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Mackerel38 NFT|アバランチがweb3事業をはじめるまでの記録 Vol.6

最初(Vol.1)から読む

簡単すぎるあらすじ:
アバランチは広告制作会社として25年を迎えた節目の年に、web3事業という、まだ不透明で広大な海原に足を踏み入れることになりました。

お待たせしました。


これです

ページが公開できました。やったー。


このnoteを書いたり、打ち合わせを重ねながらも「とか言って本当にやるんだろうか」と、まだわたしの中でいまいち現実味のなかったこのプロジェクトが、ついに公開となった。

サイト記載のロードマップの通り、NFTのリリースまではおおよそ1ヶ月半ある中ではあるが、まずはプロジェクトページが立ち上がったということで、プロジェクトの目的と想いを、今回は紹介させてほしい。

ロードマップはこんな感じ


「みんなで世界一美味しいサバ缶を作りたい」


ここがスタート地点であり、変わることのない本プロジェクトの根幹である。なぜサバ缶だったのか、はVol.1で紹介したアバランチ初めてのプロダクト「No.38」に起因する。

このNo.38というサバ缶は、わたしたちにとって「本当に納得のいくものができた」そして「自分たちがこだわって良いと思ったものを多くの人に受け入れてもらえた」という2つの大きな経験をもたらしてくれた。

そして何より、販売からもうすぐ5年経つ今でも、品質管理、撮影、試食と、もはやうんざりするほど日々この商品を食べているわたしですら、毎回一口目には「やっぱり美味しいな」としみじみ思うくらいに、自分たちが美味しいと自信を持って言える商品ができたと思っている。 

わたしは実はあまり青魚が得意ではない人間として30数年生きてきたが、本当にお世辞抜きに美味しい。

この経験を、もっと多くの人と共有できたら。

ひょっとしたらこれよりもっともっと美味しいものができるのではないか。
日本中、世界中のひとと、世界一美味しいものを作るって、どんなに楽しいだろうか。

求めたのは革新的な技術でも、あっと驚くような、誰も見たことのないシステムとかサービスとか、そんなものでは全然ないけれど、より多くの人とより気軽に繋がれる場所を作るために、わたしたちはweb3コミュニティという手段を選んだというわけである。

コミュニティの間口は誰でも参加できるようどーんと広く構えたので、既に今この瞬間どなたでもコミュニティには参加できる。本公開は来月のためまだ一生懸命作ってる最中ではあるが、このnoteをご覧の皆さんにはぜひ先んじて参加してほしい。

ここからどうぞ。

みんなでわいわい話すのが好きな人や、サバが好きな人、ちょっと興味あるかなって人、何かしらのコミュニティに属したい欲のある人、誰でも大歓迎です。

「記念カキコ」とかだけでもいいので、ぜひこのプロジェクトに足跡だけでも残していってほしい。今入るとコミュニティの最古参になれます。

ここからどうぞ。(2回目)


そして、サバ缶開発における共同開発者になるにはメンバーシップNFTを保有していただくことを条件付けることになった。
NFTの発行数は380を予定している。

 
これは打ち合わせ中、「試食もみんなで行いたいんだよね!」と熊本さんがキラキラした目で語ってくれたので、試食缶の配送オペレーション等の現実的に必要になるであろうあらゆることを考慮した結果、NFTの売上を開発に充てる意向とし、NFT発行数を開発参加者のMAXとすることになった。

ちなみに発行数を380に設定したのは、
「100はなんか少ない気がするし1000だと売り切れるか不安だから、一生懸命頑張ったら達成できそうでかつキリの良い数字」の結果、サバだから380というわけである。

それとこれは打ち合わせ中こそ口にしなかったが、
自社商品の発売以降、大好きで最高に頼りになる後輩(これはいつか全然関係ないnoteで紹介したいわたしの愛する後輩)が入社してくるまでの4年間、いわゆるワンオペで商品の梱包配送を行い、幾度となく段ボールで腕と指を擦り切るという地味なのに風呂で泣くタイプの日々を乗り越えてきたわたしにとって、このプロジェクトを話し合っていく中で「ほんとまじ何言ってんだよ」となったのはこの試食会構想である。

世界中の人と商品開発をしたい、というのが夢であり目的なので、想定される配送先全てへの出荷オペレーションを打ち合わせの最中ひとり脳内でシュミレーションしながら、喉の奥が締まって変な音がしていた。

