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焼菓子工房開業までの道のり②きっかけと気付き

avec toiです😊

焼菓子工房開業までの道のり①はこちら


焼菓子工房開業までの道のり
②きっかけと気付き

きっかけは今までもたくさんあったと思う。

作ったお菓子を美味しいと言ってもらえたり、
お店したらいいのに〜って言ってもらったり、

新規オープンしたかわいいお店を見て、
いいな〜って思ったり

その度に、
「お菓子を仕事にできる?」
って小さく密かに自分に問いかけてきました。


毎回、行き着く答えは同じで、

「趣味上がりじゃお店なんて無理じゃない?」

とか、

「やっぱり会社員で安定したお給料もらって、
 お菓子は家で趣味で楽しむのがベターだよね」

って納得しちゃって終わり。


気持ちを押し殺していた、
というよりは、
その状態に自然と納得する自分だったんだと思います。


でも、
仕事で思うようにいかないことがあっても、

お菓子を作ると、
とにかく没頭できて、充実感があって、
褒めてもらえることもあって、
お菓子で繋がったたくさんの素敵な人がいて、

お菓子はずっと、
私のいろんなバランスをとってくれていました。


2022年2月、

私はちょうど1ヶ月ほど
お菓子作りができない環境にいました。
(病気とかではなく、元気でしたよ!)

「バレンタイン前なのに
 今年はチョコレートを作れません😭」

と、東京のパティシエの先生に漏らしたところ、

「チョコレートに使う道具と材料、
 宅急便で送ろうか?」

と言ってくださったのです。

「自分のために、
 そこまでしてくれる人いるっ😳?!」

という小さな驚き。

チョコレートひとつ作るのにも、
適したサイズのボウルや温度計、ヘラ、チョコレートフォーク、色んな種類のチョコなど、
まぁまぁ必要な物が多いんですよね💦

それをサラッと提供しようとしてくださった、
ありがたさ。

本当に、お菓子を通して、
私は人に恵まれていると感じた瞬間でした。


実際は、道具を送ってもらわなかったのですが、
久しぶりの近況報告をさせてもらいました。

そこでも、

「お菓子教室やりなよ〜」

と言ってくださる先生。


いつものように、

「やりたいんですけどね〜、なかなか」

というスタンスの私。


自分でも、

ああ、またこうやって先延ばしにして、
やりたい詐欺(やりたいと言ってしないこと笑)してるわ〜って自覚しつつも

もやもやしていたところ、

「来月中にどんな教室にするか考えて
 私にプレゼンしてみて」

と先生からのお尻ぺんぺん。笑

「ええー!
 だってまだ、場所もないし、時間もないし、
 そもそも私が教室で誰かに教えるなんて」

と思ったときに、


気付きました。



いつまで同じこと言ってるんだ私は、と。


自分が変わらなければ、何も変わらない。

今まで自分が変わらなかったから、
何も変わらなかった。ただそれだけ。


でも、

自分が変わったら、何かが変わる?


今さら

だけど

ずっと堂々巡りでもやもやしていた自分に

小さくぽつっと光がついたような気がしました。


あ、

これ、

今やらなあかんやつや。


そんなふうに感じました。



この写真は、先生とフランスに行ったときに、

カフェのテラス席で朝ごはんを食べていて、
ふと空を見上げた時の写真。

お気づきいただけたでしょうか?


電灯にスニーカーがひっかかってるんです。

よじ登ってひっかけたのか、
下から放り投げたらひっかかったのか、
素人にはわからないアートなのか、

よくわからないけど、


「なんか見つけたっ!」
という嬉しさで思わず撮った写真です。

見知らぬ土地でふと見つけた

誰の何のためかわからない

ひっかかったスニーカー


この写真を見るたびに、

何気ない日常の一場面にも、
何か大切なメッセージが秘められているように
感じるのです。


焼菓子工房開業までの道のり③に続く

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