2021.4.8「寡黙な父親」
こんばんは。
今朝、あわ父、いわゆる、父親が「会社の新商品」をくれた。
甘いカフェオレで、苦手な人もいると思うけど、僕は好きな味。笑
美味しいしカラダづくりにいいしってことで、ちょこちょこ買って飲もうと思う。
ちなみにCMを観たら、だーりおと村田諒太チャンプだった。
商品をみたら勤め先がなんとなくバレちゃうけど、父親は新卒で就職した会社に40年近く一筋で勤めていて、僕とは全然違う人生を歩んでいる。
小さな頃から、仕事の話を家でされたことはないし、社会人としての父親を見たことはないけど、きっと立派な社会人だと思うし、僕にとって「父親としても」立派な人だ。
僕は人生の中で、父親への反抗期はない。
その分、母親への反抗は多少大きくなったかもしれないけど。
どんな父親かとわかりやすく言うと、「寡黙な人」だ。
コレは性格だけじゃなくて、物理的にも。
寡黙を辞書で引くと「言葉数が少ないこと」と出るけど、少ないというか、
僕はこの15年、父親の「声」を聴いていない。
父親はいわゆる、障害者だ。
障害者2級だったかな?僕が中学3年のとき、末期(ステージ4)の咽頭癌に冒されて、手術で声帯をとった。
わかりやすく言うと、声が出ない。
つまり、しゃべることができない。
それからの苦労話をすると長くなるからしないけど、
しゃべることができなくなり障害者となってから15年、家族の為に未だに働いてくれて感謝してるし、僕が思ってる何百倍もめちゃくちゃ大変だったと思う。
トップ画像の写真を撮った4年前、あわ兄、いわゆる兄の結婚式のときのもの。
最後の新郎の父の挨拶で、父親が喉元にマイクを当てて立派な挨拶をしたとき、僕は感動してめちゃくちゃ泣いた。
「しゃべれない」は正確にいうと、声は出ないけど、しゃべるとカスカスな風の音みたいなのが聴こえてくるので、口の動きも合わせると、長年一緒に過ごしている身内は今ではほぼ何をいってるかわかるから会話はできてる。
結婚式の参列者で父親の障害のことを知らない人はたくさんいたし、あのスピーチってただでさえめちゃくちゃ緊張するし、しゃべれないからと断ることもできるし……
だけど、障害や身内の贔屓なしにめちゃくちゃ立派な挨拶だった。
めちゃくちゃカッコよかった。
あれ、なんでこんな話をしたのかわからないけど、とりあえずプロテイン飲もう。
では、アディオス。
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