フィジーク アダプティブ
2020年気になる最新モデル。
フィジーク アンタレス ヴァーサス EVO 00 アダプティブ。
3Dプリンター技術が用いられた革新的なサドルのアダプティブ。
前後でパッドの硬さが違い、クッション性が最適化。
ユーロバイクで発表されたときは面白いものを作るなぁ〜とは思ったが、まさかそのままの見た目で発売するとは…。
まずアダプティブのファーストインプレッションはフォームが思ったほど「柔らかくない」でした。見た目的に柔らかいイメージがあったので、自分のイメージよりも硬い。だが硬すぎるというわけではない。
柔らかいところは柔らかく、座面後方のフォームは柔らかい。前方に行くにつれフォームは硬くなっていく。従来のサドルに比べフォームは柔らかい。約60%の圧力低減が可能とのことなので期待値は高い。
最長で190km。12時間のライドもあり、ある程度はアダプティブに乗り込めた。
座面に座っての印象はベースのカーボンシェルは剛性があり、しっかりとした座り心地。フォームも違和感なくペダリングに集中することができる。
139mmのレギュラー幅のアンタレスも座りやすく、後方に位置取る際はフォームのしなやかさと相まって快適。前乗りでパワーをかけても溝とフォームの硬さが絶妙。サドルによっては前乗りがしにくいのもあるので。
過去プロに向けで開発されたベースが強化されているサドルを使用しているときは、疲れすぎるとベースの硬さに負けて座るのが苦になることがあった。が、約60%の圧力低減が可能という3Dプリントフォームの恩恵なのか12時間のライドの際に疲労で体幹がうまく使えなく、上半身が潰れそうになって座り方が雑になっても苦ではなかった。
個人的にはとても気に入ったサドル。デメリットはまだ見つからず。雨の中を走っても水洗いができるので、泥汚れは落としやすい。あえていうならフォームの中に入ってしまった砂利が落としにくいかもしれないが…。
いままでにない見た目に少し戸惑ってしまうかもしれないが、アダプティブは相性の懐が広い印象なので満足できるサイクリストは多いかもしれない。
ただやはり、座らないとわからないもの。アダプティブ試乗プログラムがあるのでぜひ活用してほしい。
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