IT探偵鈴木康久の事件録 2021年アメリカ議事堂襲撃とグレーゾーン戦争

今朝、いつものようにユーチューブを見ているとテレ東のニュースが
トランプが大統領選に向けて再始動といった動画を投稿していた。
一分足らずの短い動画であったが、そこでは昨年起こったアメリカ議事堂
襲撃事件に焦点を当て、
トランプはこの事件を擁護し自身の責任については語らなかったと批判して締めくくっていた。
テレ朝小松アナが暴露したように、日本のテレビ局は中国に検閲されているので反日的な報道をするのは当然のことなのだが、

ふと、この事件の真相はどうなのだろうか?
保守派と自認する者たちはトランプを完全無欠の指導者として祭り上げているが、真相はどうなのだろうか?

と気になったので今回の調査対象とすることにした。

まず、状況を整理しよう。

2020年アメリカの未来を決める大統領選が行われた。
候補者のトランプは中国の侵略からアメリカを守る愛国者で、バイデンは
自分の利益を優先するために独裁国家中国と手を結ぶグローバリスト?と
一般的には思われているからである。

結果はバイデンの勝利となるのだが、トランプ陣営は選挙に不正があったとしてこの結果を認めず、
選挙が終わったあとも、選挙は盗まれたと宣伝し続けたようである。

そして、
2021年の1月に議事堂にて議会が開かれ、そこに向けてトランプ支持者が選挙の不正に抗議するために?デモ行進を行い、最終的には建物の中へと突入したのだった。

それでは問題点を検証していきたい。

選挙に不正はあったのか?

明確な証拠はないが、非常に不審な動画が存在しているのは事実である。
しかし、それらは十分に検討されたとは言えない。
テレビでも報道されることはなく、国民にはそれが不満なようである。

デモは暴力的だったのか?

その場にいたわけではないのでわからないが、動画を見る限りでは
暴力を目的としたデモとは程遠い印象を受ける。
警官がデモ中の一人を射殺した動画も見たが、緊迫した雰囲気は
まったく見られなかった。
集団になったことで気分が高揚し行動が大胆になってはいただろうが、
むしろ不正な選挙によって奪われたアメリカを取り戻すんだという使命感に燃えているようである。
しかし、
建物の中に入って占拠したことは許されることではない。
そこは反省すべき点ではないだろうか。

デモ隊はどうして議事堂内部に突入したのか?

少し調べたところによると、
まず誰かが窓ガラスを割り、それにみんな続いていったようである。
デモ隊の中には、
プラウドボーイズ名乗る暴力肯定集団?が混ざっていてその者たちによって
突入が行われてたのだろうか?

もう一つの理由として、
デモ隊の中にスパイが混ざっていて扇動したのだという説もあるようである。
これらは陰謀説としてまともに検討されていないようだが、
日本のユーチューブのコメント欄に堂々と中国のネット工作員が反日的な書き込みを行い野放しにされているのを見ると、
そういうことがあってもまったくおかしくはない。
もののけ姫にもそういう描写があったように、真の敵は内部にこそ
存在するのかもしれない。

中国は関与しているのか?

それはわからない。
おそらくは直接は関与していないだろうが、間接的には関与していることになるだろう。
何故かというと、

テレビや新聞が中国の批判をしないことへの不満が引き金となり、デモへとつながったのは間違いないからだ。

日本と同じくアメリカのメディアも中国に買収されてしまっているのだろう。
ハリウッド映画が中国に検閲されているのは有名な事実なので、驚くことはないかもしれない。

こういう者たちは、親中派やグローバリストと呼ばれている。

自国の利益よりも自分個人の利益を優先するからである。
個人の利益は中国よりもたらされる。
中国は独裁国家で世界支配を企んで周辺国を侵略し続けているので、
中国の言いなりになると巨万の富が手に入る。
つまり自国に頼らずとも生きていけるようになる。
それで、
親中派は同時にグローバリストと化すのである。
だから正確には、中国主義と言うべきだろうか。
自分が生まれ育った国ではなく、中国を主君として忠誠を誓うのである。

だから、
中国に買収されたテレビや新聞は親中派として有名なバイデンに不利な報道をせず、
選挙に不正があったかどうかも本気で検討しようとしないのである。

これがデモを行ったトランプの支持者たちは不満なのだ。
自分の国が中国という外国もしくは外敵に乗っ取られようとしているからだ。
それも一般国民には見えないという陰険で狡猾な方法で行われているのが、
正義を愛する者たち、自分の国を愛し誇りを抱いている者たちには許せないのである。

だからこのデモは、
中国の世界支配計画への反発によってもたらされたと
言うことが出来るだろう。

トランプ支持者たちは暴力的か?

トランプを支持している者たちは、愛国者である。
自国が中国に支配されそうになっていることに怒りを抱いている者たちである。
自分たちが立ち上がって自国を守るんだという使命感に燃えている者たちである。
その者たちは暴力的だろうか?

議事堂に突入した動画に映っている姿は暴力的というよりは、
うれしさで大はしゃぎしている感じである。
抗議はするが暴力をふるうことが目的ではないように見える。

ユーチューバージャーナリストの我那覇真子の動画を見たところ、
この支持者たちはとても陽気である。そして理知的でもあるかもしれない。
仲間と集まってカメラを向けられているからかもしれないが、
まるでヒーローアニメや映画を見て興奮しているファンのような姿でも
あるかもしれない。
インタビューでも、
トランプが負けたことではなく、不正な選挙が行われたことが許せないのだと答えていたのが印象深かった。
これが純粋にデモを行っていた者たちの根底にある思いではないだろうか。

トランプは犯罪者か?

トランプは暴力的なデモを行わせたとして裁判で訴えられているようである。
その場にいたわけではないので、どういう雰囲気だったかはわからないが、
ざっと調べたところによると、
支持者に向かって、

「戦え」
「議事堂へ歩こう」
「自分も一緒に行進する」

と演説か、ツイートをしたそうだが、結局トランプ本人はデモには加わらなかったようである。
これが事実なら、間違いなくトランプは、

デモを扇動し、
議会を混乱させ、
あわよくば議事堂を乗っ取ってほしいと願い、
それでいて自分は姿を現さず、真犯人にならないように狡猾に立ち回った、

詐欺師と判断できるのではないだろうか。

中国の武力を使わず姿なく侵略してゆく行為をグレーゾーン戦争と呼ぶようである。
独裁国家中国の侵略に対抗するためであったとしても、
トランプもこのグレーゾーン戦争を行ったことは愛国者にとっては決して容認できることではないだろう。

もしトランプが卑怯者ではない正義の味方なら、
ぜひともすべてを明かしてほしいと思うのである。

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