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763日後に論文提出する久保田

文献
野屋敷結・川田学「保育者としての成長とキャリア形成:「保育者を続けている理由」からの考察」2019、北海道大学大学院教育学研究院紀要 第134号
保育者としての成長とキャリア形成 : 「保育者を続けている理由」からの考察 : HUSCAP (hokudai.ac.jp)

範囲
1.2

今日の学び
➀P91 保育者という生き方を続ける理由には個別性があるが,同時に保育者の継続 を支えている共通の契機として,「保育に対する正の感情」「保育者周囲の社会的状況」の2点 が見出された。

②P91 インタビュー:ライフライン・インタビュー・メソッド
      分析      :複線径路・等至性モデル(TEM)

③P109 保育者4名の成長プロセスにおける共通性(保育職における面白さ・楽しさ・充実感などの正の感情を感じていること。ただし,保育の中で正の感情を感じる対象や, 時期,頻度は保育者によってそれぞれ異なっている)。

④P112 保育者のキャリア形成とは,①職位が上がること,②取り組 みたい保育内容に取り組みその実践の知見を深めること,③理想の保育実践を追求すること, ④理想の保育者像に近づけるように実践を積み重ねることである。

⑤P113 本研究においては,TEMを用いるにあたり,保育者の成長の多様性を検討するため に,1/4/9の法則(安田ほか,2015)を援用し,協力人数を4名として,保育者の多様性を明ら かにしてきた。したがって今後は,1名のみや9名と協力人数を変更して検討し,1名に話を聞 くことによっての深み,9名の話を分析することによっての類型化に取り組み,より更に様々 な側面から多面的なアプローチで保育者の成長を捉えていきたい。

⑥P113 これまでの保育者の専門的成長に関する研究では,客観的・公的な視点から保育者の専門的成長を捉えようとする研究がほとんどだったのに対し,本研究では,4名の保育者 の「保育者という生き方を続ける理由」という保育者の主観に焦点を当てており…保育者の主観次元から捉えることで,保育者の専門的成長について,また新たな 視座から知見を得ることができると考えられる。

⑦P92 吉村・吉岡・岩上(1997)は,以前の研究では,経験年数が保育者の成長を測る 指標とされ,単に経験年数が長くなることがすなわち成長することであると考えられてきた と指摘し,一人ひとりの現時点での経験の質を問う視点から,省察によって実現されうるミクロレベルの実証的な解明が必要だと述べている。野屋敷結・川田学「保育者としての成長とキャリア形成:「保育者を続けている理由」からの考察」2019、北海道大学大学院教育学研究院紀要 第134号

次回
明後日12月1日20時から60分。
範囲は、
➀今回の2.3。
②高濱裕子「保育者としての成長プロセス -幼児との関係を視点とした長期的・短期的発達-」、第2.6章。

#勉強する久保田
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