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【献血×ドラえもんタイアップの可能性】IPタイアップ事例を通して

こんにちは。バナナ星です。

私は月1回ほど献血に通っています。
献血の何が魅力なのか?というテーマだけでも記事書きたいところですが、
今回は献血×IP(知的財産)とのタイアップに注目します。

IPの定義は難しいのですが、アニメ・漫画タイトルやキャラクターだと思えばOKです(『ドラえもん』など)。

今までのタイアップ事例を挙げると、献血協力者に『薬屋のひとりごと』のファイルを配布したり、サンリオキャラクターのピンバッジをもらえたり。
さまざまなIPと共創しています。

でも、ドラえもんとのタイアップ実績はないんですよね。私の知る限り。

個人的には、ぜひともドラえもんとタイアップしてほしい!!ドラえもんの献血グッズが欲しい!!と願ってやみません。

そこで、献血×IPタイアップの特徴を考察し、今後ドラえもんタイアップの可能性はあるのか考えていきます。


献血×IPタイアップ事例

2022年以降にタイアップしたIPタイトルをまとめた。

  • ポケットモンスター(2022年3月~)

  • 魔女の旅々(2022年7月~8月)

  • 異世界薬局(2022年10月~11月)

  • 可愛いだけじゃない式守さん(2023年2月~3月)

  • 僕の心のヤバイやつ(①2023年4月~ ②2024年3月~)

  • 薬屋のひとりごと(2023年8月~10月)

  • SPY×FAMILY(2023年9月~12月)

  • サンリオ(おそらく2023年~)

キャンペーン内容

ポケットモンスター、サンリオ以外のキャンペーン内容は類似している。

献血ルーム受付にて『献血コラボキャンペーンに参加します』と申し出る
→ 400mL献血 or 成分献血を行う
→ 先着で「特製クリアファイル」ゲット

という流れである。

『薬屋のひとりごと』特製クリアファイル

ただし、『SPY×FAMILY』のみ特典が異なる
まず、キャンペーン期間が第1弾・第2弾と分かれている。第1弾の特典はオリジナルポストカード、第2弾はオリジナルタオルハンカチである。


ポケットモンスター
とのタイアップでは、Pokémon GOというアプリが用いられた。
Pokémon GOは2016年にリリースされたゲームアプリで、一世を風靡した。流行したのは私が中学2年生の時だったか…。私もスマホ片手に近所を練り歩き、「ポケモン ゲットだぜ!」とか叫んでいたような。

だいぶブームが落ち着いたものの、未だにプレイしている大人を見かける。

そんなPokémon GOには、「ポケストップ」というアイテム獲得エリアがある。
そこで、関東甲信越ブロックの献血ルームをポケストップとしてゲーム内に登場させる!という内容のタイアップが行われた。

サンリオでは、ちっちちゃん×サンリオキャラクターのピンバッジがもらえるという内容(ちっちちゃん:献血オリジナルキャラクター)。
サンリオキャラクターとしては、過去にシナモロール、ポムポムプリン、クロミが起用されている。

ただし、他のIPタイアップと異なり、ラブラッド会員限定のポイント交換記念品である。
何回か献血に通って貯めたポイントとピンバッジを交換できるということである。

サンリオ公式HPより

IPの特徴

上に挙げた8つのIPから、タイアップの目的・ターゲット層を考察する。

ポケットモンスターは歴史の長いIPであり、子どもから大人まで幅広いファンがいる。
ただし、Pokémon GOのプレイヤーに絞ると年齢層は上がっていく。
リリース当初は10~20代が多かったが、現在では30~40代が主力となっている。男性の方が多いのかと思いきや、女性人気も同程度だという。
つまり、ポケットモンスターのタイアップは30~40代の男女をターゲットにしていると考えられる。
ゲームを契機としてプレイヤーを献血に誘引する狙いだろう。

魔女の旅々』、『異世界薬局』、『薬屋のひとりごと』はラノベを原作とするIPである。
どれもアニメ化しており、一定の支持を得ている。
私は原作を読んだことがないので憶測になるが、ラノベの読者層は10~30代がメインだと考えられる。
ジャンルで分けると、男性は「SF」「異世界・ファンタジー」、女性は「恋愛・ラブコメ」「ミステリー・サスペンス」の人気が高い (PR Times, 2023)。
2作品はどちらも「異世界・ファンタジー」に分類され、恋愛要素は少なめなよう。
したがって、10~30代の男女(特に男性)をターゲットにしていると考えられる。
(厳密には実際のファンでないと感覚が掴めないが、、、)

