755日後に論文提出する久保田
文献
「保育者としての成長とキャリア形成:「保育者を続けている理由」からの考察」2019、北海道大学大学院教育学研究院紀要 第134号、2.3
範囲
2.3 P96-108
今日の学び
研究方法の手順(研究協力者・インタビュー方法・調査期間・回数・分析方法・倫理的配慮)
LYM(ライフライン・インタビュー・メソッド)
TEM(発達心理学や文化心理学的な観点に等至性(Equifinality)概念と複線径路 (Trajectory)概念を取り込もうとValsiner(2001)によって創案されたモデルであり,人間 の成長について,社会的・文化的な文脈と時間的変化との関係の中で捉え,その多様な径路 を分析および記述するための方法論的枠組みである(サトウ・安田・木戸・高田・Valsiner, 2006)。従来心理学において,人間理解は個体主義的な理解にとどまっていたが,近年では 人間同士や人間と環境の間にある関係性に着目した多様性から捉えるべきだという主張が 広まっており(サトウほか,2006),TEMが提唱された。TEMは,多くの人が自分や他者の 周囲の社会的状況の中で異なった径路を選択し,多様な径路を辿るとしても,類似の結果に 至るポイント(等至点:Equifinality Point)があるという考えを基本とする点や,人生径路 の多様性・複雑性を重視することで,語りからは得られなかったが,論理上あり得る径路も 可視化する点,そして,非可逆的時間(Irreversible Time)という概念を重視し,人間の発 達をダイナミックな視点から捉える点(安田ほか,2015)に大きな特徴がある。したがって, TEMの使用により,保育者の思考や感情,行動の社会的・時間的変化および多様なプロセス を詳細に検討できると考えたため,この手法を採用した。)
1/4/9の法則(安田ほか(2015)は,経験則から1/4/9の法則を提案しており,1名の話を聞いて分析 保育者としての成長とキャリア形成:「保育者を続けている理由」からの考察 99 すれば深みが出る,4名の話を分析すれば多様性が見える,そして9名の話を分析すれば径路 の類型ができると指摘している。)
保育者のキャリア形成
①職位が上がること
②取り組 みたい保育内容に取り組みその実践の知見を深めること
③理想の保育実践を追求すること
④理想の保育者像に近づけるように実践を積み重ねることである
今日の気づき
調査方法および分析方法の選択の重要性
1/4/9の法則
次回
明後日12月7日8:30時から60分。
範囲は、サトウタツヤ他「質的研究法マッピング」2019、新曜社
#勉強する久保田
#怠けやすいのでライブ配信します
#一緒に学びましょう
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