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マクロビオティック食堂「あらいぐまの台所」があったころ。

休業して10年、もう実質閉店。

 2007年に東京・目黒で、マクロビオティック食堂「あらいぐまの台所」を開店した。この食堂は、自然食品の店「あらいぐま」に併設していた。
 マクロビオティック食堂と名付けたのは私。レストランじゃなくて、食堂というコンセプトだったのだけど、その後、「かもめ食堂」という映画がヒットしたけど、私の方が先だよ。

 この食堂の厨房を、一人で切り盛りしはじめて、助手を募集した。半年もすれば、週に2日くらいは交代してもらえる人材に育てようとの魂胆ではじめたけれど、上手くいかなかった。結果、私は四六時中、厨房に縛られる生活となった。

 2011年3月に、東北で大きな地震が起こり、東電福島第一原発が爆発したので、2年後の2013年3月に目黒の店は閉店して、沖縄に移住した。すでに9年の歳月が過ぎた。自然食品店は沖縄市で再開したけれども、新型ウイルスの影響もあって、すでに閉店した。スタッフ感染者もしくは濃厚接触者が出ると店を2週休むことになり、賞味期限が短い自然食品を扱うのは厳しい状況になったことが一つの理由。
 食堂はもうやれないけれど、料理教室は、再開する予定。現在は、鍼灸師として治療院の食養指導のために、玄米教室の再開を企画している。新型ウイルスのおかげで、この計画が3年も滞っていまっているけれども、まだ、諦めてはいない。

ネットで探した手作り看板屋さんに、作ってもらった。
手前にアップライトピアノがあるでしょ。
開店イベントで、ウッドベースとのデュオで、ジャズの夕べをやりました。

 私自身は、飲食店で働いた経験もなく、ただ、マクロビオティック惣菜はだいたいなんでも作れるし、自然食品店を抱えているから食材には不自由しないとはいえ、よく一人でやれたなと今は思う。
 しかも、料理教室や他のイベントなども企画して開催してきた。

遠藤京子の「玄米教室」。この時はデモンストレーション方式(2008年4月)。

 「玄米教室」と名付けた料理教室を、開催した。この日のメインは、人参混ぜご飯。たっぷりの人参千切りを、だしと醤油で煮たものを炊き上がった玄米の混ぜていく。

にんじんはたっぷりあった方が美味しい。
みんなで試食した。

以下のようなメニューだった。
 *人参混ぜご飯
 *あらめとごぼうの炒め煮
 *いろいろきのこの、なめたけ風
 *豆乳マヨネーズのコールスローサラダ
 *自家製寄席豆腐のおみそ汁

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