(この気持ちに関してはひとりそっと乗り越えて、今はもはや「わくわくすっぞ」状態なので、もしこれを読んでいるひとの中に辺境の地に住むひとがいたとしても安心して参加してほしい。)

そんなメンバーシップの詳細はNFTリリース時に再度お伝えするので続報をお待ちください。

ということで。


web3コミュニティとしては全然完璧じゃない、まだ試行錯誤中のプロジェクトではあるが、つまずこうが何回転ぼうが完成まで走る準備と覚悟ができたので、乗り心地はまだ分からないが、わたしたちのこの船に、乗り込んでくれる人がたくさんいることを願っている。

ここからどうぞ。(3回目)


(どうでもいいが熊本さんはトライアスロンに出るために今年も身体を仕上げていっているので、フィジカル面でも走る準備ができている。)
 

さて、このままだとつらつら告知しただけになるので、サイト公開までに行われたやりとりの一部を紹介したい。

今回のプロジェクトサイト、

実は熊本さん自ら構成を作っている。

熊本さんによる「神構成」がチャットに投下された日。自分で神と言える鬼の自己肯定感(めっちゃ褒めてます)と社長自ら構成を作るその姿勢、何よりまぁまぁでかめな声量で「神構成できたでー!!!」と叫ぶ姿に、このひとはやっぱりすごいなぁと思っていたりした。



こういうものはあまり外には出さないものだとは思うが、あらゆる記録を残していくのがこのnoteの役割なので今回は構わず出そうと思う。

枠外につけた注釈が印刷で切れてしまって、ディスコードのリンクを付ける指示がただディスってるだけに見えているけれどディスってはない。


実はこの段階では既に、主に海外のNFT販売ページを参考に仮サイトができあがっている状態ではあった。
ただ、NFTへの理解が深い人には馴染みのあるページ構成が、今回のプロジェクトに最適なものではないのではないか、という部分から熊本さんの神構成に変更となった。

左が仮サイト、右が公開されたサイトの同じことを伝えている部分。
コミュニティで果たすべきゴールを示す表現ではなく、どのような流れでプロジェクトを推進していくかを、表現の主軸に置くことにした。


そしてこの神構成から参加したデザイナーに構成の説明をひとしきりしたあと、熊本さんは付け加えて「デザインも今(仮サイト)の落ち着いた感じより、もう少し明るさがほしいねんなぁ。挿し色でもいいねん。挿し色…あれ!わかるかなぁ?!タランティーノ!!」と熱弁した結果、無事今回のサイトが完成した。

これは突然呼ばれてパッション溢れるオリエンを聞いたデザイナーのノート。
「タランティーノ風さし色」に気持ち引っ張られて他に何も書けていない。
ほんでもうタランティーノじゃなくキルビルになってんのよ。


さて、公開してみた今、「web3事業という、まだ不透明で広大な海原に足を踏み入れる」という言葉は、少し違ったかなと思う。

確かに知らないことの連続で、1つ乗り越えてもまた知らないことが出てきて、出口のないような状態に戸惑うことも多かった。
けれど、その日々で得たものの大部分は知識でしかなく、得た知識の上で何を成すかは、結局自分たち次第だ。

これは他のどの仕事とも変わりがなくて、今までしてきたことの積み重ねの中に、新しくweb3という手段が加わっただけのことだと思う。
web3事業をはじめたからといって、わたしたちは新しく生まれ変わったわけではないし、今手の中にあるものを組み合わせ貼り合わせながらつくり続けることでしか、新しいものも、人の心を動かすものも、用を成すものも産まれない。

熊本さんの真っ赤なコートが、今では熊本さんの代名詞になっているように、新しくワードローブに加わったこの「web3」も、最初はうまく使いこなせなくて持て余しても、試しながら一番素敵に輝く着こなしを見つけたい。
そしてできればその過程は、今これを読んでいるあなたにも参加してほしい。

ここからどうぞ。(4回目)



さーて次回のnoteは?
「公開を終えこのnoteもひと段落、と見せかけてプロジェクトでの使用ツールやそれにまつわるてんやわんやなあれこれがたくさんあるので、Case Studyとして紹介するよ|敏腕リスクモンスター、仮想通貨買うってよ」です。

次回もまた見てくださいね! じゃん、けん、ぽん! ✊うふふふふ

今回のサムネ

後ろでスタートダッシュかけるのやめてもろて。

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