Easter Rising 1916-2016
アイルランドがイギリスの圧政から脱却する為にイースターに行われた武装蜂起。歴史の教科書で学ぶしかない遠い世界ではなく僅か100年前に起きたことだ。
イースター(復活祭)は春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日とされている為に記念日の様に日は毎年固定されてはいない。
イースター蜂起は1916年4月24日、イースター(復活祭)明けの月曜日に英国支配からの独立を目指すアイルランド人1000人超が武装蜂起し、ダブリン中心部の建物を占拠。英国軍はダブリン市内に砲撃を加え激しい戦闘の末、29日に蜂起軍が投降。蜂起は僅か6日間で鎮圧される。
一見失敗に見える蜂起だが、これまでも小さな反乱を起こしながらも鎮圧され続けてきたこととは流れを変えた。蜂起自体は間際に中止命令が出され参加人員5000人予定が1000人に減少した数字から解るように戦う前から勝利確信があったどころか、「仮令鎮圧されよう」と『今起こす』ことが必要と考えられたのだろう。
今年のイースターは3月だった為、日付的には正確に100年前ではないがアイルランド政府が主催して記念行事が組まれる。仕事が有る為、この時期には行くことが出来ず今回GWを利用してDublinを再訪問した。
*写真は武装の中心となったGPO(中央郵便局)現在も郵便局として機能。雨が多いDublinだが滞在中ほぼ雨には遭わず、この日は綺麗な飛行機雲を何度も見上げる