虹の彼方へ
こんにちは。
今日もお立ち寄りくださってありがとうございます。
雨が降り続き、おかげさまで香川県民いのちの水瓶、早明浦（さめうら）ダムの渇水が解消されました。途中、晴れ間が見えることもありましたが、少雨の当地では珍しいことに、そこからもう10日以上も雨が降り続いている感じです。
日照不足で稲の生育に影響が出るのではと少し気分が塞ぎがちな今日この頃。
マイ田んぼを持ってるわけではないけれどちょうど早稲の収穫時期でもあり、
この先、大好きな新米の季節。手間暇かけてお世話してくださる方々にあまり影響がないようにと祈ります。
先日書いたおむすびの話はこちら。
これに対し、naomiさんがまた
とても素敵なお話を聞かせてくださいました。
ハンカチなどお手元にご用意なさってからどうぞ。
で、私も味噌おにぎりを作ってみました。
お腹が空いていたので待てなくてちょっと焼きが足りなかったけれど、香ばしくておいしかったですよ。焼き加減はお好みでいい感じですね。
味噌の甘みとみりんの旨味、お米の甘さが相まってとても優しい味がしました。
そういえば、遠く東北は秋田の地からここ四国に嫁いできた祖母は、晩年「味噌」味を懐かしがりました。
自分の分だけおかずを取り分けては味噌味に変えていたのです。
なぜそんなことをするのかと訊ねると、歳をとったら子供のとき食べたものが懐かしくて…と、目を細めていました。
ただ、お味噌は北の寒い地方のものとは少し違っていただろうなと思います。
今でも私は味噌で煮付けた魚などを見かけるたびに、懐かしい彼の地にどんなにか帰りたかっただろうか、とふと思い出したりします。
この先もっと歳を重ねたときに、私が欲するものは果たしてなんだろう。
さて、ザーザーといつまでも降り止まない雨。
災害情報や数字を羅列したおなじみの世情なども耳に入ってきて、気を抜くとついつい重い気分に引き込まれがちなここ数日でした。
そんな8月19日の夕暮れどき。
ふと窓の外に目をやると、いつもと違う、赤く煙ったような空気の色。
こんなに降ってるのに夕焼け？と不思議に思いながら外に出ると、そこには空一面に大きな弧を描いて、それはそれは美しい虹がかかっていました。
ドドーン。
ドドーン、とか言いつつ、近すぎて収まりきらなかったので一部だけ。（おい）
この少し前、8月6日にも夕暮れどきに虹がかかりました。
8月というのは虹がかかりやすいのか、毎年見ることができます。
↓こちらはちょうど一年前の虹。
虹を見るとホッとします。
ワクワクもします。
そしてほんの少しだけ、せつなくもなります。
大切なペットや近しい人が亡くなることをいつからか
虹の橋を渡る
という喩えで話されることが増えました。
折しも今日は旧暦７月の盆の入り。
もう、今のこの肉の身体をまとっている間には二度と会えない、虹の橋を渡っていってしまわれた方々。
そして再びこの手に抱くことの叶わない愛しいペットたち。
そういった、たまらなく会いたいような人や生きものには、何度でもこの橋を渡って行き来してもらえたらいいなぁと思います。
たとえ目には見えなくとも。
たとえこの手に触れられなくても。
たとえこの手がその温もりを感じられずとも。
大丈夫。
呼べばきっと、いつでもそっと見にきてくれているはず。
いつの日か、自分も渡るであろうあの虹の向こう側。
その日まで私はなにを見たいのか、
どんな世界に暮らしたいのか。
どう過ごしたいのか。
…住みたい世界は自分で創る。
…平和と安心。
穏やかに、誰もが笑って暮らせる世界。
そんなことが心の内につらつらと、とりとめもなく浮かんでは消えてゆきます。
「止まない雨はない」とよく言われます。
しかし、それでも疑いの心が出てしまうのが人間。
『このまま雨、止まないんじゃないか…』
あまりにも降り続いたため、何度かこうした不安に襲われました。
ちょっとしたきっかけがあり、自分でも参ったな…と思うほどに、感情も思考も不安定になっていたからでした。
普通に考えたら
「いや、そのうち止むやろ！」
とツッコミ入れて笑い飛ばす場面ですが、それさえできなくなっていました。
疑心暗鬼とはよく言ったもので、疑いの心というのはとても暗くて、鬼をも易々と呼び寄せてしまいます。
たとえ見たくなくとも目に、耳に日々容赦なく飛び込んでくる、実体の掴めない数字の羅列。
特に、今になって地方ではこうした疑心暗鬼がもとで、仲の良かった方たちまでも、お互いが分断されるようなことが増えてきたように感じています。
では、疑心暗鬼を吹き飛ばすにはどうするか。
暗いから鬼が寄ってくるのであって…。
お！ならば明るく照らしちゃえばいいんじゃ？
そう、ライトワーカーの皆様！あなた様の出番ですぞ！！
一人一人、誰もがライトワーカー。
特別なことではなく。
安心して、穏やかにお過ごしいただければと思います。
