悩め若人よ、人生はこれからだ。

こんにちは、くらげです。

4月から大学4年生になります。就職活動がとうとう始まりました。今の今までずっと走り続けているような感覚です。ずっと手を動かさないと死んでしまうのではないかと錯覚するレベル。適度に生きていきたい。

21歳、私たちはまだまだ若い。悩め若人、という言葉はまさに今の私たちのことを指しているのでしょう。

就職活動についての考え方、人生についての考え方。人それぞれだけど、首を突っ込み過ぎてしまったかなと少し反省した出来事がありました。

私の友達は就職活動を積極的にやっているか、と聞かれるとそうではない人が多めです。それは、『就職したくない』というわけではなく、

「先生になるには色々な価値観を知ることが必要だと思ったから留学に行く」

「大学で学んだこと以外に興味があるから卒業したらまた大学に入りなおす」

というような人たちばかりです。ちゃんと人生の先を見ている理由で就職活動をいったんお休みする、というような。すごいことだ。

他にも、「起業した会社で生計を立てていきたい」と考えている友達もいます。私とご飯を食べながら友達は話していました。

「今起業した会社を頑張りたい、それで生計を立てていきたい」

「この前面接に落ちてから就活していない」

「同じようなことをくりかえるような仕事は嫌だ」

という話を聞きながら、私は余計なことを考えてしまいました。

友達の人生だ、私が口を出すようなことではないしその気持ちはわかってしまう。自分だって好きなことを仕事にしたいし、同じような生活をしたくはない。

でも、起業した会社で生計を立てるというのは簡単なことではないと思っている。学生で成功している人だっているけど、社会の事をある程度知るというのは必要なのではないか。

新卒は採用してくれた企業がお金をかけて、人をかけて育ててくれる機会をくれるわけで、そんな機会って学生じゃなくなったらそうないんじゃないかと考えています。簡単に言ったら、「新卒」っていう一種のブランドのようなものじゃないかなって思っています。

よく3年は耐えろ、と言いますが私はそうは思いません。ある程度頑張らないといけないと思うけど、心身ともにダメになってしまっては元もこうもないし。私は仕事で社会貢献したい、というより自分がこう言う社会になったら嬉しいからこうする、自分が生きていくために仕事をする、というタイプです。仕事をするために生きるのではなく、生きていくために仕事をします。だから自分を壊してまで仕事をする必要はないのかなと思っています。でも、仕事が結果できなくても何か得ることはできるんじゃないかと思っています。

仕事内容の他に言葉遣い、人への気遣い、お金の計算、どう考えればうまくいくか、自分のキャパの限界などなどきっとこれから先、何の職についても社会でもまれていくために必要な何かは得ることはできるのかなって考えています。

「起業した会社でうまくいきたい」という夢を否定するわけじゃない。でも、直線でその夢に向かうのではなく、回り道をしていろいろ学んで、そこからその夢に向かうのでも遅くはないんじゃないかな、私たちは21歳だから、まだ若いから。きっと「出遅れた」なんてことはないんじゃないかな。

コロナ禍で働き方が変わりつつある。副業してもいいところもフレックス導入で少し時間の融通を利かすことも増えていると思う。そういうところに就職して、今起業した会社のことを続けて、生計がたてられるようになるまで頑張るのもありだと思う。

私たちは会社に勤めたことがないからどういう仕事をしているかも就職説明会とか自分で調べるとか、そういうところでどういう仕事をしているかの憶測を立てることしかできない。でも、自分たちが思っているよりもたくさんの仕事をしているかもしれないし、今自分が思っている業務内容と違うかもしれない。思っているよりも自由かもしれない。でも、それは企業に入ってみないとわからない。

営業がデザイン企画できるか、と聞かれたら違うかもしれない。でも、いつかはできるかもしれない。自分がそれ相応の能力を身につける努力をすれば叶えられるかもしれない。そこで叶えられないんだったら転職して叶えたっていいじゃん。叶える方法だっていくらでもある。同じような仕事だと感じたら、他のところで新しく趣味とかを始めるのも手だよ。

高校生からアルバイトを続けて思ったことは、社会には自分たちが思っている以上に酷いことを平気で言う人や、仕事の考えが合わない人、人の気持ちを考えられない人がいる。でも、その中でどう上司とうまくやっていくか、後輩になんて言えばいいか、苦手な人との距離感の取り方、うまい伝え方とかはアルバイトじゃなくて企業に入らないと学べないし、人の上に立つならそういうことを学ぶ必要があるんじゃないかと思う。

やりたいことをやるためにはどうしてもお金が必要になってくると思う。会社を経営するってなったら自分が思っている以上のお金が発生することもあるかもしれない。会社の経営を頑張りたいと思うなら、まず少しでもお金を稼いどく必要があると思うよ。仕事ができるようになれと言っているわけじゃなくて、そこから人との付き合い方なり人脈なり、これからあった方がいいと考えるものを盗んできたら万歳だよ。

一般的に就職活動をする大学4年生の一人の考えとして聞いてほしい。就職活動をすることが正解じゃないよ。でも、今のあなたには就職する、ということが必要なんじゃないかなと思っている。

私には起業する覚悟とかないし、あなたの周りには企業をしている人はたくさんいると思う。そういう人から見ると私は保守的な考えだし、それが正解だと思われるかもしれないけど、私は会社経営で生計を立てることに反対しているわけじゃないということはわかってほしい。

ということをもう一人の友達巻き込んで三人で話しました。私と巻き込んだ友達は似たような考えだったので、私たち2人の意見として、ということで話しました。

「〇〇(くらげの名前)の大きな目標は何?」と起業している友達に聞かれたとき、

「私はない。あなたみたいに起業した会社を成功させるとか、先生になるとか。そういうのはない。何かになりたいわけではない。」

「毎日必死に生きている。私は2人みたいに大きな目標があるわけじゃなくて小さい目標を何個も立てて生きているんだと思う。今の目標はとりあえず就職すること。」

「就職した後どうしたいかなんてわからない。でも、就職して仕事したらまた新しく何かをしたいと考えると思う。それが大きな目標になるかはわからない。でも、何事もやってみないとわからない。」

と答えました。何もない私が大きな目標に直進で進みたい友達を止めるようなことを言ってしまったことに少し反省しました。

私の仕事に対する考えは、お金が大きく占めています。お金がないと好きなことができないし生活をすることもできない。仕事のために生きるのではなく、自分を好きになって、好きな人を大事にして、好きなことをして生きていくために働きます。その中で、自分が興味を持っていることに関わる会社に入ることができたら一石二鳥だと思っています。仕事が嫌なら好きなことに関わって好きになる手もあるから、逆に嫌いになってしまうかもしれないけど、ギャンブル精神。

でも、お金ではなくやりがいで仕事をする人だって世の中にはいるわけで。働き方なんで人それぞれなんですよね。起業した友達は働くということに対して今どう考えているかわかりません。

私には私の考え方があって、きっと正解はないのでしょう。私の考え方は他の人にとっては「ありえない!!」というものかもしれません。

悩め若人よ

最後までありがとうございました。ではまた。






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