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【子育て】新学期の少しだけ悲しい出来事

4月の幼稚園バスの中には、必ず泣いている子がいる。

2年前の息子の姿が蘇って、心が少し痛くなる。

2年も経てば、幼稚園生活にも慣れて、泣くこともなくなるのだが、初めての幼稚園ではそんな事は分からない。

いや、分かっていても嫌がって泣く我が子を見るのは辛い、辛すぎる。

あの頃のほろ苦い感情は、幼稚園バスを見る度に思い出すのかもしれない。

そして、悲しいことに、今まで家の前を通っていたバスコースが変わり、バスの中からバイバイと手を振る息子の姿を見ることが出来なくなってしまった。

当たり前にあった光景は、失って初めてその喪失感に気が付く。

失わなければ気が付かない事がある。

バスを見送るだけの些細な行為なのに家に帰り着くと、バスが通らない事に物足りなさを覚える。

今日から、1日保育。

私がゆっくり出来る時間も増える。

嬉しい。

しかし、少し物足りない。

変わらない毎日はない。

少しずつ変化していく。

あんなに幼稚園を嫌って泣いていた息子は、もういない。

穏やかな新学期だ。

子どもが不安なく幼稚園や学校に通ってくれるだけで、心の安定が保たれる。

苦しいことも、悲しいことも、心痛くなることも、

全て思い出に変わるから。

可愛らしい時期の息子を堪能出来る瞬間が減ってしまい、今までの当たり前が無くなってしまって、きっと悲しいのだろう。

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