『可愛いだけじゃない式守さん』、『僕の心のヤバイやつ』、『SPY×FAMILY』は全て漫画を原作とするIPである。
どれもここ数年で人気を博しており、「次にくるマンガ大賞」などの賞を獲得している。アニメ化もされている。

『可愛いだけじゃない式守さん』、『僕の心のヤバイやつ』は数話しか履修していないので憶測になるが、
大人しい男子とかわいい女子のラブコメなので、10~20代の男性人気が高いと考えられる。

『SPY×FAMILY』は映画化されるほど凄まじい躍進を遂げており、子どもから大人まで幅広い支持を得ている。
特典のポストカード・タオルハンカチも全年齢対象のアイテムであり、ターゲットを絞るのは難しい。
これだけのビッグIPであれば、ターゲットを限定する必要がないのかもしれない。

サンリオのターゲット層は子どもから大人まで幅広いが、女性が多くを占めるのが特徴である。
また、ラブラッド会員限定のポイント交換記念品なので、何度も献血に来てもらうことが前提となる。
つまり、女性献血ユーザーの継続を狙ったタイアップだと考えられる。

ドラえもんタイアップの可能性

前置きが長くなってしまったが、いよいよドラえもんの話に移ろう。

上述したように、さまざまなIPとのタイアップ実績がある献血。
では、ドラえもんとのタイアップはありうるのか。
実現可能性が高い/低いという双方の立場に立って考えてみた。

まず、実現可能性が高いという意見から述べる。

第一に、国民的知名度・人気が高いこと
幅広い世代に愛されており、グッズを集めるコアなファンも少なくない。
男女差も小さく、若い女性から中年男性まで多くの層に刺さるだろう。
そのため、ドラえもんグッズを特典に出せば反響は大きいと考えられる。

第二に、作品イメージと献血の親和性があること
もちろん、『異世界薬局』や『薬屋のひとりごと』のように医療系の作品がベストではある。けれども、ドラえもんも献血のイメージから反していない。
そもそも、ドラえもんには教育的役割がある。各ストーリーから得られる教訓、ドラキッズや学習本に起用されている実績から、福祉・教育のイメージがある。漠然とした「善いもの」のイメージというか、、
そのため、献血のイメージアップや認知度向上に良い影響をもたらすのではないだろうか。

次に、実現可能性が低いという意見を述べる。

第一に、キャラクターの年齢が低いこと
ご存じの通り、ドラえもん以外の主要人物4人は小学生である。
そんな彼らが「献血に行こう!」などと謳うのは違和感がある。なぜなら、小学生は献血できない年齢だから。
ドラえもんだけをポスターに出したり、のび太のパパママを起用すれば済む話かもしれないが、議論の余地がある。

第二に、ひみつ道具があること
どういうこと?と思われるかもしれないが、冷静に考えるとひみつ道具の存在はマズい。
「お医者さんカバン」や「万病薬」があれば大抵のケガ・病気は治ってしまうのだから。
「献血お願いします!」と言う前にひみつ道具で治してあげてよ。と突っ込みたくなってしまう。
まあ、ドラえもんが生まれるのは22世紀の話だし、そんなメタ的な視点で捉えると何も楽しめないので目を瞑ってもよいが…。


双方の意見を踏まえ、私自身はタイアップの可能性があると考えている。

おそらく献血サイドはそこまでメタ的な違和感を気にせず、どれだけ献血ユーザーを増やせるか・継続させられるかに焦点を置くだろう。

そもそもドラえもんという作品自体、「このひみつ道具があるのに何で使わないの?」と突っ込みたくなる場面が多い。ドラえもん自身も少しポンコツなところがある愛すべきキャラクターである。
よって、細かい矛盾や違和感には寛容なIPだと言える。そう考えると、上に挙げた2つの懸念点は解消される。

懸念点以上に、ドラえもんが有する幅広く根強い人気がもたらす利益の方が大きいはずだ。したがって、今後のタイアップは十分見込めるだろう。

終わりに

本稿では、献血×IPタイアップ事例を参考に、ドラえもんとのタイアップ可能性について検討しました。

近年、若者の献血ユーザーの少なさが問題となっています。また、全体の献血量も足りていません。
そのため、若者向けのIPとタイアップして献血協力を求めています。

この苦境を乗り越えるためにも、ドラえもんとのタイアップを期待します。
正直、今回の考察には私の願望が強く出ており、客観的に考察できたとは言えません。
ただ、献血サイドかドラえもんサイドに声が届き、いつか実現したら嬉しいな~と思います。

ちっちちゃん×ドラえもんのピンバッジ欲しいー!!!!!


最後までお読みくださりありがとうございました。


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