003 時間と包容力

昨日セラピストと話した事が面白くて私の長年の謎が少し解けたので書いておきたい。

ずーっと不思議に思ってた事があって、ニューヨークに来てすぐ、多分まだ就活してたり、日本人の友達もいなかったから知り合いたくて色んな人に声かけた。でも、すごい確率でなんか嫌な感じにあしらわれたんです。一緒に居る私の非日本人の友達には笑顔なのに私にだけ冷たい日本人の人に結構会って、最初は落ち込んだこともあった。

インド人や中国人や韓国人の特にアジア系移民の子達のコミュニティが羨ましかった。同じ人種ってだけで親戚でもないのに親身になってくれる大家さんの話とかご近所さんの話とか聞いて、羨ましかった。まー日本人の絶対数が少ないのはあると思うけど、、、、。

勿論日本人の素晴らしい友達も今はできたし、そんな思い出も笑い話なんですが、先日ひょっと思い出したのでセラピストに話してみた。彼女曰くは、精神医学的にそういう一種の防衛反応を人間はするらしいのだ。特に新しい土地に来てストレス状態にある場合、自分と同じような新しい環境に入ってきた他者が自分のリフレクションと写ってイラッとしてしまうんだって。

そう思ったら、あの人もあの時私と同じように頑張ってたんだなぁって思えて、むしろ心が軽くなった。私が今6年前より幸せなようにあの人達もニューヨークの何処かで幸せだといいなと思えた。




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