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「フラワーショウ!」

原題:Dare to Be Wild
監督:ビビアン・デ・コルシィ
製作国:アイルランド
製作年・上映時間:2014年 100min
キャスト:エマ・グリーンウェル、トム・ヒューズ

 予定調和の映画かもしれないと解っていても、監督が好きで、或いは俳優が好きで観に行く映画がある。今回は舞台が「アイルランド」というだけで景色を楽しみに出かけた。titleの写真はおそらくWicklow付近の自然かもしれない。予告動画等の写真をUPしなかったのは、あまりにも邦題が馬鹿げていたからだ。原題「Dare to Be Wild」にあるように、又、映画鑑賞後彼女のインタビューをcheckするとELLEにて「…いかに私たちが自然を大切にしなければいけないかということ。私たちは自分の土地と呼べるものがあれば、そこのガーディアンなの。皆さんがそういう思いで、大地と付き合い、地球を癒していくことができれば、地上の人間だけではない、地下の生きものにとってもすごくいい変化を起こすことができると思うわ。…」とあり、単にショーに参加することが描きたかった世界ではなかったことが解る。

 このことを知っていると、中盤から流れを変えるエチオピア(ラリベラ)の導入(三割近くか)が理解出来るが予備知識なしに観ると此処は冗長したシーンのようにも取れる。人が破壊した大地の再生に取り組むエチオピアのシーンが国を変えての自然保護のアピールだった。
 ショーに参加する過程を描いたサクセスストーリーは描かれた一部であり、恋愛も多少の調味料に過ぎない。只、アイルランドの自然は表現は適切ではないが実際よりもきれいに撮られていたのでお楽しみあれ。*実際晴天が少ない

 「チェルシー・フラワーショー」でデザインした「ケルトの聖域」庭の入口前。「作られた(=整えられた)庭は化粧の様なもの」と映画の中で語られる。彼女は華やかな花は使わず500種類にも及ぶ野草とサンザシの木で庭に自然を呼び込む。メアリー・レイノルズさん本人
★★★(最後の★はアイルランドのlandscapeに)

          *追記:海外の映画ポスターは正確に内容を伝えている


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