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フォトグラファーになった理由。

こんばんは、フォトグラファーのくぼたです。

ウェディングやお子さん、ご家族の撮影をしているライフフォトグラファーを自称しています。

今日はよく聞かれる「どうしてカメラマン(フォトグラファー)になったのですか?」という質問にnoteという場をお借りしてお答えしたいと思います。

僕がフォトグラファーになろうと思ったのは、自身の結婚式を経験してからです。

18歳で中古のフィルムカメラを購入してからどハマりしてずーっと写真を撮るくらいには写真が好きでしたが、周囲にいるフォトグラファーの姿を見ていたり、フォトグラファーカーストみたいなものがイヤでフォトグラファーになろうなどとは全く思っていませんでした。
(お金がなくてフィルムカメラを買ったのに現像とプリントにめっちゃお金かかる事実は購入後に知ったのはいい思い出です...笑)

僕にとっての結婚式は正直なところをいうと最初は義務みたいなものでした。
僕と妻は中国地方と東海地方の遠距離でお付き合いをしておりまして、同棲〜結婚となった時に僕の住む東海地方へ引っ越してきてくれました。
生まれ育った地元から約750km、何かあってもすぐに帰ることのできる距離ではりません。
妻の家族は、お父さんを早くに病気で亡くし、お母さん、そしておじいちゃん、おばあちゃん、親戚のみんなが本当に手塩にかけて育ててくれた、そんな家族でした。

だからせめて結婚式くらいはしっかりとしてあげないと。と。

式場を決め、仕事も忙しい中準備に追われ、時に色々な喧嘩もありました。
結婚式なんてなー、やらないほうがよかったのかなー。とそう思う時期もありました。

しかし当日結婚式をして、その考えは180度変わりました。
都内の有名プロデュース会社さんのような素敵な会場作りはできなかったし、
お金がないのでできることは全て自分たちで作った式でした。
だけど、本当に心の底からみんながお祝いしてくれたのです。
お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが親戚のみなさんや妻の友人までが、僕のところに嫁いで、結婚してくれて本当に良かったといってくれたのです。

ああ、なんか、よかったなあ。って。本当にその一言につきました。
そしてその後に思ったのは、結婚式に携わる何かをしたい。でした。

最初からブライダルフォトグラファーになる!が頭にあったわけではありません。
ただ、自分の中にあるものが何かを考えた時に「写真が撮れる」ということが結婚式とつながっている唯一の部分だったような気がしたので写真を撮ることを選んだだけでした。

そこからは本当にご縁で結婚式を撮らせてくれる(教えていただける)写真会社さんと出会い、個人で仕事が取れるようになり独立をさせていただいた。そんな感じです。

当初は結婚式を撮りたい!という気持ちで突き進んでいましたが、そこからもう少し掘り下げて、人が好きなんだということに気が付いた今はライフフォトグラファーとして結婚式以外にも、色々なご家族の写真を撮らせていただいています。

会社員の頃は、毎朝起きて仕事に行くのが本当に嫌でした。
今は撮影がある日はワクワクで朝早くに目が覚めてしまうくらいで、好きなことを仕事にさせていただいて本当にありがたいなあと、感謝の日々です。

なんだかつらつらと自分の結婚式のことを書いただけのような自己紹介になってしまったような気もしますが、そんな背景があって今写真を撮らせてもらっています。

今幸せです。

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Aurora Photography 久保田


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