【オークション日記:第四章 支払編】送料ぼったくり?だまされてる!?
前回は「第三章 落札編 寝ているうちにヤバいもの落札しちゃった。。。汗」と寝ているうちに変なものまで落札してしまったお話しでした。
落札してしまったものは仕方ありません。気を取り直して、落札後の「支払い」についてのお話しです。
翌日、こんなメールが届きました。
まず「落札金額+手数料」を早々に支払う仕組みですね。さすがはサザビーズさん、抜かりはありませんね。笑(って、当たり前か。)
「クレジットカードでも支払いできますので、こちらから!」
とご丁寧なメールまで届きました。しかし!事前にクレジットカード登録していたのに、再度クレジットカードの入力を求められたのはご愛嬌。
その後すんなりと決済完了!サザビーズさんも落札しちゃえば、大したことはないな!とホクホク気分。
が、直後に気付いちゃいました。「送料、どうなってるんだ?」ということに。でも、気分はホクホクですからすぐにそんなことも忘れて数日後。
驚愕の請求金額に度肝を抜かれる。。。
悲劇は突然やってきます。
「入金ありがとうございます!配送の準備が整いましたので送料の支払をお願いします。(もちろん英語。。。)」
というメールに「請求書」が添付されていました。
「ほうほう。ようやく来たか、どれどれ。」
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「マジかあーーーーーーーーー」
と大声で叫びたくなるような金額が書かれているではないか。。。
リアルな金額を書くといろんな誤解を招きそうなので、架空の数字を使って解説していきましょう。笑
間違えて?迂闊に?落札してしまった作品とあわせて「2点」の「落札金額+手数料」を仮に「100」としましょう。
配送料はなんと「150」!?(前回、おおよその落札予想価格を書いておきましたので金額の規模感はそこからお察しください。笑)
ある程度の金額は覚悟していました。。。でも、落札金額の1.5倍はさすがにビビります。。。
交渉人よろしく、ハードな交渉スタート?
一度、深呼吸したのち、頭を高速回転させて、対処方法の検討に入ります。
1.送料を値切れるか?=これはありえない。
2.取りに行く=これも現実的ではない(場合によってはありらしい)
むむむ。何かいい方法はないものか?あっ!!
迂闊にも落札してしまった作品は「高さ213センチ」と巨大な作品!こいつが悪さをしているに違いない。こいつがいなくなれば送料も安くなるのでは?
さすがに「キャンセル」というわけにはいかない。。。どうしよう。こういうときの判断力には自信があります!(笑) 思案して、こんなメールを送ってみました。
「送料がびっくりするほど高いですね。ちなみに各作品の明細を教えてもらえますか?ちなみに、大きい作品の送料がとても高い場合は、”辞退”することはできますか?(もちろん、返金要求はしません)」
とメールしたところ、
「は~い。それぞれの送料をお調べて再度見積もりしますね。もちろん、落札した作品の権利を放棄することもできますよ。」
想像以上に軽い返事が!これならいける!!期待が膨らみます。(もちろん、日本語で軽〜く書いてますがすべて英語です。グーグル先生を頼りにおっかなびっくり返信しています)
再見積の「送料」に目が点!?
数日後、再見積された送料の請求書が届きました。
さぞかし安くなっているだろう。「150」がせめて落札金額と同じ「100」くらいに。あわよくば「50」くらいだとうれしい。とウキウキしながら請求書を開いたら
「155」
って、値上がりしているじゃねえかよ!うんなバカなことあるかよ!目を疑いましたよ。
「15.5」と桁を見間違えてるのかと思って、請求書に穴が開くくらいのぞき込みましたが、やっぱり「155」に間違いない。。。
さすがにこれは手違いだろうと
「1作品分の送料ですよね?なんで値上がりしちゃったんですか?」
と問い合わせしたところ
「あ~。ごめんなさ~い。こちらの手違いでした。」
とまたもや軽い返し。そそそうだよね、間違えることもあるよね。で、一体いくらなの?と再度添付された請求書を開いてみると
「5」
えっ!?どういうこと?
また間違い。。。完全にコントやん!
こうなったら「間違いでした!」と言われる前にサッサとサインしちゃえ!とサインして返信しちゃいました。笑
さらに値引き!?98%コストダウン!
返信したら
「ありがとうございます!では、送料の決済お願いします。ちなみにVAT(付加価値税)は送料から控除されますので最終的な決済金額は「3」になります!」
というではありませんか!?
間違いがないどころか、さらに値引きされたぞ!?一体どうなっているんだよ。「155」からスタートして「3」になっちゃったよ。98%コストダウン!サザビーズさん、私はあなたを疑いますよ。一見さんの僕をだまそうとしていたのではないですか?と。。。笑
最後の最後で。。。
さらに、メールに「送料もクレジットカード決済できます」と書いてあったので、決済をしようとしても何度やっても「エラー」。
おいおいおい。またトラブルかよ。「決済できません!」とメールしたところ、
「そうなんですよ。送料のクレジットカード決済はウェブからはできないので、電話ください!」
と。。。えっ。メールにそんなこと書いてなかったよね?もしかして、それ常識?電話?
メールでも四苦八苦しているのに電話するって。。。絶対英語だよね、英語だよね。。。どうにか回避できないかと、確認するも「電話ください」の一点張り。。。
仕方なく、おそるおそる電話。。。
そしたら、今度はめっちゃインド訛りのブリティッシュイングリッシュ。。。
「エクスキューズミ~」
の連発ですよ。。。
「待っててくださいね!」
と言われた(らしい)のに、終わったと勘違いして電話を切ってしまい
「すみません、まだ決済完了してないので再度電話ください!」
というメールまでくるし。。。(もう一回掛けなおしたら今度は典型的なブリティッシュイングリッシュの紳士風な方が登場!?笑)
外出の合間を縫って電話をしていたので周りの日本人が
「こいつ何者だ!?」
な目で見てくるし。。。
でも、この作品のためなら頑張る!という気持ちだけで、どうにか決済まで無事完了。
「入金を確認できました!それでは、発送手配に入ります」
という連絡もあり、これで一安心!あとは届くのを待つだけ。が、しかし。。。
これで話しは終わらないのです。。。この激安すぎる「送料」と「VAT(付加価値税)」にまたもや苦しめられる?悩まされるのですが、こちらの話しはまた次回。
この直後、あまりにも不安になったのでオークションに参加してそうな美術関係者に相談をしました。そうしたら
「あああ。VATね。成田の通関で絶対に止まるよ。そこで関税を納めたら届けてくれる。」
という話しを聞いていたのですが。。。これが。。。
>>>次の章を読む
第五章 配送編:配送会社からの不穏な電話。届いたけど。。。
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