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子供のアウトドア・ボランティアに参加して
こんにちは、みみです。
先日、子供のアウトドアのボランティアに参加したので、その報告です。
キャンプみたいな自然活動による教育です。
毎週土日に活動しており、代表の男性を中心に、スタッフの方1人と、ボランティアが一人で子供たちを引率します。
現在は感染防止第一なので、子供の人数を絞っていますが、だいたい10名などが定員です。
代表の方は、子供の教育はやはり自然で、という熱い考えの持ち主です。自分で考えられる子になってほしいとのことです。
参加する子供の両親も、できれば自然で育てたい、けどできない、という都内にお住まいの方でした。
活動の様子
今回は子供は4人でした。
場所はいつもは山で、夏は川です。
今回は晴れの予定でしたが、こちらは山の近くだからか、激しく降ったり、時折晴れ間が見えたりしていました。
川は増水の恐れがあるので、沢(さわ)に行ったのですが、秘密の場所だそうでした。
沢とは・・・川と違って、上流の源流の方にあり、谷間などに流れています。細くて水がきれいで、石の上などを流れています。
林道を上がっていき、源流の方に行くと川は細くなります。
細いといっても増水もあり、幅は2,3mあります。
しかし、さすが、源流。下流は茶色く白濁していましたが、沢は澄んでいます。
マリンシューズを履いて、沢の中を歩きます。
水はとても冷たく、足がかじかんできます。
林道自体も涼しく、長袖の上にレインスーツを着ていても全く暑くありません。
外界は30度です。
都心から電車代はかかりますが、東京の山にこんな涼しい場所があるとは。
わざわざ県を超えて避暑地に行かなくてもいいとわかりました。
夏は山がおすすめですね(ただし雨に注意、降りやすい)。
沢には石の裏にカニがいたり、増水してなかったらヤマメがいたようです。ただし、林の中にはイノシシもいるようで、誰かプロがいないと一人でや友達と気軽には来れないところです。
また、川も、代表が見極めて、ここまでなら入っていい、ここから入っちゃダメ、とか教えてくれたのでいいですが、素人が入ると危険です。特に増水時。
感想
今回この活動でわかったことは、最近の小学校低学年に触れあって、彼らがとても大人しいとわかりました。
少人数だったし、親がお金を払っている来ているので、取り組み方が違うのかもしれません。
しかし、4人とも素直で、前日に多少不安を抱えていたのが無意味とわかりました。
そして、彼らは都会っ子らしく、山登りは疲れるし、寒いし、濡れるし、つまらない、と文句を言っている子もいました。
しかし最終的に沢に入って、水が冷たくて、身長に比べてちょっと深かったし、流れはちょっと子供には強いかもしれないし、濡れちゃったけど、楽しそうでした。
スマホで遊んでいるよりは、水の力の強さ、川での遊び方、協力して遊びを考える力などがついていい経験になったと思います。
大人について
子供から学ぶことも大いにありました。
もちろん、最近子供と関わる機会が少なくなっている人が多いので、独身などの場合、この経験自体が貴重です。
私個人としては、彼らの思考回路がわかったり、何が好きなのかなどわかって刺激になりました。ムードメーカーがいたり、お兄ちゃん気質がいたり、末っ子気質だったり。
このまま大人になるんだろうなと想像しました。
未熟とかそういうのではなく、もともとの性格みたいなもので、それぞれに背景や個性があります。
そして、大人に期待されるのは、彼らと感情を共にして、彼らの目線になりつつも、体力とかノリ的についていけないところは彼らに任せ、見守るような視線です。
もちろん大人はいろいろなことを考えなくてはならず、子供は受け身です。
しかし、ボランティアとしてどっちでもいい立場にいた時、私の役目は話を聞くこと、求められたら話をすること、見守ることでした。
こちらから話しかけるのはまだ経験が足りませんでしたが、勝手にしゃべってくれるのも確かで、質問もしてきます。
それに正直に答えているうちに、子供の頃のことを思い出したりして、自分も彼らとあまり変わらないような気になってきます。
ただし、大人として尊敬はされたいです。
見栄ではなく、反面教師でもいいから自分の姿勢から何かを学び取ってほしいと思います。
背中で語るとはこういうことでしょう。
今回私が彼らに何も残していなくても、こういった生き方っていいな、子供の頃憧れたであろう大人の姿ってこうだったな、と自分の中で改めて再認識した活動でした。
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