「YASUMO」育休について手っ取り早く知りたいひとに読んでほしいメディアの話。
↑の記事を読んだ筆者がすっかりファンになってしまった、Webメディア「YASUMO」と育休にまつわる自動計算ツール「育休シミュレーター」のお話。
Webエンジニアのイミーさん(@13imi)とデザイナー・イラストレーターのムラキさん(@u_vf3)がご夫婦で運営されているWebメディア。お子様が生まれた際に育休を0か月目・8か月目と2度取得し、奥さまとともに「ダブル育休」で子育てに臨んだイミーさんが実際に勉強したこと、経験した手続きに基づいていて、記事がものすごく実践的。そして手っ取り早い。今回はこのYASUMOをベタ褒めします。
ダブル育休?育休2回取る?という時点で「え?」と思われた方にこそ見ごたえたっぷりのメディアです。
以前の記事でさんきゅうパパプロジェクトにほんの少し触れました。「育児は“ママの仕事”ではなく“パパとママの仕事”! 」「女性だけじゃなくて男性も育休取ろうよ!」 という声はそこかしこで聞こえますが、厚生労働省が6月に発表した2018年度の男性の育休取得率は6.16%。なぜ。(参考記事:https://florence.or.jp/news/2019/06/post18354/ この座談会とてもためになるので読んでほしいです)
数字を一見して「奥さんがかわいそう!」と男性を非難するのは少し待っていただいて。休みを取れていない男性の立場になってみると、
「休むのはいいけれど、その間のお金は大丈夫なの?」
「育休ってそもそもどうすれば、そしてどれくらい取れるの?」
と、周囲に前例が少ないがために育休に関する知識を得られない、あるいは職場で育休を取る雰囲気が無くて言い出しづらい、といった不安や困惑を漏らす男性の声が想像できます。育休取りたくても取りにくい、旦那さんだってきっと休みたいんだ。
そんな「ほんとは育休取りたいんだけどな……」という旦那さん、あるいは「旦那に育休取ってほしいな……」という奥さまは、ぜひ「YASUMO」を読みましょう。
「YASUMO(休も)」という名前から素直さがありありと伝わりますが、「3分で分かる!育児休業(育休)と育児休業給付金!」「男性育休やることリスト」と、記事タイトルで知りたいことがパッとわかります。
記事の中身は詳細かつフランクな語り口。何をしたらいいかだけでなく、いつまでに何を準備したらいいか時期や順序まで整理して教えてくれるので、情報を一挙に並べられて焦ることもありません。会話口調の語りは読者がまさに直面しそうなお悩みに丁寧に言及していて、育休について「もはや何を知らないのかすらわかってない」という人も安心して読めます。
イミーさんご自身、育休を取る際に「意味わかんないぞ?」と困る場面が多々あったそう。「同じように悩む人が少しでも楽になれば」という優しさが文章の読みやすさ、親しみやすさから受け取れます。
「育休中のお金がどうなるかわからないと何も始められないよ」「余所の家庭はいいけどウチの場合でもほんとに育休取れるの?」という方にまずオススメなのが育休シミュレーター。
自分の月収、労働時間、取ろうとしている育休の期間などを入力するだけで、ご家庭ごとの育休中のお金と時間について瞬時に知れてしまいます。育児休業給付金はふつうに働いた場合と比べてどれくらいもらえるのか、その分だけ子どもと過ごせる時間がどれくらい増えるのか、ざっくりとしたイメージを持つことで、右も左もわからない不安を抱えているより、かなり前向きに育休について考え、動き出しやすくなるのではないかと思います。なんて親切。
職場の雰囲気もあり現実的には「上司に育休の話切り出しづらい……」という男性も多いでしょうが、育休について必要な知識を準備していれば、何を訊かれても答えられるぞ!という気構えができてかなり心強いのではないかと思います。
「YASUMO」読みましょう。休みましょう。
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