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息子が抱くパパ、ママへの感情と使い分け

息子は、パパとカードゲームをして負けると、カードをグチャグチャにして投げつけたりする。

余程悔しいのか、雄叫びを上げて、

「もう、パパとは遊ばない!」

と言って2階へ駆け上がっていく。

少しして2階から降りてきた息子を抱きしめて、

「負けて、悔しかったんだね。どうしたら機嫌が直るの?」

私はそう言って、身体をこちょこちょした。

息子は、少し笑顔になって

「ゲームに勝ったらなおる。」

と言った。

なるほどね。

「ママとやって、負けてもこんな風になる?」

息子は少し考えて、首をふる。

「ママに負けてもそんなにならない。だってママの事は好きだから。」

え?

それってパパの事は好きじゃないって事?

いや、手紙にパパ大好きだよって書いたりするから、そういうことではないだろう。

パパは友達でありライバル。

だから負けると悔しい。

同じ男として戦う相手。

ママは愛すべき彼女。

辛い時に優しく慰めて貰う存在。

息子には兄弟がいないから、喧嘩相手もパパになる。

一人っ子の息子は、自由に伸び伸びと、だが時折自由を持て余しながら冬休みを過ごしている。

おやつの取り合いなどとは無縁だ。

他の家族でそんな争い事がおきている事も知らない。

幼い息子には、家族が世界の中心で、それ以外の世界はまだ体感していない。

必然的に私と夫が息子の世界の土台を作っている。

家庭環境は、少なからずその後の人生に影響を与える。

息子が助け合える兄弟がいなくとも、逞しく生きていけるように愛情だけは枯渇する事がないようにしたい。








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