【2022J2リーグ】岡山vs仙台【第38節】
ファジアーノ岡山vsベガルタ仙台
2022.09.25
実況:竹内大樹
解説:佐藤慶明
主審:山本雄大
観戦方法:現地+DAZN
条件:晴れ、29℃、13:00キックオフ
観客数:11,661人
【スタメン】
ファジアーノ岡山
監督:木山隆之
3421(541)
GK堀田
DF河野、柳、バイス、徳元、佐野
MF田中、輪笠、本山、ムーク
FW永井
ベガルタ仙台
監督:伊藤彰
3421(343)
GK小畑(#1、2001)
DF若狭(#5)、佐藤(#47)、キム・テヒョン(#20、2000)
MF真瀬(#25)、松下(#8)、フォギーニョ(#35)、蜂須賀(#4)
AM氣田(#18)、中島(#44)
FW中山(#9)
【試合の感想・メモ】
仙台は遠藤(#50)が前節の退場により出場停止、そのポジションには氣田が入る事に。伊藤監督に代わってからは3421をメインでやっている模様。徳島戦には石原も出ていたので、岡山での凱旋出場があるかなと期待していたが残念ながらベンチ外だった。
一方の岡山はデュークがA代表に選ばれ不在(ほぼ同時刻にニュージーランド戦が行われており、ヘディングでゴールを決めている。)、チアゴアウベスと河井がコンディション不良でベンチ外となった。
2分、入れ替わって前にでた永井に対してキムテヒョンが手で止めてイエローカード。ほぼ最初のプレーでCBにカードが出るのは大変。
3分、田中がキレのあるステップを見せて本山へ繋ぎ、逆サイドの河野へダイレクトパスを通す。河野の低いクロスに永井がボックス内で合わせようとする形。
4分、右サイドで河野と田中の関係で河野が裏を取りCBとGKの間に速いクロス。
5分、CKでデザインプレー。河野のボールはボックスのやや外へ、大外からムークが合わせてダイレクトボレー。ボックス内で誰かがコースを変えれれば。
6分、田中が深い切り返しから前に持ち運ぶ形でファールを貰う。
7分、本山がニアゾーンにボールを持ち運びクロスまで。最後は自分に当たってしまいゴールキックに。
9分、仙台は左サイドでごちゃごちゃしたところから中島がアーリークロスを中央の中山へ。堀田が先に対応。
10分くらいまでは岡山が前から圧力を強めて、セカンドボールを回収していて岡山のペースで時間が進む。ただ、仙台も中島のアイデア一発でひっくり返す可能性もある。
11分、河野がダイレクトでキムテヒョンの裏へ浮いた球を供給し田中が走り込む。
15分、セカンドボールが仙台に流れる時間帯。クロスに対して真瀬が逆サイドから飛び込んでくる形。
18分、3421のミラーゲーム。
19分、本山が遠い位置から思い切りのよいミドルシュート。GKの手前でバウンドする嫌らしいボールに。
21分、バイスと徳元の間に下りた本山が堀田からボールを受けてハーフラインまで持ち上がるが、横パスが合わず。輪笠にも同じラインであがって欲しかったか。
23分、佐野ムーク永井で囲みパスミスを誘う。三人の距離感がとても良いように感じる。
24分、佐野が中盤でハイプレスからボールを奪取しロングシュートを狙う。
26分、ゴールキックに蜂須賀が中に入って競り合う形。
27分、フォギーニョの縦パスを間で受けた中山が振り向き様に左足でミドルシュート。中島が裏へ抜ける動きを見せた瞬間に狙ってくる。
29分、カウンターから中島がミドルシュートを狙ってくる。
中山や中島は遠い位置からでも狙って決めきる力を持っているので要注意。
31分、2ラインが揃っている外からだが、前が開いたら積極的にミドルシュートを狙っていく輪笠。
32分、フォギーニョが右サイドで単独突破。中の中島へつけたところへムークがしっかり戻ってノーファールで潰す。
34分、キムテヒョンから河野の裏へのボールが氣田へ通る。ニアゾーンからマイナスの折り返しが中島に入りシュートへ。ヒヤリとする場面を作られた岡山。
35分、フォギーニョの縦パスを受けた中島が仕掛ける。切り返してシュートを狙うがバイスがカバーに入る。
フォギーニョの縦パスが目立つ。いいタイミングで中に打ち込まれるので対応がし辛い。
37分、仙台のFK。低いボールを入れてニアでフリックしてファーで合わせる形。
38分、松下に田中が当たりにいくが交わされて仙台が左で前進する形。氣田がサイドのレーン、蜂須賀が内側のレーンに交差する。キムテヒョンからのパスが少し緩く河野が前向きでボールをカット。
39分、河野の運び出すタイミングで右の奥のスペースに走り出す田中。この動きにパスを通す場面も何度か見られたので警戒する松下。そこには出さず中央のムークにパスを入れる河野。斜めに動く永井へ鋭いパスを出してボックス内へ走り出すムーク、相手に当たってコースが変わったボールを身体を預けながら落とす永井、左足でニアへ流し込むムーク。素晴らしいカウンターから岡山が先制。