中には、
「なにをキレイゴト言ってるんだ！」
とご立腹の向きもあるかもしれません。
誤解を恐れずに申し上げるとすれば
「住みたい世界は自分が創る」
これに尽きるのかなと思います。
疑心暗鬼の世界がお好きなら、それも結構。
安全安心の世界がお好きなら、それも結構。
自分がどんな世界に暮らしていたか、誰もが高い視点から見ることができるのは、いつかこの虹の彼方へ渡るときかもしれないと、そんなふうにも思いました。
今回のようになかなか浮き上がれなくて沈んでいたとき、それより以前から私が摂っていたフラワーエッセンスは「地に足つける」「グラウンディング」がキーワードでした。
ちょうどそのエッセンスを選んだのは、バイオリニストYUKIさんの第一回の「音のマントラと遠隔ヒーリング」に参加したとき。YUKIさんからのメッセージを受け取る直前のことでした。
後に、このとき彼女が受け取ってくれたのも「必要なのは強烈なグラウンディング」という言葉で、そのシンクロっぷりに背筋がゾワワっとしました。
このことは、記事にするのがすっかり延び延びになっているので、また日をあらためてご紹介させていただきたいと思います。
ところで今回こんな私を引き上げてくれたのは、Instagramに上げられた、一枚の画像でした。
深夜、寝る前。
横になってインスタのアプリを開くと、一番上にドーンとこの画像が上がっていて、目に飛び込んできました。
そこには大きく幾重にも光り輝くお陽さまが写っていました。
なんてことのない、一枚の太陽の写真。
特に説明もついていません。
なのにこれを見た瞬間、ブワッと涙が噴き出しました。
自分でもちょっとオイオイって感じでした。
思いこみがヒドいワタクシ。
涙しながらこんなふうに思います。
「え？なんか通じた？」
（通じてないない）
「落ち込んでたからお陽さま撮ってくれた？」
（いや、たまたま…）
まだこちらは雨でしたが、久々に見る力強い太陽でした。
おそらく関東近辺でも久しぶりの晴れた空だったのでしょう、他にも多くの方が青空の写真を投稿していらっしゃいました。
この画像を見てから寝た、その次の日の夕方に出たのが冒頭の虹です。
なにかモヤモヤとしていたのが一気に吹き飛びました。あ、大丈夫なんだ、安心していいんだと、理由はわからないけれど直感で腑に落ちました。
そして、今日もこちらは昼間の数時間を除いてほぼ雨の一日。
夕方遅く、また空気が茜色に変わっていることに気がつきました。
外に目をやってすぐ飛び込んできたのは、この地ではこれまでに見たこともないような、クッキリハッキリなないろに光り輝く、虹。
外側に見える副虹も空の端から端まで途切れることなく、完璧な美しさでもって弧を描いていました。
思わず息を呑みました。
こぼれ落ちそうになる涙をこらえ、眺めます。
うれしさで叫びたくなる気持ちを抑え、写真を撮ります。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫。
せき、とう、おう、りょく、せい、らん、し。
端の青〜紫色のグラデーションは普通わかりにくいのですが、ここまでハッキリ見えるとは。
圧巻でした。
様々な気象条件が完璧に揃っただけでなく、陽（ひ）の光がいかに強いかを見るようでした。こんなに力強く輝く虹は、なかなか見られるものではありません。
ここでも私は持ち前の思い込みの強さを発揮。
「これは天からのギフトに違いない！」
「“安心しなさい、大丈夫だから”のサインに違いない！」
「これはきっと私のために見せてくれた、出してくれた虹！」
「地球という星はなんでこんなに美しいのだろう」
この妄想、めっちゃ楽しかったです（笑）
住みたい世界は自分が創る。
だから、いいんです。
思い込みだろうと妄想だろうと、私が心地よければオールOK。
今日は周りの住人も、道ゆく人も、車に乗っている人も、老若男女、誰もが虹に気がついて、一斉に空を見上げていました。
誰もがみんな、顔をあげて同じ虹を見ている。
でも、これは「私」だけへの特別な贈りもの。
…見上げている人誰もがそんなふうに思えたら。
一人一人、誰もが自分は特別で、こんな素晴らしい贈りものを与えられる存在なんだと喜べたら。
誰もがみんな、自分はこんなに素晴らしいギフトを受け取るにふさわしいのだと、虹に気がつくように選ばれたのだ、と信じることができたなら。
ちょっと人や自然に優しくなれたりして。
安心と思いやり、愛と平和に満ちた世界への第一歩になるかもしれません。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
どなた様にとっても安らかな週末でありますように。
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