっぱり)死にたくないよ・・・!

時々、いっそ生まれてこなければよかったと願っていたけれど


(オペラ・シーンに場面変更)

黒い人影が小さく映るのが見える

スカラムーシュ、黒き道化よ、ファンダンゴを演(や)ってくれない?

雷の轟きと閃光(せんこう)

とっても怖ーい


ガリレオ

(真実を唱えたため国家権力から目をつけられたイタリアの科学者)、

フィガロ

(モーツァルトがオペラ化した作品内の機知に富んだ天才的主人公)

スンバラしい(マニフィコ:イタリア語かスペイン語)!


オー、オー、オー・・・


でも私はただの非力な子供

誰からも愛されていない


(彼女はただの哀れな子供

取るに足らない家庭の子

彼女を悪魔的な運命から救おう)


根無し草のように生きてきたの、

放(はな)してくれるよね?


ビスミッラー(神アッ×ーの名において:アラビア語)

(いいえ-

我々はお前を放さない)

(彼女を放せ)

ビスミラ

(我々はお前を放さない)

(彼女を放せ)

ビスミラ

(お前を放さない)

(彼女を放して)

(お前を放さない)

(私を放して)

(お前を放さない)

(決して決して決して)私を放して(くれない)

オー、オー、オー・・・

だめ、だめ、だめ、だめ、だめ、だめ、だめ!


オー、マンマ・ミーア(あゝなんてこと:イタリア語)!

(母さん)私を放して

魔王(父?)が悪魔を一匹取り置いてる(のがわかるの)、

私用に、私に、私に!


(ハード・ロック・シーンに変わる)

じゃあ、あなたは私に石投げて、目に唾しようと?

じゃあ、あなたは私を愛し、さらに見殺しにできると言うの?

オー、ベイビー(アメリカ的)、私のいとしの人、

そんなことができて?

でなくては、ここからは出て行かなくちゃ


(騒々しい、しかし楽しげなバンドは去る)


(物語の好転)


(そう、そうだよね

そうなんだよね・・・!)


(最初の場面に戻る)

何もホントは問題じゃない・・・

誰でもわかってる・・・

何もホントは問題じゃない・・・

そう、私には、何もホントは問題じゃない・・・


どっちみち、風は吹くから・・・。



※リピート再生でイントロ(冒頭)に戻る

(イントロ)

うそ・・・、これが私の現実の人生?

ただの夢(ファンタジー)だよね?

(でも)雪崩のように起きる(厳しい)現実に埋もれ、

もう逃れられない・・・

寝落ちしよ・・・


(天からの耳の痛い声が聞こえてくる)

(倒れて目をつむっていないで開けなさい、

空を仰ぎ、

もっともっと高みを見つめ、悟りなさい)


あたしはどうせそんな天上の人たちと比べたら

取るに足らない存在だよ、、、

(おぉ、可愛そうな子)

でも同情なんて要りません

だって私は

ふらっとやってきては、イージーに去る感じ

絶好調で楽しい日もあれば

落ち込む日だって


どっちにしろ風は吹くんだから

(よくよく考えたら)私にはこんな現実、何も問題じゃない

何より、、にとってはね

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