40分、田中が1人剥がして佐野へのパス。これはクリアされるが徳元が拾いミドルシュート。こぼれ球をムークがダイレクトボレーを狙うが枠外。
43分、良い出足でボールをカットする佐野。
45+1分、柳のクリアボールを田中がトラップ、裏のスペースへ走り出した佐野へ絶妙のクロス。左足のトラップが少し後ろに流れたか。ただボールを残しボックス内で仕掛け、抜け出してシュートまで持ち込む。
前半、いい時間帯に先制点が取れた岡山。外国人枠の関係でなかなか出番が回って来なかったムークがしっかり結果を残す。
このあたりのマネジメントも木山監督だからこそなし得た事だと個人的に思っている。
45分、仙台、中島→富樫(#42)。
48分、真瀬がDFラインの背後に走り、松下からのロングパスを受けようとする動き。
50分、ファールを受けた後のリスタート、大きく蹴らずに柳とのパス交換を挟むバイス。氣田が食いついてきて、それに連動してフォギーニョが本山へ寄せる。氣田とフォギーニョが出た裏のスペースで田中が受けて反転、蜂須賀の裏を取った河野へスルーパスを通す。永井がトップスピードで中へ、ムークがマイナスの位置で手を上げる、逆サイドからは佐野。河野の選択は抜ききる前にクロスをファーへ。若狭の前を取った永井と逆サイドから飛び込んだ佐野が重なるが、佐野のほうが体勢が良かったので永井が譲る形。佐野が合わせたボールは誰にも当たらずにゴールネットに吸い込まれる。永井が目一杯ジャンプしてシュートの邪魔にならないようにしていた。岡山が追加点。
代表(U19)帰りで、バースデーゴールを上げる佐野航大。これが持っている男か。
54分、クリアボールを本山が拾いキムテヒョンの裏のスペースへ蹴り込む。永井が抜け出し先にボールを触ったところで接触があったか。ボックスの際、振り切れれば決定機(少なくともフリーでシュートまではいけたはず。)だった。ただ、判定はノーファール。微妙なところ。
58分、徳元のシュートの跳ね返りを河野がダイレクトシュート。外れてはいたが勢いのあるいいシュートだった。
58分、仙台、蜂須賀→内田(#41)、若狭→フェリペカルドーゾ(#15)。442もしくは3412気味か。
65分、中盤で潰しきれなかった岡山、右でフリーの真瀬がボールを受けてボックス内のカルドーゾへ横パス。カルドーゾが素早くシュートを放つが堀田の正面へ。
68分、岡山、ムーク→ハンイグォン。
69分、仙台、松下→梁(#10)。
70分、バイスからの対角ロングパスが河野へ。
72分、佐野が真瀬からボールを奪い取る、真瀬が取り返しにきたところでファールを貰う。このボールタッチと落ち着きである。
72分、自陣からのフリーキック、バイスは左サイドに視線を送りながら右サイドの河野へピンポイント対角ロングパス。このパスだけでもスタジアムで見る価値がある。(2014年、上田康太のロングパス並み。)
75分、左サイドからのクロスにカルドーゾがニアに飛び込み、後ろから中山が詰める形。誰かが触れれば1点のボールだった。
78分、岡山、本山→仙波、佐野→成瀬。
78分、仙台、フォギーニョ→名倉(#28)、足をつったフォギーニョが交代。
80分、田中とのワンツーで河野がうまく内側を取り、逆サイドの成瀬へパスを送るが少しずれてしまう。
84分、成瀬がうまく抜け出してカウンターの形を作るがシュートまではいけず、逆に潰されてカウンターの形を作られる。
88分、岡山、永井→木村、田中→宮崎智。宮崎智はボランチでの起用。
89分、ハン、木村で前からプレスにいきボールを回収、仙波のシュートまで。
90+1分、梁に対してハンが前から埋める、名倉には宮崎がしっかりついている。名倉にパスが入った瞬間当たりにいき、佐藤へのバックパスに仙波が詰める。佐藤からの逆サイドへのパスを仙波が身体に当てて、跳ね返りのボールから目を切らず落下地点に入りシュート。一度はGK小畑に弾かれるが頭で押し込んだ仙波がプロ初ゴール。岡山が駄目押しの3点目。
90+4分、カルドーゾのクロスに富樫がボックス内でシュートまでいくが堀田がしっかり弾き出す。
勝った岡山はホーム5連勝(!!)。内容も完勝と言って過言ではないと思う。
試合後は勝ちスタバをキメて帰宅。
【試合結果】
ファジアーノ岡山 3vs0 ベガルタ仙台
40分 ステファン・ムーク(岡山)
51分 佐野航大(岡山)
92分 仙波大志(岡山)
サッカー見たぞ記録
(*敬称略)
(**あくまでも個人の感想です)