見出し画像

ぼくのカメラえらび

こんにちは、フォトグラファーのくぼたです。

今日はよくご質問いただくカメラ機材関連のお話をしたいとおもいます。
先にお話をしておくと、僕は現在SONY a7iiiを2台仕事で使っています。
ここに至るまでの経緯や各機材のチョイスの理由などを公開しておきたいと思います。

ではさっそく...

1.これまでのカメラ遍歴

僕は今年SONYに変えるまで仕事ではずっとCANONを、プライベートではFUJIFILMを使用していました。
機種でいうと1DX,6D,5D mark3などいずれもフルサイズ一眼レフの中でもプロ機やセミプロ機と呼ばれていたものたちです。
CANONのカメラは堅牢性があり、グリップの形などもよく考えられており、また出てくる写真の色合いなども僕の撮影ジャンルである人物、スナップなどに向いた色合いを出してくれるため、非常に重宝しておりました。
またレンズもCANONにはF1.2と言われる非常に明るいレンズ群が揃っており、暗い結婚式場での撮影などでは非常に助けられました。

FUJIについてはプライベートだけの使用だったため、耐久性などのお話はできませんが、とにかく色が綺麗!撮ってすぐ人に見せられる!というカメラでした。


2.なぜ買い換えたのか

そんなベタ褒めするカメラをなぜ手放したのか。
そう、それは「重たい」からです。
例えば5D mark3本体が860g 大好きだった50mm F1.2が600gくらいだったかな?と思います。
2つ合わせて約1.5kgです。
ウェディングの現場ではさらにもう1セット同じような重量のカメラを抱えたうえ、クリップオンストロボをつけたりもします。
だいたい1台2kgくらいになるので、合計4kg以上(望遠レンズなどはレンズだけで1.5kgくらい・・・)
これらを抱えて1日8時間以上、長い時には12時間以上撮影をするのです。

帰ってきたら体はボロボロです。それでいて撮り逃しはできないし、集中力を求められる部分も非常に多い。

せっかくの良いカメラだって1.5kgもあればプライベートでは持ち出しもほとんどしません。

せっかくの良いカメラなのに、もったいないなーと思っていました。


3.買い換えた今思うこと

画像1

軽いは正義!

CANONからSONYに買い換えて本当に良かったと思っています。
当初の思惑通り、カメラを変えてからの撮影は本当に体が楽だし、AF性能やEVFのおかげでより撮影に集中できるようになりました。
それに思惑の外で一つとても良いことがありました。

それはプライベートでも使用することで、より使用感が深まるということです。
仕事での撮影では僕自身の表現もそうですが、クライアントさんとの落としどころとして無難な表現を選びがちです。

メインの機材で完全プライベートの写真が増えることで、機材の特性やレンズの特性、プロファイルを当てたときの表現の違いなどをより深く観察できる機会が増えました。
これは体が楽になることの数十倍のメリットではないかと思っています。

画像2


4.使用機材の紹介

[BODY]
SONY a7iii×2台

[Lens]
TAMRON17-28mm F2.8
TAMRON28-75mm F2.8
FE70-200 F4
FE35mm F2.8
FE55mm F1.8
FE85mm F1.8

各機材の棲み分けですが、
商品撮影だったりは28-75mm
スタジオでの人物撮影に70-200mm
スナップ関連は35mm 55mm ときどき85mm
プライベートではほとんど35mm、ときどき55mmだったりオールドレンズの50mmを使います。
17-28mmは動画や住宅撮影、あとときどきキャンプで星空を撮ったりに使います。
マクロはEFマウントのものをアダプター噛ませてTAMRON 90mmを使っていますが、マクロフィルターを28-75につけて撮ってしまうので、ほとんど使っていません。
フィルター類嫌う方よくいらっしゃいますが、アウトプットで出てきた絵で見分けがつく方いらっしゃるのでしょうか・・・?
僕は全然わかりませんでした。

5.最後に

SONYは色が・・・という方もいらっしゃいますが、現像やプロファイルでなんとかなりますし、むしろDRが広かったり(今は他のカメラも同じくらいなのでしょうか?)サイレント撮影ができたり、圧倒的にメリットのほうが多い印象です。

8月から各社新しいミラーレス一眼を出してくるみたいですが、何かの参考になれば嬉しいです。

For Your Good Camera Life!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?