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良心チェック機能的券売機

 去年2月カウアイ島を訪れた時は、ワイメアキャニオンの「整備された」展望台には車を自由に乗り入れられた。小さな島の大きさを忘れさせるスケールのワイメアキャニオンはカウアイ島にとって一番の観光資源であるのことは確か。観光客が必ず訪れる場所でもある。
 同じ年の12月母を伴っての再訪問、「えっ、何か違う」「あそこで揉めていない?」よく見ると展望台入口に駐車場料金支払いの券売機が設置されている。だが、係員と揉めている人の横を「支払っていない人」が幾人も素通り。その人らは係員から注意も投げかけられず、まるで支払った人が寄付をしているような様相だった。
 駐車券を車内見える場所に置くわけでもなく、チェックで係り員が駐車場回るどころか、ブースに入って仕事放棄のコーヒーブレイク。これでは係員の給料が勿体ないように見える。
 第一展望台だけかと考えていたが、一番奥の展望台にも「形式的」に券売機が設置されていたが此処は係員も居ず皆無視をして展望台を利用。

 良心チェック機と呼ぶ方が似合っている券売機だった。
 確かに、カウアイ島全体殆どが駐車自体に気を使うことも無く、仮令整備された駐車場があっても無料だった。観光地というより豊かな自然のおすそ分けをいただくように共に楽しませてもらっている感が強い。
 その大らかさがあるからこそ、再訪問したくなる場所になっている。
 中途半端な券売機など設置せず、維持経費をいっそ空港で観光フリーパス等を購入させることでバカンスに水を差さない工夫が欲しい。
 今、ニュースで上がる関空のザル並みの機能しないシステム導入だった。

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