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目の矯正手術(ICL手術)をして、生まれ変わりました

1週間前の2023年3月5日(日)、ICL手術という目の矯正手術をして、裸眼0.06から1.5に生まれ変わったので、その体験を箇条書きで記録しておきます!

▼ICL手術とは


Implantable Contact Lensの略で、いわゆる眼内コンタクトレンズを半永久的に眼に入れる手術のこと。角膜を削るわけではないので、なにかあったらレンズをはずして元の状態に戻すことができる。

▼手術までの流れ

※ここから先は、あくまで私が体験したケースです。

●クリニックを選んで予約
●初診はICL手術ができる身体かどうかの検査(1時間)
●1週間後、レンズの度数を決めるための検査(1時間)
●約1ヶ月後、日帰り手術(手術自体は20分)

▼手術当日のルポ


●13:00にクリニックに到着して受付。瞳孔を開くための目薬を10分おきにさすよう指示される。
●30分後、瞳孔が開いたかを看護師さんが確認。
●まったく開いていなかったので、今度は5分おきにさすよう指示される。
●1時間たっても瞳孔が開かず、「私、もしかして薬がききにくい体質なのでは…?」と不安になる。
●2時間後の15:00、やっと瞳孔が開いたので手術室に呼ばれる。
●控室のようなスペースで、手術着と帽子を着用して、麻酔の目薬をさされる(数滴しかさされないから、「本当に効くのかな?」と不安な気持ちでいっぱい)。
●10分後、歯医者さんの椅子のような手術台に案内され、目だけが露出するシートをかぶせられる(心臓バクバク)。
●まぶたと目の中を消毒される(これが結構目にしみた)。
●まぶたをあけるためのクリップ(?)を装着されて、まばたきできない状態になる(目に絶えず無痛の液体が流されているので苦しくはない)。
●執刀医の先生に「この光をずっと見ていてくださいね」と言われ、目に強力な光が当てられる(まぶしい)。
●光と液体のせいで、視界はかなりぼやけた状態。水中から太陽を見上げている時のような感覚。
●「メス入れますね」と言われて切開(まったく痛くない。切られている感覚も無し)。
●「レンズ入れますね」と言われてレンズが入る。これが!!けっこう苦しかった。ぐりぐり眼球をおされている感じで、痛くはないのだけれど圧迫感が不快で身体に力が入ってしまう。力を抜こうと思って、「ヒィィィ………ヒッ……ヒッ……ヒィィィ……」と、心霊現象のようなかぼそい声を出しながら呼吸。
●レンズ挿入完了後、目の消毒をされる(結構目にしみた)。
●片方完了。トータル5分くらいだった。もう片方の目も、同じように手術。
●5分後、先生に「はい、終わりましたよー」と言われて目をあけた瞬間、視界がわりとよく見えたので(たぶん0.7くらいの視力)、感動。少し目がしみるくらいの軽い痛みがあるがたいしたことない。
●スタスタと手術室を出て、感染予防に3種類の目薬を10分おきに3回さすよう指示される。手術中に力が入っていた反動か、脱力してぽけーっとしてしまう。しばし虚空を見つめる。
●30分後、診察室に呼ばれて、手術が成功したかどうかをチェック。
●成功。渡された保護メガネを着用し、16:00頃クリニックをあとにする。痛みはないけれど、ちょっとしたゴロゴロ感がある。風が強い日に小さなゴミが入ったような感じ。視力はまだ0.7くらいだが、なんの問題もなく電車移動し、途中でパン屋さんに寄って帰宅。
●帰宅後、2時間おきに3種類の目薬を点眼。スマホを見たり本を読んだりするのは禁止されていたので、ひたすらPodcastを聞いて過ごし、夜ごはんにパンを食べて就寝。

▼感動したこと/メリット


●手術直後は目の腫れとか充血とかあるのかなと思っていたけど、まったくなかった!
●手術翌日の朝、起きたときに世界がクリアに見えていた!病院で術後検査を受けたら視力1.5だった!目のゴロゴロ感はだいぶやわらいで、ほんの少しだけ違和感があるくらい。スマホやPCや本を読むのには全く困らなかった。
●翌々日には違和感は消えて、めちゃくちゃ快適な裸眼生活を手に入れることができた!仕事も問題なくできた!
●1週間たった今でも、起きた瞬間から世界が鮮やかに見えることに感動してしまう。毎朝じわじわと喜びがこみあげてくる。
●朝、コンタクト作業がなくなったぶん、時間に余裕ができた。
●夜、お風呂に入るハードルが下がった。これまでの夜のルーティンは「コンタクトレンズを外す→歯磨きする→お風呂に入る」というもので、お風呂に入るまでの心理的距離が長かったけど、コンタクト作業がなくなった分、少しだけ気持ちが楽になった。
●酔っ払って帰ってきたとき、そのまま床で寝ちゃっても目にダメージがないと思うと心置きなく酔えるようになった。
●休みの日、でかけるのが面倒だなと思うときが多かったけれど、コンタクトのつけはずしがないことで、フットワークが軽くなった。
●今後旅行するとき、コンタクト用品を持ち歩かなくてすむし、温泉入る時も視界がクリアになると思うと嬉しい。
●万が一災害が起こったときの心配事がひとつ減った。

▼デメリット


●保険適用外なので手術費が高額(30万〜80万と、クリニックによってかなり幅がある)。
●外科手術特有のリスクがある(合併症を起こす可能性があるなど)。
●手術前の2回の検査は、1週間前からコンタクトNGなので、メガネで過ごさないといけない。
●手術後、1週間は外出時に保護メガネをかけないといけなかったりスポーツやアイメイク禁止だったりと、多少の制約がある。また、1ヶ月間は毎日3種類の目薬を日に4回さす必要があり、地味にわずらわしい。

▼思ったこと


●デメリットもあるけれど、私の場合はメリットのほうが圧倒的にうわまわったので、完全にプラマイプラ。
●快適な裸眼生活を手に入れたことで、視力の良さってかけがえのない財産だなと改めて気づいた。今回、私は数十万かけて矯正したけれど、いま裸眼で生活できている人はその費用が必要ないわけで、どうかいま持っている宝物を大切にしておくれ……。
●これって、歯にも言えることだよなと思う。歯を失ったらインプラント入れるのに1本数万かかるわけで、自分の歯は数十万の価値があると思って大切にしていきたい。
●人体改造って、テクノロジーが肉体に勝利した感があって、すごい高揚感がある。ちなみにこれまで私が行った人体改造(?)は、
・歯の矯正
・永久脱毛
・髪のストレートパーマ
で、全部やってよかったと思っている。

以上、長くなりましたが、ICL手術をしてQOLが爆上がりしたので、日々喜びをかみしめています。

※この体験記はあくまで個人の主観によるものです。手術までの流れや手順はクリニックによって異なりますし、手術に適さないタイプの方もいるので、手術に興味を持った方は、手術のリスク含め、必ずご自身で専門医に確認のうえご判断ください。


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