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アメリカ大学受験の道のり② 〜受験生活〜

はじめに

こんにちは、今年の(2020年)の秋からアイオワ州にあるリベラルアーツ大学グリネル大学に進学しているavocadoといいます。ここでは複数回に分けて海外大学受験の経験をシェアしています。今回は第2回として実際の自分の受験生活と、そこから学んだことについて紹介します!第1回大学紹介・受験必要書類編はプロフィール欄からご確認下さい。

高校時代(高1〜高2)

中高6年間自分は運動部に所属していたので、テスト期間中以外ほぼ毎日部活に行ってました。この頃はまだ海外大学に行くとは全く決めておらず、部活でスケジュールが合わないので塾にすら行ってませんでした。日中授業を受けた後、そこからバスに乗ってグラウンドに行って日が暮れるまで練習。くたくたに疲れながらも帰りの電車で英単語や数学の宿題プリントを眺めてなんとか勉強時間を捻出しよう、という毎日でした。帰った後は時間もなく眠気もきているので、まとまった勉強は週末の午後か(午前中はだいたい練習)テスト週間に入って部活がなくなってからでした。至って普通の生活だったな、と思います。

その中でも海外大学受験に大きく繋がったなと思うのは、不定期で開催される高校模擬国連の練習大会に出場していたことでした。模擬国連とは、2-3人のペアになって一国の大使になりきり、与えられた議題に対して各国が議論し解決案を提出するというもので、自分はリサーチをすること議論したり交渉したりすることに興味があったので、年に5回以上は学校として参加していました。特に模擬国連は、1. 英語で調べたり文書を作ったりする点、2. 国際問題について議論するので国際情勢に敏感になれた点から日本だけでなく海外に目を向けるきっかけになったことが、今思うと海外受験を目指すきっかけになったのではないかと思います。

そんな感じで、基本的には部活に勤しむ毎日で、時折模擬国連やビジネスコンテスト(追って紹介します)に参加したりして忙しく生活していました。

高2秋〜きっかけ〜

高2の7-8月、私は模擬国連の全日本大会に挑戦していました。”挑戦"というのも、参加するための書類選考が8月にあるので、高2の夏〜秋は書類作成がほとんどでした。9月にある文化祭もほとんど準備期間から参加せずパソコン室で籠もってキーボードをカタカタ動かす、ただ迷惑な人だったと思います。しかし結局、その選考に選ばれませんでした。結構準備してきただけあって、正直かなり落ち込みました。その時ふと、なんとなくこのままでは受験も上手くいけない気がすると思った私は、何か人と違うことを成し遂げたい、と思うようになりました。今でもなぜそのように思ったのかは分かりませんが、この時なんとなく海外を受けようと決めていました。

高2冬〜進路選択〜

高2の冬になると自分の通っていた高校は一気に受験モードに変わります。私も例外ではありませんでした。しかし、私の海外大受験を親はなかなか受け入れてくれませんでした。結局、この進路選択の押し問答は高3の4月まで続きました。思うように受験のスタートを切れない時期でした。

高3春〜TOEFL、SAT〜

高3になる前の2月頃から、ようやくTOEFLの勉強を始めました。これまで家族にずっと反対されていて、そもそも参考書すら買っていなかった状態だったので、ここから急ピッチでTOEFLとSATの対策が始まりました。

3月に塾のSAT対策講座を受けました。そこではPractice Testを宿題で解きながら、先生の作ったプリントや参考書を通して解き方や分からないところを教えてもらいました。TOEFL対策は学校の英語の先生に少しサポートを頂きながら、基本は独学で勉強をしました。4月には苦手だったSpeakingだけ塾の講座をとって勉強し、4月に初めてTOEFL、5月に初めてSATを受験しました。どう考えても遅いスタートで結果も全く良くなかったので、正直かなり落ち込みました。

高3夏〜詰め込み、エッセイ〜

6、7月は部活の引退が迫っていたので、受験シフトから一回部活漬けの毎日に戻っていました。この時期は練習前や後に英単語を覚えたり、SATの練習をKhan Academyというサイトを使って少しづつ勉強したりしていました。

夏休みは膨大に残っていたSATのPractice Testを消化しようと毎日凄まじい量の課題を設定しました。同時にTOEFLも勉強しないといけなかったので、参考書を買い足して勉強していました。高校では夏休み500時間勉強することを目標にしていたので、日本の大学受験のための勉強時間も合わせて夏休み通算そのくらいは勉強していました。(日米の勉強割合は3:7くらい)

8月に入ってからはエッセイのテーマを考え始めました。正直一人では全くいいものがかけそうになかったので、カウンセラーの先生や友達や先輩に相談して内容を考えていました。夏休みにお試しで一つエッセイを作りましたが、結局それはボツになって9月から新しく書き始めました。。。

高3秋〜アーリー出願〜

最初の出願を10月15日に設定していたので、エッセイを急ピッチで仕上げました。もともと使わないだろうと思って適当に書いてたテーマがなぜか面白いとカウンセラーの先生に言っていただいたので、結局そのテーマでエッセイを書くことに決めました。自分でも意外でしたが、結局かなりの自信作になりました。

と同時に、SATとTOEFLも受験しました。夏休みの勉強の成果か、どちらも点数が大幅にアップしていてすごく嬉しかったことを覚えています。精神的にも一番上手くいっていたと思える時期でした。

高3冬〜レギュラー出願〜

冬にかけて精神的にも肉体的にもかなり追い込まれていた時期でした。エッセイを書くのに夜が一番自分の中で向いていたので、睡眠時間を削って毎日遅くまで勉強とエッセイを進めていました。この時期は高校の中でもだんだん結果に差が見えてくる時期で、推薦で先に受験を終えた人たちも出てくるので、あまりいい雰囲気ではありませんでした。と同時に、自分は他のみんなとは違う受験生活を送っていて、その中でのストレスや不安が周りに共有できなかったことがかなり辛かったです。今でも辛いな、と思ったことは、いつも通り放課後スタバでエッセイを書いていて、なんか今日はやけにカップルが多いなと思って時計を見たらその日はクリスマスの日だったということがありました。もはや受験生なんてクリスマスの日なんて覚えてないんですよ!!結局12月31日の年をまたぐ少し前に、全大学への出願を終えました。

学んだこと

受験生活で一番鍛えられた/得られたことは、強いメンタルや時間管理の仕方、より深い自己分析、などでした。特に自分のことについて振り返りアウトプットする機械の多いアメリカ大学受験は、自分の興味や、今後大学でどう過ごしていきたいのかを理解するいいきっかけになったので、得られることの多かった一年だと思います。

次回、大学で学びたいこと

今回は、自分の受験生活にフォーカスして話を進めてきました。この記事で海外大受験のイメージが湧いてきたら嬉しく思います。次回は私が大学で何をやりたいのか、についてお話しします。ここまでお読みくださりありがとうございました。

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