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幼稚園は楽しい所ではなかった❗️【息子が幼稚園に泣かずに行けるまで①】

笑顔で入園式を終えて、これから楽しい幼稚園ライフが待っている❗️と思ったのも束の間。

半日保育2日間、土日を挟んでまた2日間の
半日保育の幼稚園をライフを終えた息子に変化が訪れた。

朝、家を出ようとすると、

「イヤだぁ、行きたくない❗️」

そう言って泣き出した。

1日保育初日でお弁当も作って持たせている。

もう、バスが来るギリギリの時間だ。

鼻水をダラダラと垂らす息子の鼻を何度もティッシュで拭いながら、抱っこでバス停へGO!

マスクなんて、びちゃびちゃのぐちゃぐちゃだ。

息子は背中を押されてしぶしぶバスへ乗り込んだ。

胸が痛いよ~。

憂鬱だよ~。

ずっと寂しくて泣いていたらどうしよう🥺

そんな不安をよそに帰ってきた息子は、元気だった。

しかし、帰ってからもずっと

「ママ見て~。」

の連発。

明らかにいつもと違う。

不安定な様子が手に取るように伺えた。

1日保育2日目の朝、息子は夢中を通り越して自棄になって遊んでいる様に見えた。

制服に着替えさせて、バスの時間間近。

靴下を履かせようとすると、嫌がって脱ぐの繰り返し。

それでも、バスに乗せなければ❗️その一身で息子を抱えて、鼻水を吹いてダッシュ。

さすがに昨日よりも息子の抵抗が激しい。

バスに乗るのも私にしがみついて離れない。

それを無理やり先生に渡して、終了。

今まで息子が楽しむことだけを考えて生きてきたのに、ここに来て嫌がることをしなければならない。

その事が一番私を落ち込ませた。

その日も帰って来てからは元気に遊んでいた。

しかし、夜になると、幼稚園へ行きたくない。一人ぼっちだから嫌だ。そう言って泣き始めた。

そんなに嫌なのか、、、。

心が折れる。

明日は休ませてしまおうか、、、。

葛藤しながら1日保育3日目の朝。

息子はベッドにうずくまって起きてこない。

「どうしたの?」

いくら聞いても泣いて首を振るばかり。

その状況に、もう今日は諦めよう。

私が、幼稚園へ行かせることを諦めて、

「どうしたいの?」

息子の頭をナデナデしながら聞いても返事はない。

「今日は、お休みしてお家でゆっくりする?」

その提案に息子は、チラッと私を見て、

「うん。」

と、嬉しそうに頷いた。

息子は元気だった。

しかし、幼稚園の話をすると行きたくないと言って泣き始める。

お風呂に入りながら、もう2度と幼稚園には行かないと大泣きする始末。

金曜日にお休みして、土曜日までその状態が続いた。

日曜日の夜、また嫌がる息子を幼稚園へ連れていかなければ行けないのか、、、そう思うと憂鬱で、私からは幼稚園の話を切り出せなかった。

すると、絵本を読みながら息子が、

「明日は幼稚園?」

と嫌がる風でもなく聞いてきた。

私はビックリして、

「そうだよ。でも、明日はママも一緒に行くよ。いい?」

そう言うと、

「いいよ。」

と息子は答えた。

明日はバスではなくて自転車で幼稚園まで送って行こうと思っていたので、そう伝えた。

どういうこと?どういうこと?どういうこと?

息子のこの反応に、疑問しか沸いてこない。

え?嫌じゃなくなったの?

3日間休んだから幼稚園へ行きたくなったの?

息子の気分に振り回される母。

月曜日の朝、息子は私と一緒に自転車で幼稚園へ向かった。

全く泣かずに幼稚園へ到着し、

「こうやって靴を入れて上履きを履いているんだよ❗️」

と教えてくれた。

そのまま教室に入り、帽子を決まった場所に置いて、私の方など振り返らずに教室の奥へと姿を消して行った。

教室の前には、泣いて座り込んでお母さんに諭されている子や、教室に入る手前で踏みとどまり泣きながら行ったり来たりを繰り返している子が目に入った。

そして、両親と手をつないで通園している子も見受けられた。

母親だけでなく、父親も幼稚園へ通い始めの我が子がどのようになるのか見届けるのは、とても良いことをだと思った。

子どもが何かを嫌がった時に、一番始めに共感をする事が大切だと言われている。

親としては、どうして嫌なのか、理由を始めに知りたくなって聞いてしまうが、子どもにはまだ明確な理由が分からないのだと思う。

だから、どんな事であれ共感して、苦しい気持ちを認めて欲しいのではなかろうか?

その為に、泣いて訴える。

分かって欲しい、ただその一身で。

子どもにとって、共感されることは受け入れて貰える安心感なのだろう。

それと同時に、大人でも共感力はコミュニケーションにおいて、とても大切な事なのだと気づかされる。

夫はいくら息子が泣いて嫌がっても、そんなものだろう、それが当たり前、だと思っている。毎日、息子が嫌がる様子を見る前に、出社していく。
会社近くの保育園で、そんな光景を見ているから、自分は分かっていると言った感じだ。

嘘でも良いから、

「大変だったね、しんどかったね。」

そんな言葉をかけて貰えれば、分かって貰えたと気持ちが落ち着くのに。

そんなことを思う。

息子の様子を伺っていると、決して幼稚園が嫌な訳ではない。

ただ、私と離れることが嫌なのだ。

その瞬間が嫌なのだ。

今まで見守ってくれて、困った時に助けてくれた存在が近くにいない不安を感じているだけなのだ。

一人で何でもやらなくてはいけないことに、ストレスを感じていることもあるだろう。

だから、家に帰ると今まで以上に甘える、かまって欲しいと騒ぎ立てる。

息子にはそんな行動が見られた。

息子自身も葛藤している。

今は、見守り共感して励ますしかない。

寂しいのは当たり前。

手を変え策を変え、息子は幼稚園へ行かなくてすむ方法、私と離れなくて良い方法を考えて実行するだろう。

時に心を鬼にして、時に諭して、時に寄りそって、信頼関係を築いていこう。

いつか慣れる時が来ると信じて。

ゆっくり息子のペースで。



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