「ある天文学者の恋文」
原題:La corrispondenza
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
製作国:イタリア
製作年・上映時間:2016年 122min
キャスト:ジェレミー・アイアンズ、オルガ・キュリレンコ
謳い文句である「ミステリ」は私に限っては全く無い、只のラヴストーリ。
名匠と云われる監督を目的か、或いは俳優に興味がなければ選択肢にかかり辛い。reviewの高さが解せない。
主演二人が同じスクリーン内に収まるのは最初の数分だけで残りは一人一人の撮影となり絡みはない。
監督は、彼の死後も続く恋文、映画ではmail、Skypeを温めてきた題材と云うがそこまで云うほどこの小道具は特別には映らず新鮮味は無い。
そもそも60歳は越えているだろう教授と娘の同い年の学生の恋が不倫もあって感情移入は厳しい。論文を作成しながらスタントのアルバイトをする彼女も映画にその設定が活かされているのか(*彼女の過去とオーヴァーラップさせているところはあるが)不自然さしかない。
サン・ジュリオ島とエディンバラの風景を楽しんだだけに終わる。
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